ご挨拶に代えて・・・・主宰のつぶやき

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(啄木詩集『あこがれ』と歌集『一握の砂』の初版本)
ご挨拶

 この度「湘南啄木文庫」のホームページを開設致しました。試行を兼ねて2004年4月13日よりデビューしておりましたが、本日、2004年6月7日より正式にホームページの掲載を行います。

 目的はひとつ、啄木を愛好する人、研究する人に、文献を主流とした啄木の情報を伝えたい、との思いです。

 一年ほど前に「パソコン独習ブック」を買い込んで習い始めたのですが、多くの知友に教えて頂き、ようやくここに開設できました事を感謝いたします。
 特に「M Iサークル」のパソコン仲間の皆さんと、指導者の池田友子先生。
 そして、我が家の次男坊どの。彼は離れて暮らしてますが、PCの達人?なので、本当に心強かったです。

 さて、私が初めて啄木の歌と出会ったのは、遠いむかしのことですが、中学2年生の教科書であったと記憶しております。福島県の山間の学校でした。担任の芦間直輝先生が歌人、窪田空穂の直弟子であり、結社雑誌「槻の木」の同人であった事から、熱のこもった国語教室に魅了されたのかも知れません。

 私たちがそうだったように、何時の時代も子供たちは、学校の教師や親の生き方から、多かれ少なかれ、自分たちの生き方を学んで行くのだと思います。
 そして私自身は、人生の多くを啄木の歌に慰められ、励まされて来ました。
 このような人生経験を拙著『資料 石川啄木〜啄木の歌と我が歌と〜』(武蔵野書房)につづりましたが、啄木の歌に励まされて、人生の苦境を乗り越えた人も多くあるように思います。

 そのような人たちと、啄木の歌についてゆっくりと語り合いたいものと思いまして、湘南啄木文庫では毎月一回、第三木曜日の午後(予定)、近くの「南が丘公民館」において「湘南啄木短歌会」を開いておりますので、どなたでも遊びに来て下さい。

 過日(2004年5月15日)、横浜市の「開港記念会館」において「横浜啄木文庫」主宰の小木田久富氏によって「横浜啄木の集い」が開かれました。
 この催しには、私も参加しておりまして、当日は司会進行係を務めましたが、48名の定員会場に56名の方が来場され、主催者が叱られる場面もありました。

 この会のことは、開催一ヶ月前に神奈川新聞の「自由の声」という読者欄に小さく紹介されたのですが、それを見て楽しみに、と記憶して集まってくれた多くの方々を前に、私は感激しました。
 啄木の歌にある温かなもの、それは「心のふるさと」のようなものですが、私はその場に集い来た人の心に、その温かな「心のふるさと」を見たような気持ちでした。

 本来、人の心というものは、ぬくもりのある「温かなもの」ではないでしょうか。
 私は何時も、この温かな気持ちを忘れずに生きて行きたいもの、と思うのです。

 このホームページも多くの啄木ファンや研究家の皆様に、ご愛顧頂けますように努力致しますので、ご指導のほどをよろしくお願い申し上げます。

        2004.6.7 湘南啄木文庫主宰・佐藤 勝

※追記=本日、我が家の次男坊が久しぶりに遊びに来たので、このページへの来訪者数把握カウントなるボタンを設置してもらいました。したがって、カウントボタンは本日から始動致します。(2005年6月2日)

 
松本淑基 歌集 『まあるい地球はしあわせ今日も』
短歌&写真 A4変判 88頁 2000円 

 本書の著者は旅が好きなようで、国内外の写真と合わせ鏡のように楽しみながら読める歌集です。
 知人を介して頂いたのですが、短歌結社誌「ポトナム」に発表された歌と写真のコラボです。
 下記に抄出した歌は私の好きな青春短歌なのですが、敢えて私は作者の年齢は記さない。
 なぜなら、青春短歌に作者の年齢は無関係だと思うから。 
 Oさんのお陰様で、本書に出会い、楽しい歌の旅をさせて頂きましたことを感謝します。


※ 含羞とかなしみ秘めて微笑みぬ遥かにありて君はポラリス

※ 握りしむ拳開きて橡(とち)の葉の五月の風にはばたきいたる

※ あんなにも夕空が怪しかったからやっぱり雨です今朝の旅立ち

※ やわらかき君の指もて摘みくれし姫蔓蕎麦(ひめつるそば)はいま盛りなり

※ 靴底に凍て付く雪はそのままにバスに飛び込む極限の旅

このコーナーの本は湘南啄木文庫が,啄木愛好者へお薦めする本です。
(本の表紙写真をクリックすると大きくなります。)
(20)以降の啄木関係推薦図書は「啄木文献よろず案内」又は「新着ニュース」のコーナーにて紹介しております。(2007年3月)


(その19) 脇巽著『石川啄木 東海歌二重歌格論』同時代社(品切れ) 1600円+税 07・1・25
本書に関する紹介は私が著者宛に書いた私信の一部を以下に載せますが、啄木ファンの方はぜひ、井上信興著『終章 石川啄木』(渓水社)と合わせてお読みになられる事をおすすめ致します。啄木短歌がさらに楽しく読めるようになると思います。(2007年2月10日 佐藤勝)

 (前文略)
 西脇先生の矢継ぎ早に刊行されます啄木図書には、まさに感嘆の思いであります。正直もうしまして、先生が何故、これほどまでに、啄木の特に「東海歌」にこだわるのか、と不思議に思ったこともありましたが、先生のこだわりは、大衆に受け入れられた啄木の原点がこの歌にある、という事なのだと思いはじめましたら、素直に読めるようになりました。

 先日、広島の井上信興氏から「〔東海歌〕に関する諸説」(論稿の綴り21枚)と題した原稿のコピーを頂きまして読み終えた所ですが、東海歌に詠まれた場所に関する諸説の中で、井上氏は西脇先生の説と同じ大森浜である、がその解釈には差異がある、と書いておられます。

 これは両者の歌を読む解釈の基本的姿勢の相違だと私は解釈しております。井上氏はどこまでも歌はありのままに、素直に読めばよい、という姿勢であり、西脇先生は精神面、心理面からの読み方を大切にした姿勢を持たれているからだと私は解釈しております。

 西脇先生が、この度のご著書の刊行の発端の一つに、私の拙い疑問にお応えして下さるような気持ちもあった、という事を記されていることには、今更に赤面のいたりでありますが、私は何時も、どなた様にも、感じたままの感想を申し上げてしまいますので、その結果が、良いとは限りませんが、西脇先生のように、さらなる啄木顕彰に繋がった事を知りますと、恥ずかしさも忘れて嬉しいかぎりであります。(以下略)
二〇〇七年二月六日    佐藤 勝拝
西脇 巽先生


(その18)
感動、感動のエッセイ集です!

三枝昂之著『こころの歳時記』(品切れ)

(山梨日日新聞社)
2006年7月10日発行 四六判 210頁 2000円+税
(その17)
今年5冊目の啄木図書!

井上信興著『終章 石川啄木』渓水社

2006年6月26日発行 四六判 209頁 1800円+税
(その16)

石川啄木生誕120年記念

『石川啄木と石上露子』─その同時代性と位相─ (品切れ)A5判 2381円 238頁 光陽出版社 06・4

 啄木歌「地図の上朝鮮国にくろぐろと墨をぬりつゝ秋風をきく」の鋭い分析と今日的意義を解明し、明治の社会主義詩人山口孤剣、半封建社会のなかで真実の愛を求めた石上露子との同時代性を探る。(帯文より)

(その15)
池田 功著『石川啄木 国際性への視座』 A5判 346頁 6800円 おうふう 06・4

<帯文の紹介>
「国際人」としての啄木の貌をさぐる
啄木におけつ朝鮮・中国などの東洋、そしてドイツ・アメリカ・ロシアなどの西欧への認識、またそれらの地での翻訳や研究状況などの調査、さらに尹東柱、Heinch Heine、トルストイとの比較などを通して、啄木を「国際詩人」として位置づける試み。

(その14)
『啄木』〜よみがえる20世紀を代表する歌人の生涯〜 (品切れ)A4判(週刊誌大)
 2冊組2000円+送料 (第1部154頁/第2部148頁)
 南アルプス書房刊行 06・3・31
 この本の購入希望者は湘南啄木文庫までメールでお申し込み下さい。


(その13)
雑誌「青森文学」第73号 600円+送料240円  青森文学会 05・11
(啄木関係文が満載です。詳しくは★特集号雑誌等のコーナーをご覧下さい。)
お申し込みは湘南啄木文庫まで。下記のメールにてどうぞ。


(その12)
上田博編『明治文芸館 V』 A5判 218頁 定価2450円+税  嵯峨野書院 05・10・10
(3篇の啄木文献の収載あり)
↓ 湘南啄木文庫では『明治文芸館 V』 定価2450円+税を
著者割引価 2000円にてお頒け致しております。
(お申し込みは、このページ最終のアドレスから)



結婚しない若い人にすすめたい本が、また出ました!
(その11)
↓ 上田博編『大正の結婚小説』 A5判 218頁 2100円 (株)おうふう 05.9 
 湘南啄木文庫では『大正の結婚小説』 定価2100円+税を
著者割引価格1800円にてお頒け致しております。
(お申し込みは、このページ最終のアドレスから)



(その.10)
 *三枝昂之著『昭和短歌の精神史』 四六判 3800円+税
 本阿弥書店 05・7・20

 この度、三枝昂之著『昭和短歌の精神史』を読む機会があった。以下は三枝昂之、今野寿美両氏の主宰する短歌結社「りとむのホームページ掲示板に私が書き込みをした文章ですが、この掲示板には早速に、寺尾登志子氏や片山昭子氏の熱い読後感が寄せられています。(05.9.10

三枝昂之著『昭和短歌の精神史』を読んで、感動しました!(05/8/21/佐藤 勝)

「私はこのたび三枝昂之著『昭和短歌の精神史』(本阿弥書店)を読み終えました。そして、これは歴史的な大著というべき書だと思いました。
このような事をこの掲示板に書き込むのは、何方から見ても目的外になってしまいそうですが、やはり一言、書かせて下さい。すでに寺尾登志子氏(7月29日)の投稿や藤原龍一郎氏の日記には、紹介されておりますが、お二人にはご寛恕頂きまして、これでは今の私の読後感は満足しないのです。
「りとむ」7月号の誌上「百舌と文鎮」で三枝先生は自著『昭和短歌の精神史』(本阿弥書店)について、この書を「<昭和短歌史>としないで<昭和短歌の精神史>としたのは、それが短歌史的なできごとの網羅的な作業を意図していないからである」と書いておられましたが、私はこれまでの短歌史には、ある一面のみが意図的に強調され過ぎたきらいがある、と思っておりましたが、本書については、とにかく、ここまで親切で公平に「戦中戦後」を記された短歌史(敢えて短歌史)を、私は知りません。このような読者の私を浅学ゆえ、と言われる方には、その例をあげて欲しい、と反論したくなるほど、三枝氏の言葉は冷静であるが熱く、しかも公平に、当時を生きて詠み続けた、あるいは、詠む事も出来なかった人たちの無念も含めて語られています。未読の方は是非ご覧になって見て下さい。そして、あなたの読後感をご披露下さい。
 「りとむ」の会員でも無く、短歌の一読者にすぎない私なので、ちょっと場違いと思いましたが、大著を読み終えて昂ぶっている思いを、先ずは日頃から三枝先生の歌や文章などに接する機会の多い、掲示板読者の皆さんと一緒に、語り合ってみたかったのです。そして、この感動を一人でも多くの短歌愛読者とともに分かち合いたいと思うのです。」

(その9)
 *井上信興著『薄命の歌人・石川啄木小論集』(品切れ) 四六判 213頁 1500円+税  渓水社 05・4・10
 主宰が書いたこの本の紹介は渓水社のHPでもよめます。

(井上信興著『薄命の歌人・石川啄木小論集』(品切れ)

 著者の井上氏は『実録・石川啄木の生涯』(2001年・文芸書房)をはじめ、『啄木私記』(1987年・渓水社)『続 啄木私記』(1990年・そうぶん社)『新編啄木私記』(1992年・そうぶん社)『啄木断章』(1996年・渓水社)など、多数の啄木図書の著者であるから、啄木研究者や愛好者には広く知られている研究者なのだが、広島県在住の医師である氏が、啄木に惹かれた理由のひとつに、岩手県で医学を学び、勤務医師として函館市に長く住んでおられた、ということにも所以していると思う。 井上氏はかつて「東海歌」の詠まれた原風景は何処か、という問題について「函館」という岩城之徳説を支持し、それを補強するすぐれた論文を発表している(『新編啄木私記』などに収録)が、氏の研究の特徴のひとつは、科学的に考察する怜悧な視点である、と言えるでしょう。それは今回の著書に収められた小論文の処々にも見られるが、「東海歌」の問題ひとつにしても、科学的に論証することで、決めつけでは無いが説得力を発揮する、というのが氏の手法であって、それが私のような読者にはとても小気味良いのです。(2005年4月16日記)

(その8)
碓田のぼる著『坂道のアルト』 (品切れ)四六判 1905円+税 311頁 光陽出版 05・2

  (碓田のぼる著『坂道のアルト』)

*短歌を読んで感動したい、と思う人は、この本をぜひ読んで下さい。誰のどんな歌を読めば良い歌と出会えるかがわかります。勿論、決めるのは貴方ですが、万葉から現代の歌人まで、著者が心にしみいる文章で紹介してくれます。

(その7)
三枝ミ之編『歌人の原風景』(品切れ) 四六判 379頁 3000円+税  本阿弥書店 05・3

(三枝昂之著『歌人の原風景』)

*明治に活躍した近代歌人と、それに次ぐ現代歌人の狭間で活躍した歌人たちは、大正生まれの人たちでした。その歌人たちには、忌まわしい太平洋戦争の、戦中戦後の時代がありました。 青春の最中が、まさに命を賭けた苦難の時代であったことを、現代の私たちはもう一度考えてみたいものです。 それは雑誌「歌壇」に連載した、12人の歌人たちへの三枝ミ之氏のインタビューによって明かにされました。この本はその記事の集大成です。歌風や主義、主張を超えて誰の言葉からも感動するのは、語られていることがすべて真実だからだと思います。聞き手である三枝氏の言葉にも、うなづかされます。

(その6)

西脇 巽著『啄木と郁雨 不滅の友情』 (品切れ)B5判 303頁 1200円 青森文学会 05・3

↑ この本は湘南啄木文庫でも頒布します。
詳しくは「余剰本コーナー」の新刊書頒布欄をご覧下さい。

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 さて、この本は昨年の夏に「青森文学」という雑誌に発表された論文(「石川啄木、宮崎郁雨 義絶の真相」)をまとめたものですが、図書新聞などでは論文掲載時に、同人雑誌評の欄でほめていたものです。 内容は、国際啄木学会の現会長である近藤典彦氏や、作家の井上ひさし氏の「国文学」雑誌での対談記事の中で、啄木の妻節子と宮崎郁雨とのあいだに不貞操なことがあった、と受け取れれるような発言をしてることに対し、それを批判し、啄木と郁雨の不名誉を払拭するために、二人の「義絶の真相」を追求したものです。 文章の読みやすさ(分かり易さと言うべきかも)は、もとよりだが、著者の視点(論主)が、啄木にも郁雨にも悪さは無い、というところにあるのが何よりも嬉しい内容です。 これならば近藤氏も無視せずに応えなければならない、と思うのですが、それでは野次馬根性が強すぎる、と言うものでしょうか。とにもかくにも、プロの作家や専門の研究者でない著者が、啄木の歌を丹念に読み返して得た真実は、説得力のある内容です。 しかし、個人的には井上ひさし氏の陰謀を計ったという作品も読みたいし、実証主義の近藤氏には、秘匿されてるかも知れない節子側の資料の発掘なども含めて、反論を是非書いて頂きたいと思います。 小説家の澤地久枝氏が、節子側資料の秘匿を感じさせる文章を書かれていた気がするのですが、いつ、何にだったでしょうか。 ともかくこの本は、これまでの西脇氏の4冊の啄木図書には見られない程、熱い内容のある本です。また、啄木大好きな人間にとっては必読で値段も格安なのですが、発行所が一般の人には買い難いので、湘南啄木文庫でも販売させて頂く事にしました。ご注文頂ければ有難いです(但し割引はありません)。

(その5)

*碓田のぼる著『石川啄木――その社会主義への道』(品切れ) 四六判 255頁 2200円+税 かもがわ出版  04・9
    
   (↑碓田のぼる氏の著書)

(書評) 
熱い啄木評論の復刊!碓田のぼる著『石川啄木―その社会主義への道』

 本書は昭和48年3月に東邦書房から刊行された、評論集『石川啄木』を復刊したもので、著者はその「あとがき」で旧著に引用した資料の順番などに、一部の誤りがあり、「長い間気にかかっていた」と記している。
 作者にとって30年以上も前の自著の復刊は、嬉しい気持と共に多少の含羞も抱くことだろう。
 そこで多くの作者は作品に手を加えたりするが、それでは初版の持つ魅力が半減してしまう。 本書は資料の訂正に留めている。故に初版を読んだ時と同じ、熱い感動が伝わって来たのであろう。
収録されてる論考の多くは著者の三十代前半のもので「若書きの恥かしさもある」と記しているが、今日の、思想的啄木研究の基礎は、本書に遍く示されている。
啄木思想の研究論は多い。が、本書のように著者自身が「啄木体験」をした人の論は少ない。「啄木体験」とは勿論、著者の生活体験である。
 著者は昭和3年、長野県の山間の村の小農家に生まれた。〃社会主義者啄木〃と出会うのは、18才の時。北海道の炭坑労働者の飯場。ベニヤ板の壁に書かれた、〃地図の上朝鮮国にくろぐろと墨をぬりつゝ秋風を聴く〃の歌であった、(『ふたりの啄木』労働旬報社)と言う。爾来著者は〃啄木の社会主義〃を考えて来た。
 著者の記憶には「啄木から出発した歌人はのびてゆく」と記した、土屋文明の言葉があるという。私はそこに評論家も、と付けたい。    (この書評は「短歌新聞」平成16年10月10日号より転載しました。)

*追記、上記の碓田氏の著書については、04・11・14付けの「しんぶん赤旗」に、望月善次氏の卓越した書評が載りました。


↓上田博編『明治文芸館 V』 A5判 218頁 定価2450円+税  嵯峨野書院 05・10・10
(3篇の啄木文献の収載あり) 湘南啄木文庫の割引価格、税共2000円


佐藤 勝著『石川啄木文献書誌集大成』 A5特大判 549頁 6800円 武蔵野書房 


本書は、第15回・岩手日報文学賞「啄木賞」と、
第3回・ゲスナ―賞索引目録部門「銀賞」を受賞しました。詳しくは各賞のページをご覧下さい。


藤 勝著『啄木の肖像』 (品切れ)46判 361頁 3000円 

*本書には筑摩書房発行の『石川啄木全集』に未収録の啄木書簡15点、及び短歌11首と、ほかに貴重な書簡の写真紹介などがあります。


佐藤 勝著『資料 石川啄木〜啄木の歌と我が歌と〜』 A5判 323頁 2987円 武蔵野書房

*「本書は「湘南啄木文庫」を主宰する著者の30余年に及ぶ研究文献4800余点を研究者・愛好者に提供するものである。著者の親切は行き届いた書誌上の配慮に明らかであるが、著者の真心が何処に由来するか、本書第二部によって深くうなずかされる。 お米を借りるために弟と雪の峠を越えた幼い日から、さまざまな人生の辛さを背負った著者の半生が、天才啄木を苦しめた時代と不遇に重ねられて語られる。著者のやさしさは全編に溢れ、類書の追従を許さない。啄木研究に、この一書は重い。」 (上田 博(立命館大学教授・文学博士)帯文より)

↓ 「湘南啄木文庫収集目録」ー2007.12〜2010.11発行の文献目録ー第25号 A5判 632項目、721点の啄木文献を記載  頒布価格500円(送料無料)


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*佐藤 勝の本は共著も含めて、すべて著者割引価格 にて頒布しております。


↑ 『石川啄木文献書誌集大成』6000円(著者割引価格)・武蔵野書房

(品切れ) 『啄木の肖像』 3000円(著者割引価格)・武蔵野書房

↑ 『資料 石川啄木〜啄木の歌と我が歌と〜』2000円(著者割引価格)・武蔵野書房

↑ 国際啄木学会編『石川啄木事典』(共著)新着入荷しました4000円(著者割引価格)・おうふう 
『石川啄木事典』は只今在庫が切れておりますので、新刊書店または出版社へお申し込み下さい。

↑ 上田博編『明治の結婚小説』A5判 223頁 1800円(著者割引価格) (株)おうふう  04.9

↑上田博編『大正の結婚小説』 A5判 218頁 1800円(著者割引価格) (株)おうふう 05.9


↑上田博編『昭和の結婚小説』 A5判 220頁 1800円(著者割引価格) (株)おうふう 06.9

(品切れ中)上田博編『路傍の草花に〜石川啄木詩歌集〜』 四六判 250頁 1800円(著者割引価格) 嵯峨野書院  99.4

(入荷しました)上田博編『随想選 〜沈黙と思索の世界へ〜サフラン』 四六判 246頁 1800円(著者割引価格) 嵯峨野書院  02.10

* 上記載の書籍と「湘南啄木文庫収集目録」のお申し込みは記載のように著者割引価格でお受け致します。
 湘南啄木文庫へEメールでお申し込みください。


 また、湘南啄木文庫では重複して収集した啄木文献を、
ご希望の方にお譲りしたいと思い、〃余剰本コーナー〃を設けましたのでご利用下さい。

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