しょうくんの死

震災のときゆうちゃんとしょうくんは一歳半でした。私達がしょうくんの話をしなかったら、ゆうちゃんはきっとしょうくんの記憶が消えていくでしょう。

なくなったしょうくんを避難していたところのお布団で寝かせていたとき(1月17日から19日まで）ゆうちゃんは亡くなってしまったしょうくんをただ昼寝をしていると思っていたようでいつも通り、起こそうと体をたたいたり横にくっついてみたり･･･

納棺したとき お通夜のとき皆でおかんの窓からしょうくんを見ていて、ゆうちゃんにもそれを見せていて、私たちが、「しょうくん、バイバイね」とゆうちゃんに言ってふたを閉めようとすると、ゆうちゃんは閉めちゃだめと言うようにおお泣きして閉めさせてくれませんでした。そして、一晩中ふたは閉めないままで過　ごしました

火葬場で 最後のお別れのとき、 なぜかやっぱり泣いていました写真になってしまったしょうくん お葬式のときからしょうくんは写真のしょうくんになってしまいましたさわることもできず、遊ぶことも出来ず、亡くなる10日前にやっとお互いを名前で呼べるようになったのに、呼び合うことも出来ず、写真のしょうくん････その写真さえもゆうちゃんがさわれない少し高い場所に置かれてしまいました。

その時には、優ちゃんの文章をこちらに追加したいと思っています。