J.P.ホーガン

インフィニティ・リミテッド(上下)

book2_011 創元SF文庫 663−15−16
(上)
作家という肩書の裏で、フリーの諜報活動を続けるバーナード・ファロン。今度の依頼も、当初は第三世界にありがちな小競り合いとしか彼の目には映らなかった。ズゲンダなる独裁政府と対する共和戦線から、傭兵部隊の編成と敵の動向探査という、相次ぐ依頼・・・・そこへ旧知の人物が突如姿を現す。われわれ<インフィニティ・リミテッド>のために両者の仕事を引き受けてほしいと。
(下)
いかなる国家にも政治機構にも、どんな主義や信条にも忠誠を誓うこともなく、自由な個人主義を標榜する国際民間組織<インフィニティ・リミテッド>。彼らの支持する共和戦線側に回ったファロンは、二重スパイになりすまし、政府中枢部への潜入を続ける。だが、組織が真に標的と定める敵は誰なのか。独裁政府の背後にまで手をのばすことは可能なのか。未曾有の国際謀略サスペンス。


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