J.P.ホーガン

マルチプレックス・マン(上下)

book2_009 創元SF文庫 663−10−11
(上)
気がついた時、ジャロウは七ケ月間の記憶を失っていた。知人たちのもとを訪ねるが、誰ひとり彼のことを知らない。それどころか、彼は五ケ月前に死亡したのだという。では、一体この自分は誰なのか? 身辺に残された手がかりをたぐるうちに浮かび上がった、彼自身がキイとなる恐るべき計画とは。宇宙に人類が進出し、世界構造も再編された近未来社会に展開するハードSFサスペンス!
(下)
人間そのものを根底から変えてしまう発明。それは軍部による極秘プロジェクトとして、大統領も知らぬ間に完成されており、実用化の時を待つばかりだった。だが、計画の中心人物である天才科学者が謎の失踪を遂げていた。究極の特殊工作員は、彼を追いつめるべく世界の壁を越えて狩りを始めるが・・・・・・宇宙圏側の反対勢力がこの機会を逃がすはずがなかった。何重にも仕掛けられた罠!


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