レコード色々
shi's familyへ MyHomePageへ MyAudioへMyAudio UpDate 2011/03/01
やはり、レコードの輝きは、CDとは別世界だ!
70〜80年台、そう、CDが世に出る前後が、オーディオエイジの最後のピークかと思う。
聴くたびにすり減るレコード盤を大事に扱っていた時代が、少し懐かしく思う、多分、最後の年代だ。
レコードショップに並んでいるレコードを器用?に、両手で端から端まで、パッパと取り出し(抜き出し)て眺め、今日の1枚を選んでいたものだ。
特に輸入盤を眺めるのが楽しかった。良くわからないまま、「ジャケットGood=いいレコード」の方程式で買い込んでいた。
CD全盛になってからは、ほとんど、CDもレコードも購入しなくなった。何か取りつくものが無くなった。
いまは、音楽媒体が物理媒体から電子媒体に移行している。結構、ハイビットの音源などを聴くと、昔、それなりに熱中したオーディオエイジの時代が蘇る気がしている。
以下の内容は2001年当時に書き記したものとなる。
やっと、我が部屋の環境整備が一段落し、オーディオも旧世界の機材だが、聴ける様になった。
聴けるとは、CDでなく、レコード(アナログレコードと断らないと正しい意味が伝わらないかな?)が聴けること。
CDでは聞けると書くべきか?
左写真は、初めて買ったレコード。(昭和47年4月購入..1972年だ)
(ワルター・カーロス/スイッチドオンバッハ SOCN14004 CBS-SONY)
初めてのレコード=洋盤&SQ4チャンネル&電子音楽&クラシック? .. と、
かなり一般的でないもの。なんでこんなレコードを買ったのか。
今となっては、我が7不思議のひとつと思える。
もっとも、何枚かは自分のではないレコードや貰い物なんかもあったと思うが、正真正銘、これが、自腹第一号のレコードだ。
当時、どんなアンプがあったか、スピーカーは?と、記憶にないが、当時、SQレコーダを買っていたから、これに見合う?だけの機材は 揃っていたと思う。
4チャンネル紹介

45回転で逆回転が売りのレコード 左写真は、逆回転レコードです!
但し、実際にレコードを逆回転させないと聴けない訳ではなく、針を下ろす位置が内側であり、回転につれて針が外側に向かって行く、変なカッティングのレコードとなる。
しかし、多分、理屈は分かるのだが、理屈は考えたくないし、時々聴きたいレコードではなく、人をだます(ビックリさせる)価値のあるレコードと思う。
マニュアルプレーヤーでないと聴けないところが、マニアの心を....、しかし、面倒なレコードでもある。
 
なんで、男ぱかりなんだろう.... 色々手品のあるレコードは、なかなか、楽しめた。
45回転レコードや、ダイナミックレンジの広さが売り物のレコードなど。
とても、CDではまねのできないアナログ故の面白さ、わくわくする期待感がアナログ時代にはあった。
中には、パソコンソフトがワントラック録音されていたレコードもある。
(PC−8001用で歌詞などが楽しめたが、段取りは面倒だった)


左写真は、SQ4チャンネルレコードのサンプル盤。
多分、サンプルと思うが、どの様にして買ったか、貰ったか、不明確。
でも、ソニーの意気込みが男だらけか、今にして眺めると面白くないな。
73/4入手
左写真もSQ4チャンネルレコードだが、カーロスと同様、モーグシンセサイザーを用いたもの。
テープにコピーし、再生速度を段々下げて行くと、サラウンド効果もじわじわと緩やかに回り、CD-4では楽しめないなと面白がった時期もあった。
しかし、こんなジャケットはCDでは不可能だ。
(SWITCHED ON HIT&ROCK/富田SOLL4)

思うに、CDになってから、音楽を聴く楽しみが薄れてきた様に感じる。
別にデジタルを悪者にはしないが、CDの出始めの頃は、レコード産業の低迷時期の様な記憶があるが、その切り札のCDが、今、デジタル時代を迎え、逆にデジタルが故に低迷原因を作り出している皮肉な時代と思う。
改めて、レコードジャケットを眺め、大きさといい、ハンドリングの懐かしさといい、良いものだと再認識をしてしまった。
手持ちの30年近く前のレコードを聞き直しても、納得の行く音で、今に通じる音だし、この60〜70年代以降の録音は、今に通じるサウンドであり、永遠に聴けるサウンドだ。
さらに、50年代でも、レンジの広さを別にすれば、実にいいサウンドを聞かせてくれる。
時間が取れる限り、聞き直したいと思っているが、しかし、今、手元にあるレコードは、我が後半生(も、無いか!)を通しても、とても、聞き直せないが、週に1〜2枚はデジタルダビングをしようとしている。
MP3に変換し、通勤の合間に楽しめるのもデジタルの恩恵だと思うし、やっと、聴ける時間ができた。
レコードについては、どちらかといえば、オーディオを「音」から入った為に、電子音楽や器楽曲、民族音楽など、メジャーでないものが多く、メジャーなもの(曲)は、いつでも買えると思い、あまり買っていない。
逆に貴重でもあるかなと思い、思い込みのあるものからデジタル化とようと考えている。

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