■ BASCOM-AVR (Demo version)のインストール ■


 AVRマイコン用、BASICコンパイラ、「BASCOM-AVR」試用版のインストール方法です。

 ● プログラムバージョンは、Demo Version 2.0.7.9
 ● 機能面では製品版と違いはないそうですが、製品版よりはバージョンが古い場合がある
   ようです。
 ● 試用版にはサポートが無く、商業用(営利目的)には使用できません。
 ● コンパイル後のプログラム容量に4KByteの制限があり、これを越えるとエラーになります。
 ● 記載は、「Windows XP」上での操作です。

 ◎下記ソフトウェアのインストールによる、いかなる障害・損害等も、責任を負いませんので
  了承の上ご利用下さい。



 
● Windows10へインストールする場合は、下記に注意して下さい。
 ・ 必ず管理者権限でインストールしてください。
 ・ BASCOMを実行する前に、コンピュータを再起動する必要があります。
 ・ 最初に管理者権限で実行する必要があります。


1.下記「MCS Electronics」社の「Downloads」ページより、一番下の「BASCOM-AVR Demo」を選択し、
  「bcavrdmo.zip」ファイルをパソコンの任意のフォルダにダウンロードします。
 
        BASCOM-AVRのダウンロード ページ
 
2.ダウンロードされた「bcavrdmo (bcavrdmo.zip)」は圧縮されたファイルなので、解凍すると
  「setupdemo (setupdemo.exe)」という実行ファイルができ、それを起動するとインストールが始まり
  ます。
 
 
3.セットアップ ウィザードの案内
続行する前に、他のすべてのアプリケーションを終了することを勧めます。


続行する場合は、[ Next> ] をクリックします。

4.ライセンス契約
続行する前に、以下の重要情報を読んで下さい。

インストールを続行する前に、この協定の条項を受け入れなければなりません。

 (ライセンス内容は省略)


協定を受け入れる場合は、
[ I accept the agreement ]にチェックを入れ、
[ Next> ] をクリックします。

5.BASCOM-AVRの追加情報
続行する前に、以下の重要情報を読んで下さい。

試用版では、
・コンパイル後に、4KByteの制限がある。
・商業用の機器を開発してはいけない。
・インストールの方法以外は、いかなるサポートも
 しない。
・製品版よりバージョンが古い場合がある。
・プリンターがインストールされていない場合、
 「エラー123」が出ることがある。


セットアップの準備ができたならば、[ Next> ] を
クリックします。

6.インストール先フォルダの指定
BASCOM-AVR DEMOのインストール先を指定します。

もし違うフォルダを選択するならば、[ Browes ]を
クリックして下さい。

最低39.8MBの空きディスク容量が必要です。


続行する場合は、[ Next> ] をクリックします。

初めてBASCOM-AVRをインストールする場合は、指定のフォルダを作成してよいかを問われます。


続行する場合は、[ はい(Y) ] をクリックします。

7.スタートメニューのフォルダを指定
スタートメニューに、プログラムのショートカットを作成します。

もし違うフォルダを選択するならば、[ Browes ]を
クリックして下さい。


続行する場合は、[ Next> ] をクリックします。

8.インストール中
セットアップがBASCOM-AVR DEMOを、あなたのコンピュータにインストールしている間、待って下さい。

9.追加のドライバーやファイルのインストール確認


追加のドライバーがある場合は、インストールの確認画面が表示されます。
使用するドライバーがある場合は、画面に従ってインストールします。
(左画面のパラレルポート・ドライバーは不要です)

続行する場合は、[ Next> ] をクリックします。







追加ファイルがある場合は、インストールが行われます。

 (試用版では何もないと思います)


続行する場合は、[ Next> ] をクリックします。

10.再起動
BASCOM-AVR DEMOの、セットアップウィザードを完了します。

完了するためには、コンピュータを再起動する必要があります。

今すぐ再起動してもよろしいですか?


再起動する場合は、[ Yes,restart the computer now ] にチェックを入れ、[ Finish ] をクリックします。
 

これで、「スタートメニュー」の「MCS Electronics」→「BASCOM-AVR」に「BASCOM-AVR」のショートカットができあがります。


次に、「BASCOM-AVR」を起動して、初期設定を行います。

 
1.案内の表示
 
BASCOM-AVRを起動すると、案内が表示されます。

起動時に毎回表示しない場合は、
[ I understand,do not show this info again. ]
にチェックを入れます。

[ OK ] をクリックします。
○英文の記述内容
 ・無料の「BASCOM-AVR DEMO」をご利用いただき、ありがとうございます。
 ・このDEMOは、教育や個人的なプロジェクトだけに使用できます。
 ・商業用(営利目的)のプロジェクトには、DEMOを使用することができません。
 ・私は理解したので、再びこの案内を表示しません。

更新内容の案内が表示された場合。

起動時に毎回表示しない場合は、
[ Show tips at startup ]
のチェックを外します。

[ Close ] をクリックします。


● 起動時に「Control 'dxDockErrorPanel' has no parent window.」というエラーが出る
  場合は、下記の操作を行ってください。
 ・ メニューバーから、[ Options ]→[ Environment ] と進み、[ IDE ] タグをクリックします。
 ・ [Reset Docking]の右側の[ Reset ] をクリックします。
 ・ これで、各ウィンドウがデフォルトの位置にリセットされます。


 
2.プログラマーの選択

 ◎ 使用する書込器に合わせて設定します。
 
● 「AVRISPmkII」 の場合。 ・左のリンク先のページ内容に従って下さい。
● 「AVRWRT」 の場合。 ・左のリンク先のページ内容に従って下さい。
・BASCOM-AVRが出力した、[HEX] ファイルを書き込んで下さい。
● 「USBasp」 の場合。 ・左のリンク先のページ内容に従って下さい。
● 「Arduino」 の場合。 ・左のリンク先のページ内容に従って下さい。
● 上記以外の書込器。 ・BASCOM-AVRがサポートしていないプログラマー(書込器)の
 場合は、「AVRWRT」と同様に[ External Programmer ] を
 選択して、書込器に合ったソフトウェアにリンクして下さい。
・BASCOM-AVRが出力した、[HEX] ファイルを書き込んで下さい。

 
3.表示フォントの選択
 
プログラム ソースのコメント欄に、日本語を表記
したい場合は、フォントを切り換えます。

メニューバーから、
[ Options ]→[ Environment ] と進み、
[ Font ] タグをクリックします。

右側の[ Font ] ボタンをクリックします。

適当な日本語フォントを選択します。

左の例では、下記のように選択しております。
 ・フォント 「MS ゴシック」
 ・スタイル 「標準」
 ・サイズ 「10」

[ Ok ] をクリックします。

日本語表記についての注意!
 
・BASCOM-AVRは、日本語を対象にしていないため、全角の2Byte文字を1文字と見ていません。
 よって、全角文字を[Back space]キーで消去する場合は、半角2文字単位で消す必要があります。
 不完全な形で消去すると、文字化けした状態で表示されます。
 
・シフトJISコードで、コード「xxA0」の文字、「あ」「唖」「旺」「刈」などの文字を使用した場合、
 次の文字のカーソル位置が半角ずれてしまいます。 (制御コードに間違えられるようです)
 [Back space]キーで消去する場合にも、おかしな動作を起こします。
 コメントエリアなので、プログラムには支障ありません。
 (BASCOM 製品版 V 2.0.7.9 以降では修正されていますので、この問題は起こりません)

 

他にも、オプションで設定できる項目がたくさんありますが、ほとんどは必要に応じてプログラムソースの冒頭に表記することで設定が可能です。
 (使用するAVRのデバイス名やクロック周波数など)
 


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