●カエサル&クレオパトラ
プレイ人数
2人
My評価





ゲーム内容
 カエサルとクレオパトラは元老院議員や高級官僚たちを手なずけ、自分の陣営に引き込んでゆく。

 横に並んだカードの列が貴族グループを表し、両プレイヤーは順番に1〜5の数字の書かれた影響力カードをどこかのグループに置いていきます。そして毎回、信任決議カードを引き、そこで示されたグループについて、その時点で置かれている影響力カードの数値の合計の多い方が、貴族カードを1枚取ることができます。信任を得るためには、単純に影響力カードを置くだけでなく、様々な行動カードにより陰謀工作を計ります。最終的により多くの貴族を陣営に引き込んだ者の勝利となります。




 

各種貴族カード。左から、行政官,風紀監察官,元老院議員,財務官,高級警察官。それぞれ個性的な面々が描かれている。下はその裏面。デザインが何しろ素晴らしい。
 
 
 


 
信任決議カードの一部。カードには、上記5グループのうちどれか一つの名称が書かれており、プレイヤーは裏向きに置かれたカードから毎回1枚ずつ引き、そこに書かれたグループについての決議を行う。右図では、一番上が行政官(PRATOR)、その下が元老院議員(SENATOR)である。
 その下2枚を引いた場合は「祭日」となり、信任決議は行われない。また、一番下のカードは更に今まで表返した信任決議カードを全てシャッフルし直すことを表す。

 


 

 
影響力カード。上がカエサル側、下がクレオパトラ側。1〜5の数字が描かれている。各プレイヤーは毎回、1枚を裏返しに置くか、2枚を表向きに置くかを選択する。また、「P」と書かれたものは「哲人カード」と呼ばれ、信任決議の際にこの哲人カードが含まれている場合、影響力の弱い方のプレイヤー(出した影響力カードの数値合計の少ない方)の勝利となる。
 

  
 

 
行動カード。上がカエサル側、下がクレオパトラ側。相手側の裏向きの影響力カードを盗み見したり、相手のカードを取り去ったり、また、相手の行動を阻止したりするカードが含まれる。
 

 

 
 

感想
とにかくまず、デザインの素晴らしさが目を引きます。独特の細長いカード、そして絵柄。この雰囲気が、プレイする者を古代エジプトの世界へと導くでしょう。二人でプレイできるゲームは割と少ないので、その意味でも貴重です。「ゴースト」等とはまた違った、頭を使う攻防になると思います。1998年ドイツゲーム大賞ノミネート作品です。

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