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こんぺいとうの歌

中田友一作詞 池田小百合補作詞



1  とんがり  つのつの  ふしぎな おかし 
   
   どうして  どうして うまれたの

   ひとつぶ  ひとつぶ  かわいいな


2  でこぼこ  つぶつぶ  ちっちゃな おかし

   ともだち  みんなの  かおがある

   ひとつぶ  ひとつぶ  たのしいな


・『金平糖を守る会』会誌No.18(2004年11月8日発行)で、「こんぺいとうの歌」に曲をつけてくださいと募集したところ、福井潔さん、福井愛喜さん、瓜生美雪さん、加藤貴子さん、下村俊樹さんの曲が、「金平糖を守る会事務局」のある中京大学国際教養学部名古屋学舎宛に送られて来ました。ありがとうございました。
・『金平糖を守る会』では、2005年3月下旬で締め切り、福井潔さんの作品を最優秀作として選び、「中京大学混声合唱団」が初演しました
・インターネットでの募集は2010年7月で修了しました。大谷遊香さん、植木智子さん、ありがとうございました。

(1) 下村俊樹さんの曲を紹介します。
 出だしの「とがった」は、シンコペーションのリズム(タタンタ)で、「こんぺいとう」の形を強烈に印象付けます。
 「どーして どーして」はこのリズムがぴったりです。
 全体に使われているタッカのリズムが、曲をかわいくしています。
 最後の伴奏も「こんぺいとう」が転がるイメージでしゃれています。


(2)私、池田小百合は、下村俊樹さんの曲が、とても気に入りました。
 だれでも ピアノを弾きながら歌えるように補作・編曲しました。
  「こんぺいとう」をイメージして、かわいく歌ってください。 愛唱歌になることを願っています。

 ○歌い方についてのワンポイントアドバイス
  ・「とがったつのの」のシンコペーションが意表をついています。
  ・「ちっちゃなおかし」は、本当に小さくなって歌ってください。
  ・「どーして どーして」は、不思議そうな顔で歌ってください。
  ・最後の「かわいいな」は、思い切り明るくしてください。
  ・Codaは「こんぺいとう」が転がるようすを表現しています。

★「私は時々、世界で一番小さい星を食べる。それはコンペイトウという名で、どの星座にも属していない。」(寺山修司)


(3)作曲は神奈川県・中井町在住の植木智子さん。ありがとうございました。
2010年7月7日「童謡を歌う会青い鳥」初演。


歌って踊ろう『こんぺいとう』     池田小百合

私は、神奈川県の小田原市で、童謡を歌う会を主宰し、歌の指導をしています。2004年12月12日、『第八回 歌は友だちコンサート』を小田原市中央公民館で開催しました。このコンサートは、保育園の園児や親、小学生の手話コーラスやミュージカル、ママさんコーラスや混声合唱団などが参加して、子供も大人も一緒に歌を楽しむ集いです。私たち「童謡を歌う会赤い鳥」と「あしがら童謡の会はとぽっぽ」は、会場の皆さんと『めだかの学校』『赤い鳥小鳥』『お猿のかごや』など小田原にちなんだ童謡を歌い、『こんぺいとう』を歌って踊りました。その様子を紹介します。
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こんぺいとう (関根栄一・作詞 湯山昭・作曲)

一 お星さんが ないたら 
なみだが でちゃった
  ポッケのなかに おちてきて 
パランコ ポロンコ
こん こん こん
  こんぺいとうに なっちゃった

  二 こんぺいとうを なめたら 
おくちに とけちゃった   
ポッケのなかに もうないよ 
パランコ ポロンコ
こん こん こん
  お星さんよ さようなら

 歌詞の中心には、「パランコ ポロンコ こん こん こん」という、なんともかわいい魔法の呪文があります。この歌の一番の魅力です。「お星さんの涙」が「こんぺいとう」になったり、その「こんぺいとう」がなくなったりします。幼児語の「でちゃった」「なっちゃった」などは、子供にとって親しみやすく、大人を一瞬にして童心にかえしてくれます。曲は、言葉のアクセントに沿って書かれていて無理がなく、すぐ覚えられます。童謡は、楽譜を見ないで歌われることが多く、歌いやすいことは重要です。「お星さん」の小さな光と、「こんぺいとう」のほのぼのとした甘さが伝わってくる歌です。この曲は、湯山昭作品集『赤い風船とんだ』(東京書籍)に掲載されています。

≪ペープサートを作ります≫
「星」と「こんぺいとう」の絵を画用紙に描いて、割箸に付けるだけで簡単にできます。「星」は黄色で、「こんぺいとう」の色は自由です。

   ≪さあ、踊りましょう≫振付・池田小百合

(1) (前奏)右手の「星」のペープサートを高く掲げる。左手の「こんぺいとう」のペープサートは、後ろに隠しておく。
(2) (一番)右手の「星」を右から右左に振る。「パランコ コロンコ こん こん こん」で「星」を後ろに隠し、「こんぺいとうに なっちゃった」で左手の「こんぺいとう」を高く掲げる。歌に合わせて半円を描くように踊る。
(3) (二番)左手の「こんぺいとう」を左から左右に振る。
(4) 「パランコ コロンコ こん こん こん」で「こんぺいとう」を後ろに隠し、左手後ろで「星」「こんぺいとう」をまとめて持つ。
(5) 「さようなら」で右手を振る。
(6) (後奏)両手に持った「星」「こんぺいとう」を高く掲げて、こきざみに振る。

 「踊りはいかがだったでしょうか」と聞いたところ、たくさんの拍手をいただきました。人数が多いほどきれいです。
  『こんぺいとう』は会場の人々の心をなごませてくれました。「金平糖」を知っている大人にとっては懐かしい思い出が甦り、それを知らない子供たちには知らせることができました。
うれしいコンサートでした。

▲上は星、下は金平糖のペープサート



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