J.フランセ 「小四重奏曲」
数多くある四重奏曲の名曲の中からこの曲を選んだ理由は…
「単に自分の持っているCDの中で一番多く演奏されていたから」です。^^;
単純な理由ですけど、そうでないとどれから手をつけて良いかわからなかったもので…
私の持っているCDの中で、一番忠実に、そして正確に演奏しているばかりか、 Francaixらしさも出ていると思います。ところどころSopranoの演奏が耳につきますが 聞いている方も楽しくなれる…そんな演奏です。
フルモー…といえば「テンポが早い」ですけど、これもそれほどでもないです。 力の抜けた素晴らしい演奏で、さらに雰囲気もよく出ていると思います。
縦の線はあまり揃っていません。4人が自由に吹いている…という 感じなのですが、それがなぜか美しく聞こえたりするときがあります。 フランス人らしさが出ている…というか、ある意味素晴らしいです。
少し上品なFrancaixを聴きたい…という方にはオススメかもしれません。 綺麗な曲に仕上がっているのですが、少しFrancaixの曲特有の面白さが 前面に出てきていないのが少し残念です。
譜面に忠実に演奏しており、参考演奏としてはよいかもしれませんが、 かえってそれが少し固いように思えます。
全体的におしゃれで曲の雰囲気がよく出ているのですが、 Sop.が少し他の3本と違う感じを受けてしまいます。 とは言っても、この雰囲気は好きなのでちょっと上位に…。
全体を通して丁寧に演奏されています。音色も暖かいのですが、 それらがかえってFrancaixの雰囲気にあっていないように感じます。 個人的に、この曲には少しやんちゃっぽいところがあってもよいと思うので。
演奏が重い上にSop.が少し雑な感じがします。 固めの演奏なので、雰囲気もちょっと違っていると思います。
全体的に重い演奏になってます。「とりあえず曲をこなしました」という 感じなので、あまりオススメできません。
全体を通してベタベタした演奏なので、曲の雰囲気がかなり違うと思います。 また、1楽章のB.Saxの出だしからTuttiになったところでテンポが 落ちてしまったり…とあまりよい部分のない演奏になっています。
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