千厩城 せんまやじょう

1191年頃に金野義綱によって千厩の南に広がる丘陵の一角に築かれた丘城で、1590年の「奥州仕置」で葛西氏が没落すると家臣の金野氏も没落して廃城となったとされる。

▼遺構や見所

■ 主郭跡 ■

城の主郭は現在千厩体育館等がある丘の上にあったとされるが、現状では明確な遺構は確認できなかった。


■ 西郭跡(舘山公園) ■

主郭の丘から谷を一つ隔てた西側の丘に舘山公園があり、城の標柱もここにあるためここが城跡の中心に見えるが、ここは出丸の西郭跡だという。画像は西郭の頂上の最も広い郭跡。


■ 西郭の腰郭 ■

西郭は丘の上の主郭の他は西側から北側の中腹に腰郭がいくつか展開しており、北側からは城下の千厩の町がよく見渡せる。

▼歴史

▼詳細情報

最終訪城日 2017年4月23日
別名 茶臼館、荒茶館
前身 チャシ?
普請開始 1191年
築城完了 1191年
築城者 (設計者) 金野義綱
分類 中世丘城
規模 東西400m×南北200m
標高 標高:113m(※)、比高:約30m ※西郭跡
文化財指定 -
現存建造物 -
復元建造物 -
模擬・復興建造物 -
遺構 郭跡
標柱・説明板 千厩舘山公園の頂上に標柱あり
現状 千厩体育館、千厩舘山公園、住宅地
イベント -
注意事項 -
場所 岩手県一関市千厩町千厩字舘山

▼アクセス

 一ノ関駅前からバスで

JR東北本線「一ノ関駅」前から岩手県交通の「気仙沼」行きのバスに乗り「館山下」又は「千厩体育館入口」で下車。「館山下」から徒歩1分で西郭跡の「舘山公園」。「千厩体育館入口」から徒歩2分で主郭跡付近の「千厩体育館」。 JR東北本線「一ノ関駅」前から岩手県交通の「千厩」行きのバスに乗り「千厩支所入口」で下車。そこから徒歩5分で西郭跡の「舘山公園」。

 千厩駅前からバスで

JR大船渡線「千厩駅」前から岩手県交通の「一ノ関」行きのバスに乗り「千厩支所入口」又は「館山下」(※一関気仙沼線)で下車。「千厩支所入口」から徒歩5分、「館山下」からなら徒歩1分で西郭跡の「舘山公園」。 JR大船渡線「千厩駅」前から岩手県交通の「花泉」行き又は「藤沢」行きのバスに乗り「千厩支所入口」で下車。そこから徒歩5分で西郭跡の「舘山公園」。

 駐車場

千厩舘山公園の丘の上南側に駐車場有り。
■地域別の城
■特集
■その他