奥羽古城散策
■城跡データ
■人物・氏族データ
ouukojosansaku

管理人:貞庵

HOME -> 城跡データ -> 福島県の城跡一覧(会津地方) -> 宮沢城

宮沢城 みやさわじょう

別名
時代
室町時代
分類
中世山城
規模
標高:729m、比高:約150m
現状
円角山(電波塔、山林)
場所
福島県南会津郡南会津町小塩
最終訪城日
2011年11月5日

河原田氏が築いた山城で蘆名軍を迎え撃つための詰城として使用された。現在は電波塔が立つ山林。

城史

年代 出来事
1543年7月21日 蘆名盛氏は会津統一を目指して奥会津へと軍勢を進め、伊南川に沿って河原田領へと侵攻した。河原田氏は駒寄城を放棄して宮沢城へと篭城して戦い、蘆名軍を撃退したという。 『新編会津風土記』

縄張り

城は伊南川の左岸に聳える円角山に築かれた山城で、山頂に主郭があって全周囲が急斜面となっている。西側は尾白山に向かって山続きになっているが、鞍部が深いために独立した山に近い。

【腰郭】
円角山の下層には遺構は見られないが、上層部の東から南にかけての斜面には4段に渡って腰郭が設けられており、多少風化しているがハッキリ残っている。北側にも腰郭の形跡があるが、車道で削られて明確ではない。

【堀切跡】
円角山は西側が唯一山続きになっており、その鞍部に堀切の跡が見られる。現在はその上を電波塔に続く車道が敷かれており、堀が埋め固められているのがよく判る。

【主郭跡】
主郭跡には電波塔が建てられており、改変を受けているため元はどういう状態だったのか不明である。施設は鞍部に向かう西の斜面にも建てられており、ここにも何らかの郭の跡があったと考えられる。

【主郭からの展望】
主郭跡から古町方面を望んだ景色。山頂に高い木が無いため、西側以外には展望が開けており、電波施設と高い草が邪魔だが、なかなかの絶景であった。

アクセス

関連リンク情報