企業診断を読む(2002年11月号)

作成日:2003-01-12
最終更新日:

老舗にみる地域密着型経営

特集は、『「超・専門店」を科学する』である。その中で埼玉にある有名な店3軒を紹介している。 最初の2軒はごく普通に、しかしなみなみならぬ努力をもってお客さんと接している店である。 ところが、3軒めの店は、全くお客のことを考えていない店である。 川越市にある「岩田屋」というパン屋である。インターネットのあちこちで紹介されているので、 詳しくは調べてほしい。簡単にいえば、夜だけ営業している怪しいパン屋で、 客を待たせて平気であるが、それがゆえに客が並び、途絶えることがないという。 こんなようにふてぶてしい店がかえって特色となるのだから、 この特集の「科学する」ということばが無力になりそうである。

私の周りには地域密着型経営をしている老舗はあまり見当たらない。 もっとも私の眼力が鈍いだけかもしれない。

スループット会計で会社を変える!

従来の評価システム(原価会計)の限界とその限界を超えるスループット会計の紹介である。 ここのスループット会計のしくみを理解しようとして何度も挫折した。 これからも挫折するかもしれない。しかしわかったことは、 固定費の配賦のしくみに問題が隠れているということだった。 これを理解すれば、わたしにもスループット会計がわかるかもしれない。 勉強あるのみである。

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