企業診断を読む(2002年5月号) |
作成日:2002-05-29 最終更新日: |
前田智幸さんという経営コンサルタントの方が、インタビューアに答えた記事である。 私にとっては痛快で、思わずその通りと拍手したくなる個所もあった。
例えば、会社に必要のないものとして、組織図を挙げている。全くその通りである。 私は勤務先で ISO 9001 を推進する仕事をしていて、そのため組織図を作らなければならなかった。 実務に従った組織図を書いたのだがこれでは会社の上下関係と違うし、 ということで悩んだ記憶がある。最初から組織図を作らなければよかったのだ。
それから目標がいらないというのも賛成である。わたしのような怠け者には 目標は必要であろうが、本当にできる人たちにとっては不要なものである。 では本当に必要なものとは何か、ということについては雑誌を買って読んで頂きたい。
コンサルティングにおいての核を尋ねられて、前田さんはいくつか答えられているが、 総計 13 にものぼる。無条件でうなずけるものもあれば、首をかしげてしまうものもある。 それでも大変なことにはまちがいない。
最後に「5分でその会社の問題点が見抜けなければコンサルタント失格」という言葉は、 私の心に重くのしかかった。そういわれれば、実務補習の先生も同じ言葉をおっしゃったのだった。
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