泌尿器科医・木村明の日記


電子カルテのバックアップ


電子カルテを使って診療している時は、ハードディスクに保存された過去の記録を読み出したり、モニター(メモリーRAM)に書いた2号用紙をハードディスクに書き込んだりしながら仕事しているわけです。

3年前の停電の瞬間は、幸いにもハードディスクからデータを読み出したり、データを書き込んだりしている瞬間ではありませんでした。

消えたのは、診察中だった患者さんのその日の2号用紙だけでした。

一昨日は危なかったです。

Aさんの診療が終わって私が診療終了ボタンを押した直後に停電になったわけです。

診療終了ボタンを押すと、メモリーにあるAさんの2号用紙がハードディスクに書き込まれ、2号用紙の右側情報がLANコード経由でレセコンに送られます。

停電したのは、ハードディスクへの書き込みが完了し、LANコード内をAさんの2号用紙の右側情報が流れている時(尿定性が届いて、尿沈サが届く前)だったようです。

LANコード内にAさんの2号用紙が「紙詰まり」していたため、レセコン業者にいらしていただいて、詰まったところをクリアしていただきました。

ハードディスクが書き込み、ないし読み出し中だったら、ハードディスクが壊れて、事態はさらに悪化していた可能性がありました。

私が使っている電子カルテのバックアップには2種類が標準装備されています。

ひとつは本体内に2枚目のハードディスク、

さらに外付けのハードディスクがもう1枚。

どちらも毎日の診療終了時にバックアップを取ります。

メインのハードディスク内のデータが消えたとき、バックアップからコピーするのは、結構時間がかかる作業になると思われ、診療できない時間はかなり長くなるでしょう。

さらにトラブルが発生した日のデータは、まだバックアップにコピーされていません。

2号用紙の右側はレセコンに残っていますが、左側に関しては、もう私の頭のメモリーだけです。

もしまた停電があったら、電源が復旧しても、通常通り診療しているか、電話で確認してからおいでいただけますよう、お願い致します。

緊急の方はOKです。カルテを見なくてもできる処置を行い、手書き処方箋を書くだけなら、「お代はこの次に」で対処いたします。

私の電子カルテにはもう一つオプションでバックアップをつけています。

MOディスクに保存して自宅に保管しています。

患者情報を自宅に置くことの不安はありますが、火事に備えて、青葉区でも保管したほうが良いかと。

まあ、火事になったら、内装から電子カルテ購入から、そんな資金はありませんから、MOディスクだけあっても仕方ないといえばそうなんですが。

このバックアップ作業はマニュアルで院長が気が向いたときに行うものですが、昨日チェックしたら今年の1月以来やっていませんでした。

今日は事務長がお昼にレセプト総括の予定。その横で私はバックアップ作業を行うつもりです。

事務長がレセプト総括する日に、MOディスクのバックアップ作業という決まりを昨日作りました。

さて総括の結果は? やはり7ヶ月連続の減収減益でしょうか?

昨日の午前のジョギングは中川西小学校親孝行ルート冬至帰宅ルート

みすず亭で昼食。嶮山スポーツガーデンで乱打30分と1セット。

今年のフレンチオープン。ナダルは4回戦で敗退。フェデラーの4回戦も2セット相手に先取され危ないところでした。

そのフェデラー、準々決勝はセットカウント3-0と余裕で準決勝に進みました。ナダルがいないのは残念ですが、フェデラーに優勝してほしい。
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