泌尿器科医・木村明の日記


ブログ開設3周年:AIGショック


今日でこのブログは開設3周年を迎えました。

昨年の5月18日のブログ開設2周年では

「1年後も4人とも毎日書いているんでしょうか?もし、そうだとしたら、それこそ都築砦の4奇人です。」

と書きましたが、なんと4人とも書き続けていました。

私のブログはマンネリになっています。

昼飯の場所も固定されてきましたし、

プールもジョギングもテニスも上達しないので、何かで優勝なんて話題はないですし、

土曜日の帰宅ルートも同じですし、

作れる料理は餃子だけだし、

どこのレストランに行っても、食事内容は解説できないし、

クリニックに関しては、新患数にばかりこだわった内容ばかりだし。

昨日はいつもの奇数の日曜のごとく、生田テニスでした。2勝2敗。

朝8時ごろまでは雨だったので、六本木のルーヴル美術館展に行くつもり(ただ券があったので)にしていたんですが、9時に止んだので結局生田。

生田にいる間だけ雨が降りませんでした。帰宅後はお勉強。

皮膚科の臨床4月号を読み終わりました。

日経新聞の「検証・グローバル危機」も読みました。AIGショックの事が少し分りました。

9月15日のリーマンショックのとき、私はベトナムにいました

ベトナムのホテルで見るCNNテレビは、キャスターとリーマン本社前のリポーターとあとはAIGの元プレジデントが交互に出てきて、

ずーっとその繰り返しで、まるで同時多発テロのような大事件が起きているような感じを受けました。

リーマンのあと、AIGも破綻するのか、米政府はAIGも見捨てるのか、そこが大きな関心事だったようです。

英語が不得意なので、後から想像しているだけですが、AIGの元プレジデントはAIGは潰れてはならない、と訴えているような気がしました。

リポーターの後のビルから自分の荷物を持ち出している社員が映っていました。

私はあの社員達はリーマンの社員だと思っていましたが、

昨日の日経新聞には、(AIGの)「本社前では破綻を覚悟した社員が身の回りの荷物を持ち出す姿が目立ち始めた」と書いてあり、

絶叫するリポーターの後の建物はAIG本社だったのかもしれません。

まだ倒産していないのに、社員が荷物を持ち出すなんて日本では考えられないですよね。

そういう社員だったら、ボーナスを約束通り払わないと、辞めてしまうかも知れませんね。

投入した税金がボーナスに消えることについて、AIGの社員のボーナスに課税する、とオバマ大統領が息巻いていましたが、頓挫したそうですね。

懲罰的課税禁止の原則があるのだとか。

AIGは借金する人(企業)の保証人になって手数料を稼ぐ会社。

AIGの破綻の教訓は、気安く保証人になるな、ということだと思います。

息子の保証人には仕方がないのでなりますが、娘の配偶者(まだ影さえありませんが)の保証人にはならないつもりです。

離婚したら赤の他人ですから。

娘の保証人にはなりますので、借金して事業を始めるときは娘と共同出資でお願いします。
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