壁新聞 かべしんぶん KABE-Shimbun (Shinbun)
0033 2014年2月18日 Hidden Clues.
Composed by 空閑洋始<kugaあっとtokyo.email.ne.jp>
ソチオリンピック。あまり興味はなかったのだが、なにげに見ていたカーリングにはまってしまった。恐らく今回そんな人も少なくないはず。テレビ局もたぶんそうした世間の興味を感じたのだろう、途中からプログラムを変更してカーリング中継に力を入れていたような気がする。小倉智昭氏は朝の番組で、「カーリングって面白いんですね」なんて、とっても正直な感想を言っていた。そんなんでいいのかい、という気もするが。
カーリングを見ていると、最近はもう全然やってないが、昔夢中になっていたビリヤードを思い出したりもする。コンビネーションショットとか。
それにしても、選手一人ひとりの顔・姿がこれだけ長時間、しかもかなりアップではっきりと映し出される競技は他にあるまい。ちょっとしたテレビタレント以上の“出演時間”である。知らぬ間に日本選手たちーーしかもすぐ身近にいるような、まるでおしゃべりを楽しんでいるような普通の女性たちーーに親近感を覚えるのも、そんな長時間のテレビ映像の影響も少なくあるまい。
またこれだけ選手の顔・姿が長時間映し出されると、動作や表情の変化などもあわせ、各国の、さまざまな意味での個性・特徴が見えてくるようで面白い。北欧の風格漂うスウェーデンは「こりゃ勝つだろ」という感じだし、中国は「頭よさそう。でも負けたら国でいじめられそう」である。ロシアは……人気出そうである(なんかすごい写真がネットで紹介されている)。日本人選手は、説明は難しいが、日本人らしい感じがするのは、単なる思い込みだろうか。でもこんなこと言ってると、「異文化コミュニケーションの本質を学んだはずなのに、そんな、先入観に基づくステレオタイプな物の見方をするのはけしからん」と、昨年修了した大学院の先生に大いに怒られそうだ。
そうそう、2月は2週連続で東京(日本)は大雪。暖かくなるのはまだまだ先か。
最近ギターの練習をそこそこやっている。でもなかなか思ったように弾けなくてイライライライラ。ただ、驚くのは、やっぱり練習すると少しずつではあるが弾けるようになるということ。どうしてもうまく弾けなくて、途中で投げ出したくなることも多いのだが、練習して一晩経つと前日より少しだけ、ほんの少しだけ弾けるようになっているのに気付く。もうすぐ52歳になるが、人間の体というのは大したもんだなと思ってしまう。そのちょっとした喜びが、今のところなんとか練習を続けるモチベーションになっているようだ。でもいつまで続くやら。
音楽にせよスポーツにせよ、あるいは語学にせよ、もちろん素質というものはあるのだろうが、やっぱり練習を続けられる人が上達するのだろう。私のような飽きっぽい人間には、練習を継続するための何らかの工夫が必要なようだ。ニンジンを探している。
「get、have、take、go、importantなど基本単語だけで多くの英会話はこなせる」という一方で、「英語資格試験のライティングには、implement、essentialなどかしこまった言葉が有効」という、2つの、正反対にも見える英語勉強の方向性がある。まあ、理想を言えば「口語的」なものと「文語的」なものを両方身に付けるのがよいということか。確かに、日本語でも、文章を書く時の多くは、それらしい硬い言葉を選択するし。
結局は難しめの単語も覚えないといけない。
化学変化の前後のエネルギー総量は不変。かつては質量保存の法則が唱えられたが、アインシュタイン以降、質量も含めたエネルギーが保存されるとされている。てことは、人が生まれたり死んだりしても、宇宙の総量は変わらない? ならば「我々は、質量・エネルギーとしては 何億年も前から存在している」?