壁新聞 かべしんぶん KABE-Shimbun (Shinbun)
0032 2013年8月25日 Hidden Clues.
Composed by 空閑洋始<kugaあっとtokyo.email.ne.jp>
2011年4月に立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科に入り、この3月、無事に修了できた。修士論文のテーマは「ポライトネス現象の多面性とその背景」。応用言語学で取り上げるテーマの一つである「ポライトネス」について、それに関する様々な理論を整理してまとめた。2年間というのはけっこう短い時間であり、働きながら勉強するのはなかなか大変であったが、修士論文もそこそこ形にはなったかもしれない。まあ、(博士ではなくて)修士論文だから、先生方もかなり大目に見てくれているのだろうとは思うけれども。
さてじゃあ、これからどうするべ、ということで、博士課程への進学も考えたのだが、博士号を取得するまでの能力と根性はないのではないか。それから、とにかくは、中途半端な英語能力をもっと高める必要があるのではないか。そんなことを思い、一つの候補として、海外の大学院、それも博士課程ではなく修士課程に入ることを考えている。それで今、候補地の一つであるオーストラリアに滞在中。立教の先生方の提案、また、妻のリクエストから、シドニーの Macquarie University を訪ね、通訳・翻訳課程のクラスを見学してきた。なかなか楽しそうである。
もっとも、この大学院に入学するのにも、それなりの、いや、かなりの英語力が必要である。イギリス英語圏でポピュラーな英語能力検定試験が「IELTS(アイエルツ)」。Macquarie の通訳・翻訳コースに入るためには、このIELTSの点数が、「総合7.0以上」というかなり高い点数でなければならない。というわけで実は7月末に初めて受験してみたのだが、7.0には全然届かない。勉強を続けてまた受験するつもりではあるが、オーストラリアの大学院に入学する前に、オーストラリアの英語学校に入学することになるかもしれない。
と、それで、もろもろに必要となってくるのが多大なお金である。目下、対策を考え中である。ここシドニーでは宝くじの種類も多いし、カジノもあるし……。
トランプ手品にばかり夢中になっていたが、本来の趣味ーー趣味に本来も2番目もあるのか分からないがーーであるギターの練習をようやく再開というか始めた。トランプ手品の練習には様々なDVDを購入したのだが、ふと、じゃあ、ギターの教則DVDもけっこうあるのではないかと思う。で、そんなに多いとは言えないが、あった。ギタリスト・宮脇俊郎氏のDVDがなかなかいい。6本買った。宮脇氏は西武池袋線沿線でギター教室もやっているというではないか。ご近所である。
このようなDVDが昔もあったら、まただいぶ違ってたか。いや、買えるようなお金はなかったかも。でも今から考えると、学生時代は、随分乏しい情報の中でギターの練習してたりしたんだなと思う。情報量の多いやつ(多そうなやつ)が勝ちみたいなサークルもあった。
そのうち、右の動画に、ギター弾いてるのをアップします。
TOEFLに並ぶ、世界的な英語能力検定試験がIELTS(アイエルツ)。主としてイギリス圏(イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなど)の大学で、入学に必要な英語能力を示す指標として用いられる。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4科目からなる。各9点満点(たぶん)で、0.5点きざみで点数が付けられる。4科目とは別に、総合点も付けられる。日本では「英検」をやっているところが主催。受験料高し。試験は、間に休憩なし。指紋採られる。
ポライトな言葉使いについて考えるならば、日本には敬語というものがあるが、たとえば英語には敬語のようなものがあるのか。その辺りの問題意識が立教大学大学院での研究のきっかけだった。さてさて、でも、答えは見つかりません。それから、ポライトネスにはいろんなアプローチがあり、これまた。あー。