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フランスの絵本,児童書 Livre d'image jeunesse     (仏語はアクサンなしで記述してます)
三島小説
実用書

ジャン・コクトーのファンタジー
題名 : 
おかしな家族 
文・デッサン:ジャン・コクトー 訳 高橋洋一
 講談社 1800円
 
Drole de Menage
  Jean Cocteau

表紙に記された紹介のことば
「ジャン・コクトーが、  幼かった日々に思いをこめて   ユーモラスな絵とことばでつづるこどもたちとこどもの心を失わない大人のためのファンタジー

  太陽の支配者、太陽氏、エレガントな月夫人、
  いたずら好きな子供たち。
  その家庭教師にやとわれたのは、
  意外なことに、犬のトムだったのです・・・・。」
「美女と野獣」「オルフェ」などコクトーの映画は幻想的で、独特の雰囲気があります。
太陽氏、つまり子供達のパパが、仕事から帰ってくると、月夫人、つまりママは、ベットから起きあがり出かけて行くという、すれ違い夫婦。そしてほったらかしにされた子供達ときたら・・

コクトーらしく毒のきいた仕上がりになっています。
フランス語と日本語のぜいたくな対訳本。海外絵本は、対訳版で出して欲しいですね。

Jean Cocteauオフィシャルサイト

Entrez chez Jean Cocteau

Caroline et la galette des rois
カロリーヌとおおさまパイ
 PIERRE PROBUSTの絵と文
 HACHETTE社

Hachette jeunesseのサイト

カロリーヌと八ぴきの仲間たちの冒険や旅のシリーズ本
上の絵本は、3つのお話が入っている。
とにかく、pierre probustの絵が美しい。
とにかく、完成度が高い。
愛らしさと躍動感に満ちている。
どのページも額縁に飾って眺めていたいほどです。
売りたくない、捨てたくない絵本のナンバー1。
孫の代まで大切にしたい・・・

BL出版からは、日本語の復刻版が出ています。

LES TRIPLE A ECOLE
レ・トリプレ・アレコール
NICOLE LAMBERT

三つ子ちゃんたちとすらりと綺麗なお母さんがいつも登場します。作者のニコラ・ランベールは、元ファッションモデル、ファッションのデザインをやっていたこともあり、色使いやレイアウトデザインに、はっとするデザイン的な美しさがあります。
一時、NHK教育テレビでアニメになって放映されていたこともあります。
中央公論社からこのシリーズの訳本が出ています。
この「三つ子ちゃん、がっこうへいく」では、新しいランドセルの匂いをクンクンかいだり、わくわくしながら新しい教材をならべて用意したりする日常がいきいき描かれてます。

小 説 Roman

三島作品の仏訳作品を検索すると非常に多く出版されていることに驚きます。
サガンの「悲しみよこんにちは」の訳者でもある朝吹登美子氏の自伝的エッセイを読むと、
まだフランスで無名だった頃の三島氏が、自分の作品をフランス人に読んでもらおうと渡仏する彼女に託しています。
フランスで認められたがっていた三島由紀夫。これほどまでの天才が営業をしていた驚き。
そして両想いは、実現し、愛され続けているのですねえ。

一年以上も放置していた「宴のあと」「Apres le banquet」の読み比べ記録ノートはこちら。

三島由紀夫作品タイトルリスト

フランス語訳タイトル 原作タイトル 仏訳本が出版された年
LE PAVILLON D' OR 金閣寺 1961
APRES LE BANQUET 宴のあと 1965
LE MARIN REJETE PAR LA MER 午後の曳航 1968
LE TUMULTE DES FLOTS 潮騒 1969
CINQ NO MODERNES  近代能楽集 1970
CONFESSION D'UN MASQUE 仮面の告白 1971
MADAME DE SADE サド侯爵夫人 1976
LE PALAIS DES FETE 鹿鳴館 1983
LE SEPT PONTS 橋づくし 1983
L'ABRE DES TROPIQUE 熱帯樹 1984
LES AMOUR INTERDITES 禁色 1989
L'ECOLE DE LA CHAIR 肉体の学校 1993
PELERINAGE AUX TROIS MONTAGNES 1997
LA MUSIQUE 音楽 2000

実用書 雑誌 参考書

ルネッサンス

Carlos Ghosn カルロス・ゴーン著  ダイヤモンド社

メディアではじめて目にしたときのあの強烈なインパクトが忘れられない・・
禿鷹のような顔、鋭い眼光
いったいどんな人物なのだろうという好奇心もあって購読しました。
ゴーン氏に関する本は数あれど、仕事、プライベート、生い立ち、
本人が自ら語った最初の本がこれです。

コストキラー、クールな切れ者、経営の専門家・・大方のイメージ通り半分、意外な側面
半分が発見できたように思います。

彼が語るプロフィール。父がレバノン系ブラジル人、母がレバノン系フランス人。ブラジル生まれのレバノン育ち。大学よりフランスで教育を受けたポルトガル語を話せるエンジニア。そしていわゆる経営学を学んだ人ではありません。

書いてあることは、抽象的な部分がなく、とても明解。

私の流儀の章より〜
「・・・結局のところ自分で実際にやってみることに勝る方法はない。・・・
実際の経験をひとつひとつ積み重ねることで、マネジメントの効果を高める基本的なツール
を発見することができる。そして、ひとつひとつの問題に挑戦することで、そのツールに
磨ききをかけて、明晰な判断を下すことができるようになるのである。」

http://ghosn.diamond.ne.jp/

Renault Japon ついでにPeugeot

月刊「ふらんす」
白水社出版
フランス語講座からCDつき対訳作品、風俗からフランス映画情報、政治まで情報満載。
とくに最新映画のシナリオが載っているので、前宣伝にあまり踊らされることなく、
なんとなく作品の雰囲気がつかめます。 この情報のボリュームで670円。
白水社サイト

しぐさで伝えるフランス語