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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
シラタマノキ ツツジ科   シラタマノキ属 白玉の木 別名:シロモノ(白物)
中部山岳地帯〜北海道の亜高山・高山帯に分布する常緑の矮小低木。

白色の果実をつけるので、シラタマノキとの名がついた。果実は潰して嗅いでみると、サロメチールの臭いがする。

似たような場所で似たような花を咲かせるアカモノ(同じシラタマノキ属で別名:イワハゼ)の赤い実に対比されて、シロモノの別名がある。

シラタマノキの花は純白であるが、アカモノの花は萼片が赤く見分けは難しくない。
尾瀬では沼山峠展望台から尾瀬沼に下りていく途中の坂道の左右に、3種類の似た感じのする矮小低木:シラタマノキ、アカモノ、イワナシが同時に咲いているが、似ているので見分けに注意したい。

尾瀬では他の場所の山道(鳩待通り、尾瀬沼北岸道、尾瀬ヶ原林道、七入への旧沼田街道など)でシラタマノキを多く見かけるが、尾瀬ヶ原:下田代の赤田代分岐(東電小屋分岐)から東電小屋方向に進んだ10mほど先から、複線の木道の間にシラタマノキがヒカゲノカズラと並んで生えていて、必ずしも山道ではなく、湿原にも生えていて、尾瀬の多様性に驚かされます。