043:赤田代→赤田代分岐→見晴(下田代十字路)
このコースの見所・撮影ポイントは、
下田代A地点の高山植物
下田代B地点の高山植物
下田代三本シラビソ付近の高山植物
下田代段差付近のコタヌキモ・コアニチドリ・早咲きミズバショウ
赤田代分岐(東電小屋分岐)付近のカキラン・群生するトキソウ・リュウキンカの大群落
赤田代中間点の立派なベンチ付近のニッコウキスゲ
赤田代入口付近のアケボノソウ、ミズバショウ、リュウキンカ
温泉小屋&元湯山荘前のオオウバユリ、各種ツリバナ
下田代B地点付近からの尾瀬ヶ原の風景
このコースには、起点:見晴(下田代十字路)と終点:赤田代、赤田代分岐と赤田代中間点(2つの小川の間)にベンチが、公衆トイレと水場が起点:見晴と終点:赤田代にあります。
今回のコース起点は、赤田代にある尾瀬ヶ原無料休憩所前とします。
下の画像で右側の建物が尾瀬ヶ原無料休憩所で、左側が数多くのベンチで、その間にある残雪の下に木道が敷かれていて、燧裏林道が通っています。
尾瀬ヶ原無料休憩所では飲料・軽食が販売されているだけでなく、三条ノ滝へ行く場合の荷物預かりをしてもらえ、前にはベンチが多いので、ここで休憩する人は多いです。
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御池・三条ノ滝側から見た休憩所 |
尾瀬ヶ原無料休憩所の隣には公衆トイレがあり、その先には山小屋:元湯山荘と山小屋:温泉小屋があり、元湯山荘では宿泊者以外でも頼めば軽食が食べられます。
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左:公衆トイレ、右:尾瀬ヶ原無料休憩所 |
元湯山荘の燧裏林道を挟んだ反対側には、尾瀬気象観測所があり、以前には宿泊している子供を見た経験があるのですが、今は無人のようで、尾瀬ヶ原無料休憩所の人が百葉箱の中を覗いて記録していました。
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尾瀬気象観測所 |
右手に温泉小屋の2棟の建物と、数多くのベンチを見ながら進むと前方に、尾瀬ヶ原:赤田代と、天候が良ければ至仏山も見えてきて、燧裏林道の木道は緩やかに下っていきます。
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温泉小屋前、遠くに冠雪の至仏山 |
赤田代の出口付近の左手には、特にミズバショウとリュウキンカ、それとコバイケイソウが多く
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早春には水芭蕉・リュウキンカ |
8月になると尾瀬では割と少ないアケボノソウを木道の間に見ることができ、山野草を楽しみながら先に進むと小川の木橋が出できて、
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'06.07には朽ち掛けた木橋 |
そこを渡ると赤田代中間点となり、右手に私が尾瀬で一番立派なベンチと思っている太い丸太で作られたベンチが見えてきます。
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赤田代中間点のベンチは立派なベンチです |
ベンチを右手に見ながら進むと赤ナグレ沢に出て、小さな木橋:赤ナグレ沢橋を渡りますが、その先には尾瀬ヶ原:下田代から伸びてきている湿原が見えてきます。
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赤ナグレ沢橋 |
右手にはトキソウの多い、左手には尾瀬では有数のリュウキンカ大群落が続き、
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リュウキンカ |
暫く進むと前方に、赤田代分岐(東電小屋分岐)と2ヶ所のベンチが見えてきます。
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赤田代分岐のベンチと至仏山 |
上の画像の中央に複線の木道が見えていますが、その木道を進むと東電小屋に至ります。私はこの赤田代分岐のベンチに座って尾瀬ヶ原を眺めるのが好きで、リュックをベンチに置いて周囲の山野草を探します。
今回は東電小屋方面に曲がらず直進して、早春にはミズバショウの多い平坦な個所を進みます。やがて木道は下田代段差に差し掛かり、
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下田代段差 |
左に曲がりながら下って、下で右折して、このコースでの最大の低層湿原に差し掛かりますが、コタヌキモ、クロバナロウゲなどの特徴のある花によく出会います。早春にはオオバタチツボスミレの多い平坦なコースを進むと、右手に下田代三本シラビソが見えてきて、
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下田代三本シラビソ |
その周囲にサラシナショウマなどが生えています。更に先に進むと木道は左から流れ落ちる小川を渡りますが、その周囲にオタカラコウ、チョウジギク、トモエシオガマなどが多い下田代B地点、
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下田代B地点 |
その先にオオマルバノホロシ、サワフタギなどが生えている下田代A地点があり
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下田代A地点 |
こまでくると見晴(下田代十字路)の山小屋が大きく見えてきて、間もなく名水:弥四郎清水(別名:丈堀)の脇に到着しますが、ここが燧裏林道の終点です。
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弥四郎清水 |
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