尾瀬の花 | コース案内034 |
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小渕沢田代起点 |
034:小渕沢田代→小渕沢田代(分岐点)→峠〜尾瀬沼展望台〜急坂→尾瀬沼キャンプ場→尾瀬沼東岸
このコースは難コースで、私も小渕沢田代→尾瀬沼東岸しか通っておりませんので、逆方向の尾瀬沼東岸→小渕沢田代のコース案内を兼用してます。
このコースの見所と撮影ポイントは、尾瀬沼展望台のみです。
このコースには、公衆トイレ・ベンチなどは一切ありませんが、湧き水はあります。
尾瀬ヶ原(1,400m平均)より尾瀬沼(1,665m)の標高は高いのですが、小渕沢田代の標高は更に高い1,820m平均にあり、春の花・初夏の花は遅く、秋の花と草紅葉は早く、ミズバショウもあって良い所なのですが、訪れる人は多くありません。しかも今回ご紹介するコース:小渕沢田代⇔尾瀬沼東岸は、大江湿原⇔小渕沢沢田代より更に通る人が少ないので、単独行は避けたいものです。
天上の楽園とも思える小渕沢田代には池塘もあり、
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行き止まりの木道です |
小渕沢田代には、日本一高所にある鬼怒沼湿原や、尾瀬登山口:大清水に通じる登山道が貫かれていますが、全て通り抜けが困難な上級者コースで、一般的なハイカーは尾瀬沼方面から訪れます。
小渕沢田代の尾瀬沼側出口付近にはミズバショウの群生している小川があり、尾瀬沼沿岸より標高が高くてミズバショウの開花が遅いので、それを目当てに訪れる尾瀬通の方々もいらっしゃいます。
小渕沢田代を後にして戻ると直ぐに小渕沢田代入口(分岐点)があり、ここを左折して登って行くのが今回のコース案内で、
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小渕沢田代(分岐点) |
直進して下がっていくと大江湿原の大江川一ノ橋に至ります。
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立派な階段状の木道 |
左折して暫くは立派な階段状の木道が続いていますが、暫くで木道は終わって
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木道が終わって山道になる個所 |
通る登山者が少ないため草の茂った山道となり、
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登山道脇には大木がみられるようになってきます。このコースは殆ど森の中を通りますので花は少なく、ゴヨウイチゴとギンリョウソウが目に付く程度でした。やがて前方に木道が見えてきましたが、
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中央奥に木道が見えています |
ぬかるみに設置されていただけで、
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ぬかるみ個所だけの木道 |
直ぐに終わってしまいましたが、推定標高:1,870m、この辺りが峠のようでした。直ぐ右手の大きな幹に展望台との標識と紙製地図が貼ってあり、
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展望台との標識と地図 |
展望台への行き止まりの道はクマザサの中を下っています。
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展望台への分岐路 |
展望台は直ぐ近くにあると思って進んだのですが、踏み跡の少ないクマザサの中の道は結構長く
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深いクマザサの道 |
10分近くは歩いた印象がありますが、やっと尾瀬沼展望台に到着しました。よく「尾瀬沼展望台に行きました」と人に話すと「私も行きましたよ!」との答えが返ってきますが、その99%は沼山峠展望台(バス停:沼山峠と尾瀬沼の間)と尾瀬沼展望台とを間違えています。
尾瀬に入る人の約25%は沼山峠を越えていますので、沼山峠展望台は必ず通っているのですが、ここ尾瀬沼展望台は寂しく、土日でも1日に数人立ち寄ればよい方でしょう。
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尾瀬沼展望台からの尾瀬沼の光景 |
尾瀬沼展望台から戻って東岸に向かう道を進んで行くと、どんどん急な坂道となり、
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急激に下っております |
深いクマザサが登山道脇に生い茂り、周囲は針葉樹中心の深い森で、暗い・湿った悪路を下り続け、清流が流れていても橋などない個所を幾つか通り、歩くのが億劫になってきた頃、前方に尾瀬沼キャンプ場が見えてきます。
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尾瀬沼キャンプ場とテント |
尾瀬沼キャンプ場は平成17年度・18年度は休止中で19年度は未定ゆえ、確認して下さい。なお、このコースは一時閉鎖されることがありますので、VCなどで確認した上でご利用下さい。
キャンプ場の中を通り過ぎて、左手に尾瀬沼ヒュッテの建物が見えてくると尾瀬沼東岸に到着し、
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尾瀬沼東岸にある分岐点 |
そこでは多くのハイカー達が行き交っております。