グラムキンがやってくる!

ロード・バルティザーは泉の底のぴかぴかの玉座で休んでいます。ある時彼はグラムキンたちがヤウイ王国に非常に近づいていることに気づきました。彼は目を大きく開け、泉の水が魔女の鉄鍋が湯立つようにぶくぶくと泡を出すほどの大きな声をあげました。

こうやって声をあげることでヤウイたちには重要な用件があることが伝えられます。ヤウイたちは彼のメッセージを聞くためにヤウイ・ロックの周りに集まってきました。

ヤウイたちはヤウイ王国を守り、全てがこれまでのように平和に保てるよう、お互いに協力してロード・バルティザーと働くために集まりました。ある日、泉の奥からロード・バルティザーの声が銀の鈴の音のようにくっきりと聞こえてきました。

「大地や岩をガリガリとかみ砕いてしまうグラムキンが赤い砂漠に出現している。そしてそれは我々の王国に近づいている」と彼は言いました。

「ランブル、グラムキンが地面を穴だらけにしてそこに住む植物や動物たちの住処を破壊しつくさないうちに教訓を与えなさい」

みんなは平原と砂漠を守るランブルを見ました。彼はグラムキンを見つけるために早く遠くまで移動できます。彼は勇敢です。グラムキンに教訓を与えるとすれば彼しかできないでしょう。

「お休みください、ロード・バルティザー。私が行ってきます」
彼は秘密の抜け道を通ってヤウイ・ロックから砂漠へと出て行きました。

でもランブルは見かけほど自分が勇敢であるとは思っていません。Munchマンチは非常に粗暴でその恐ろしい歯で岩を小石にかみ砕いてしまいます。彼は龍のようにうなり、臭い煙を吐き出し、あらゆる場所でがらがらと音を立てて移動します。

次のストーリーへ>>

[絵本紹介ページのTOPへ] [ヤウイのTOPへ] [HOMEへ]