セコイアオスギ(Sequoiadendron giganteum)栽培記録-D


写真:セコイアオスギ播種後7年目実生(A-13個体(上段))
および播種後6年目実生(B-3、B-4、B-7個体(下段))(自宅:2017.11.1)

スギ科* セコイアオスギ属 【*APGⅢ:ヒノキ科】

Sequoia (人名:Sequo-yah) + dendron 木  giganteum 巨大な

【はじめに セコイアオスギへの補遺/栽培記録-D

◆過去のセコイアオスギ栽培記録
栽培記録-A/2010年8月~2011年1月播種分(2014年12月まで)
栽培記録-B/2012年4月播種分(2014年12月まで)
栽培記録-C/2015年春~2016年秋(大阪市立大学理学部附属植物園(20/A.12)への寄贈に伴う個体数減少を機に記録を統合)


【栽培継続個体のこれまでの成長記録】

現在、手元で栽培継続中の4個体につき、2017年10月末までの樹高の成長経過を図示すると右のようになり、樹高測定値は下表にしめしたとおりである。過去の生存個体の樹高、枝張りなどの詳細データは栽培記録-A栽培記録-B、および栽培記録-Cに掲載している。
測定はほぼ毎月月末に行ったが、図の煩雑化を避けるため、各年とも4月から10月までの生育期間につき、2ヶ月ごとに樹高データをプロットした(ただし、A13個体の2011年8月、10月データはセコイアオスギの成長パターンをもとにした推定値)。
成長曲線で分かるように、セコイアオスギの生長は、4月から8月の期間に行われ、8月以降翌年4月までほとんど樹幹を伸長させない。このことは、各調査時に測定してる2方向の枝張りの大きさについてもほぼ同じである。
2013年~2016までの成長は非常に小さかったが、2017年4月~8月の樹高成長はおよそ10~20cmあり、ここ数年来で目立って大きかった。3月に与えた肥料の効果が現れたたのかも知れない。

★★★栽培継続中個体の樹高成長記録 (播種日/A-13:2011年1月、B-3、B-4、B-7:2012年4月)

No.2011年2012年2013年2014年2015年
6月8104681046810468104689
A-13 3cm-- 12192424 24363737 37455050 50545454
B-3   31011 12242627 25313434 35383939
B-4   4811 16232326 25303233 33414240
B-7   3913 14272626 28313334 34424343
No.2016年2017年
4月681046810
A-13 54cm585957 58738179
B-3 40cm454545 43515251
B-4 42cm474849 48587074
B-7 44cm505151 50595858

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【2017年11月1日の測定・写真撮影】

2017年11月1日に本年度7回目の測定および11月2日に写真撮影を行った。樹高および枝張りの測定結果はPage 末尾の成長記録表に追記した。
前回、9月末の測定以後、各個体の新梢の伸び、枝張りの増大は見られなかった。
なお、樹高生長の停止にともない、本年度のサイズ測定は今回でおわり、次回は2018年3月か4月末に行う。

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【2017年9月29日の測定・写真撮影】

2017年9月29日に本年度7回目の測定および9月30日に写真撮影を行った。樹高および枝張りの測定結果はPage 末尾の成長記録表に追記した。
前回、8月末の測定以後、B4個体で新梢の伸張が継続したが、他の個体での新梢の伸びはなかった。また、枝張りも、A3でやや増大したものの、他の個体では増大は見られなかった
下に、各個体の様子をしめす。


2017.9.30時点における各個体の様子 左から A-13個体、B-3個体、B-4個体、B-7個体

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【2017年8月29日の測定・写真撮影】

2017年8月29日に本年度6回目の測定および写真撮影を行った。樹高および枝張りの測定結果はPage 末尾の成長記録表に追記した。
前回、7月末の測定以後、B4、B7個体で新梢の顕著な伸張が継続した。また、枝張りも、各個体とも若干増大した。
B-3個体、B-7個体の樹高の伸びは、A-13、個体ほど顕著ではなかった。
なお、8月19日にハイポネクスをA-13個体に20g、B-3、B-4、B-7個体に10gずつ施用した。
下に、各個体の梢端部の様子をしめす。


2017.8.29時点における各個体の様子 左から A-13個体、B-3個体、B-4個体、B-7個体


2017年7月28日時点における各個体梢端の損傷状況とその周辺で伸長した側枝の状況: 左から A-13個体、B-3個体、B-4個体、B-7個体

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【2017年7月28日の測定・写真撮影】

2017年7月28日に今年に入って5回目の測定および写真撮影を行った。樹高および枝張りの測定結果はPage 末尾の成長記録表に追記した。
前回、6月末の測定以後、一部の個体、特にB4、B7個体で新梢の顕著な伸張が見られた。また、枝張りも、各個体とも若干増大した。
冬の間に梢端部の褐変が見られたA13およびB4個体では、褐変部のすぐ下から新梢が伸びだし、A13個体では盛んに枝分かれを始めている。
下に、各個体の梢端部の様子をしめす。


2017.7.28時点における各個体の様子 左から A-13個体、B-3個体、B-4個体、B-7個体


2017年7月28日時点における各個体梢端の損傷状況とその周辺で伸長した側枝の状況: 左から A-13個体、B-3個体、B-4個体、B-7個体

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【2017年6月29日の測定・写真撮影】

2017年6月29日に第4回目の測定および写真撮影を行った。樹高および枝張りの測定結果はPage 末尾の成長記録表に追記した。
前回、5月末の測定以後、新梢の伸張が顕著に見られ、とくにA13個体では、4月から樹高が9cm大きくなった。また、枝張りも、B-4個体個体であまり変化がなかったのを除き、各個体とも数cm増大した。
冬の間に生じた梢端部の褐変部分からの新梢の伸びは見られないが、梢端周辺の側枝が伸長し、その中で最も高いものを樹高として記録した。
下に、梢端部の様子をしめす。


2017.6.29時点における各個体の様子 左から A-13個体、B-3個体、B-4個体、B-7個体


2017年6月29日時点における各個体梢端の損傷状況とその周辺で伸長した側枝の状況: 左から A-13個体、B-3個体、B-4個体、B-7個体

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【2017年5月29日の測定・写真撮影】

2017年5月29日に第3回目の測定および写真撮影を行った。樹高および枝張りの測定結果はPage 末尾の成長記録表に追記した。
前回、4月末日の測定以後、新梢の明らかな伸張が見られ、とくにA13個体では、4月から樹高が6cm大きくなった。また、枝張りも各個体とも数cm増大した。3月末に施用した肥料の効果かも知れない。
なお、冬の間に生じた梢端部の褐変部分からの新梢の伸びは見られないが、梢端周辺の側枝が伸長し、その中で最も高いものを樹高として記録した。
下に、梢端部の様子をします。


2017.5.29時点における各個体の様子 左から A-13個体、B-3個体、B-4個体、B-7個体


2017年5月29日時点における各個体梢端の損傷状況とその周辺で伸長した側枝の状況: 左から A-13個体、B-3個体、B-4個体、B-7個体

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【2017年3月31日および4月30日の測定・写真撮影】

2017年に入り、3月末に第1回目の測定および写真撮影、4月末日に第」2回目の測定・写真撮影を行った。 2017年3月31日に生存4個体のサイズ測定・写真撮および施肥を行った。測定結果はPage 末尾の成長記録表に追記した。また、施肥量は粉末状ハイポネクスをA13個体に10g、B3~B7個体に7gであった。
前回2016年10月末の測定から今回測定時までの冬期5ヶ月間に、各個体の樹高および枝張りの増加は見られなかった。このことは過去に見られたのと同じ傾向であった。
例年、冬期の低温期には各個体の葉色がやや褐色気味をおびたくすんだ色合いをしめし、スギやカヤなどと共通する針葉樹の紅葉に類似した現象と考えているが、今回の冬期における葉色のくす Width="100"みの程度は、例年より低いという印象がある。
但し、なにか不明な原因による損傷を受けたため、A13個体、B3、B4個体の主幹梢端部1~2cmが褐色に変色した。


2017.3.31時点における各個体の様子 左から A-13個体、B-3個体、B-4個体、B-7個体


20170331時点における各個体梢端の損傷状況 左から A-13個体、B-3個体、B-4個体、B-7個体


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2017年4月30日に生存4個体のサイズ測定・写真撮を行った。測定結果はPage 末尾の成長記録表に追記した。
前回2017年3月末の測定から今回測定時までの1ヶ月間に、各個体の樹高および枝張りの増加は見られなかった。
測定時の各個体の様子を下にしめす。


写真左から:セコイアオスギ播種後7年目実生(A-13個体)および播種後6年目実生(B-3、B-4、B-7個体(下段))(自宅:2017.4.30)

また、A13個体、B3、B4個体の主幹梢端部の褐色に損傷した部分は他の部分へ伝播・拡大することなく経過している。各個体の梢端部枯損の状況は下のようになっている。


2017.4.30時点における各個体の様子 左から A-13個体、B-3個体、B-4個体、B-7個体

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★★★成長記録(播種日/A-13:2011年1月、B-3、B-4、B-7:2012年4月)

No. 日付2014/12/31'15/3/25'15/4/29 '15/5/30'15/6/29'15/7/31 '15/8/30'15/9/26
A-13 高さ 51cm505053 54535454
枝張り2方向 71x67cm72x6871x7071x7075x73 69x7276x7670x74
B-3 高さ 35cm363538 38393939
枝張り2方向 56x58cm60x5462x5764x57 70x6570x6870x6669x69
B-4 高さ 33cm333336 41414240
枝張り2方向 47x43cm46x4546x4550x48 53x5254x5055x5358x52
B-7 高さ 34333436 42424343
枝張り2方向 46x40cm46x4139x4653x48 58x5864x6062x6358x68
No. 日付2016/3/5'16/4/28'16/5/29'16/6/29'16/7/31'16/8/30 '16/9/29
'16/10/29
A-13 高さ 54cm545558 58595857
枝張り2方向 73x65cm71x7580x6877x8278x82 84x7681x7983x80
B-3 高さ 39cm40414545 454545
枝張り2方向 67x67cm69x7077x7378x7679x73 79x7284x8082x80
B-4 高さ 41cm42474749 484949
枝張り2方向 54x50cm57x5364x5763x6665x60 64x5862x5764x59
B-7 高さ 43cm44475050 515051
枝張り2方向 63x67cm64x66470x6973x7471x74 81x7776x73 77x76
No. 日付2017/3/31
'17/4/30
'17/5/29'17/6/29'17/7/28'17/8/29 '17/9/29>'17/11/1
A-13 高さ 58cm586473 76817979
枝張り2方向 83x83cm84x8286x8495x9698x97 100x97103x9797x93
B-3 高さ 45cm43465152 525151
枝張り2方向 82x82cm77x8486x8493x9191x84 91x9391x9193x96
B-4 高さ 49cm48505871 707574
枝張り2方向 60x59cm58x5865x6262x6570x67 65x6764x6568x35
B-7 高さ 50cm50555959 586058
枝張り2方向 81x81cm83x7884x7992x9088x87 98x9197x9095x96