ORIGINAL LOVE presents《BURST!》

第90回 (2000年12月14日放送)


<オープニング>
T「今日は、かなり久しぶりに登場する魂列車1号さんがスタンバっており
 ます。」
M-01.ショウマン/オリジナルラヴ

<近況>
 ビッグクランチツアーとうとう大詰め段階を迎えまして、いよいよ終盤
にかけてまたテンション上げて行こうと…まあずーっとテンション上がっ
てるんですけども。先日九州ツアーというのを行ってきまして、熊本、鹿
児島、そして福岡2daysですね。ほぼ一週間ぐらい移動日も含めて行った
訳なんですけども。毎日遊んでましたね。もうこんなに遊んでいいのか!
と…(笑)言えるぐらいすーごい遊んでて。連日メンバーが遊んでるんで
僕もうさすがに最後の2日ぐらいはダウンしてましたけどホテルで。もう
最後まで平井くんとかコウくんとか何かしら遊んでましたね。まず1日目
は、鹿児島に着いて温泉行ったんですね、うちのマネージャーの案内で桜
島の温泉。フェリーに乗って行きまして。海の横に温泉がある訳で。で、
波がこうザーン!ときて露天風呂あってもう最高。うちらメンバー2時間
ぐらい入ってましたね。そしてもうね(笑)ホントに関節がぐにゃぐにゃ
になりました。みんな誰も上がろうって言わないんだもん。我慢比べみた
いな感じになっちゃって最後。ホントに気持ち良くてね。で、その後ビー
ル飲んだりしてホントにぐにゃぐにゃになっちゃった(笑)。で、夜タク
シーに乗ってまたフェリーに乗って桜島から鹿児島に戻って、それからま
たご飯食べたりお酒飲んだりとかして。で、次の日の鹿児島のライヴなん
ですけども、リハーサルの段階でメンバー全員力が入りません体に(笑)。
「今日は演奏できんのかよー」みたいな感じでしたけど。鹿児島のライヴ
がでも凄い良かったですねー。ええ。この温泉効果がかなりありましてで
すね、歌も演奏もいい感じに力抜けつつシャープに決まって、今回のツア
ーでもクオリティーかなり高いライヴができたなと思ったりしましたけど
も。熊本は僕は現地でラジオがありまして1人取り残されたんですけど他
のメンバー阿蘇へ出かけてましたレンタカー借りて。で、阿蘇の温泉につ
かっていました(笑)。もうこれでもか!ってぐらい温泉だビリヤードだ
卓球だって。ドラムの平井くんからサックスのまっちゃんからもうね「ダ
メだー遊びすぎだー」「遊びすぎて死ぬかも」ってね(笑)そういう感じ
でありまして。ホントに今回のツアー何で…やっぱりメンバー同志仲がい
いからっていうのがあるんでしょうね。ついつい連れだって遊びに行って
しまうという。何かねホントビッグクランチツアー凄いツアーですね。だ
から遊びの金がちょっとかかりすぎて、メンバーの意見によると、ギャラ
と相殺するとゼロではないか。みたいな(爆笑)って言ってる人もいまし
たけど。はい。

<今週のリコメンド>
 アナンダプロジェクト。これはもうすごーく心地良いジャズテイストな
ハウスみたいなおしゃれな感じの音楽なんですけど。これを聴きましょう。

M-02.カスケードオブカラー/アナンダプロジェクト

<談話室バースト!>
ゲスト:魂列車1号(以下:1)

T「今日のお客様は、ここのところ夜の商売が忙しくてずーっと番組に顔
 出せないでいた魂列車1号さんです!ども!」
1「どーもー。ごぶー(笑)。」
T「ごぶー(笑)。」
1「ご無沙汰ー。いや半年ぐらい出てないからね俺。気付いたら。」
T「そうですね。何をしていたのか。」
1「いやーもうホントに忙しくてねー。レコードは相変わらず買ってるん
 だけど、でも新譜とかなかなかチェックできなくって。いろいろ地方も
 徘徊してる。」
T「地方のレコ屋とか…」
1「行ってますねー。」
T「だってこの間心斎橋で会ったもんね。」
1「あれは10月の末だったかな。あのあともレコ買いしに行ったけどね。」
T「ははあー。」
1「結構あの日は朝方まで飲んでたんだよね。」
T「飲んだよ。なんかね語ってなかった?俺。」
1「語ってたねかなり。音楽とは何かみたいな。」
T「(笑)」
1「で、音楽で止まればいいんだけどどんどんどんどん哲学の話になって。」
T「あー…ごめん。」
1「もうついていけなくなっちゃって(笑)。」
T「いやいやいやすみませんね。」
1「で、読書から…」
T「そう!彼も結構いろいろ読んでるのね。彼っつっても…(笑)」
1「丁度僕の友達の関西で活動してる『ママスタジオ』っていう彼らとイベ
 ントが一緒だったんだよね。」
T「そう。で、一緒に打ち上げに行って飲んだりしてね。」
1「語ってましたねー。」
T「うん。彼も語ってたよだけど。」
1「彼も語るねー。若いくせしてね。」
T「語り合い?語り対決っていうか(笑)。」
1「(笑)。『音楽はフルチンになんなきゃダメなんだよー!』って田島君
 言ってましたからねー。」
T「言ってた?ウソ(笑)。」
1「『フルチンになる事から始まんだよ!』『まだまだ模倣してるうちはダ
 メなんだ!』って(笑)」
T「(笑)ちょっとエラそーだったかな。」
1「エラそーにしてたね(笑)。」
T「あ、しまった(笑)。酔っぱらってたんだよなあん時。」
1「そう、ご機嫌だったからね。」
T「メンバーもね凄い盛り上がって。だってそん時最初に入ったお店のイカの…
 何だっけあれ…」
1「イカのあぶったヤツ。」
T「あれ死ぬほどうまくなかった?」
1「ねー!うまかった。俺らも2人前注文してペロリで。」
T「もううますぎて吐くかと思った(笑)。もー!ナーニ?!コレ!みたいな。」
1「(笑)。あの晩なんかみんな盛り上がりすぎてL?K?Oとか財布落として大変(笑)。」
T「そうそうそう。あれでもね見つかったんだよ。」
1「見つかったんだすぐ。」
T「ホテルにあったんだけどね(笑)。」
1「(笑)。なんかホントにね、ツアーって楽しいでしょ?」
T「楽しいねー。今回ね何かしんないけど楽しいよ。何でだろ?」
1「ねー。温泉とか行きたいね。」
T「温泉もいいしねー。あとボーリング大会でしょビリヤードもやったし。」
1「子供じゃないんだからって感じだよね(笑)。」
T「で、今度はスキーやろうとか言ってむちゃくちゃだよ(笑)。」
1「(笑)」
T「で、ボーリング大会。優勝したのは木暮。」
1「マジ?!木暮っち?」
T「木暮マイボール持ってるらしいすけど。」
1「なんか似合いそうだね。」
T「ところがね、優勝したスコアが128なんだよ(笑)。」
1「(爆笑)。でも俺もねマックス126。」
T「(笑)。もうみんなボロボロでさ。」
1「基本的に体育会系っていないでしょ。」
T「いないねー。」
1「でもまあ盛り上がればいいしね。」
T「僕は2位だったんだよ、124ぐらいで。」
1「やっばいなー(笑)。」
T「全然低すぎ(笑)。」
1「結構傷舐め合っちゃって。低くても盛り上がる。いいんだいいんだ楽しければ!
 みたいな。」
T「いや(笑)、つーかね何かどーでもいい感じになっていくね低すぎてもう(笑)。
 いいんじゃない?みたいな。」
1「なんだかわかんないけどさ(笑)。」

***
1「で、今回は急に唐突なんですが、またテーマを決めてきました!」
T「あ!」
1「『CM特集第2弾〜!』」
T「こーゆーテーマ久しぶりよ。いいねー!」
1「『男特集』もあったけどCMを今回集めてきましたよ。」
T「久しぶりにバースト!らしいじゃない。」
1「で、今回は和モノ系のCMなんで30代40代の方はかなり懐かしい。
 それでいて今の10代の方は『え?何これ』『え?ミニーリパートン?』
 『リンダルイス?』みたいにビックリする曲が。」
T「結構アレンジもおしゃれだし演奏力もいいよね。」
1「すっごいんだよねー。」
T「これ邦楽っぽくなくない?」
1「ないんだよ。あのやっぱりアメリカを見てたっていう当時の…当時っつっ
 ても60年代70年代のCM曲を集めたコンピレーションから今日何曲かか
 けるんですけども。まず一発目はね、『レディーボーデン』っていう…」
T「あーーー!」
1「これ言っちゃっていいんすか?言っちゃっていいすよね。」
T「♪レ〜ディ〜〜ボ〜デン でしょ?」
1「あのアイスクリームの。明治乳業が出してるレディーボーデンの曲。」
T「よし!」
1「これ聴いてみましょうか。作曲が大野雄二。ルパンの。」
T「あーなるほど。」
1「で、歌うのが『ソニアローザ』っていう方で。」
T「ソニアローザ…何者だっけ?」
1「これはちょっとわかんない俺。かなりウィスパー入ってるっていうかね、
 ロリータ入ってるっていうか…」
T「マジ?」
1「もうミニーリパートンかリンダルイスかっていう。」
T「はあー。」
1「そういったナンバーです。では早速聴いてみましょう。」

M-03.レディーボーデンのテーマ

T「3拍子ね。三角形振ってたから俺。♪レ〜ディ〜〜ボ〜デンっつって。」
1「かなりコジャレてるでしょ?」
T「コジャレ〜まく〜リング(笑)。」
1「(笑)。これ70年代ですからね。なんだろう?これ。なんかやっぱアメ
 リカの影響受けてるのかな?」
T「これバートバカラックとかさA&Mサウンド…いろいろ…もうピチカート
 ファイヴって感じ。」
1「だよね(笑)。でも今ヘッドフォンごしに聴いたら右チャンネルからさ
 ボサなんだよね。」
T「ギターが♪チャッチャッチャッチャ…コジャレ君。」
1「ねー(笑)。」
T「コジャレ君やなー。で、微妙にキメが♪タカタカーパーン!パーン!
 ハア〜〜!」
1「(笑)まあイキですよ。」
T「そうイカスなー。」

***
1「で、続いてどんどん時間が無いからねガンガンかけたいんで紹介して行
 くと。次はパンのメーカーだと思うんですけども『パスコ』。」
T「パスコ!」
1「パスコのテーマソングなんですけど。『USコーポレーション』っていう
 ま、スタジオセッションバンドかな?が歌、演奏やってます。」
T「ほおー。ユナイテッドステイツ…」
1「コーポレーション。これ多分ゴダイゴのタケカワユキヒデさんだと思う
 んですよ。」
T「あー歌ってんのがね。」
1「うん。ちょっと声が低めなんでゴダイゴっぽくはないんだけど。」
T「アルバイトしてたのかね?」
1「かもしれないね。で、作詞がお姉さんのナラハシヨウコさんで。」
T「あ、そうなの?へえー。だって名字違うのにね。」
1「違うんだけどね。多分学生時代のアルバイトでもう既に英語で曲を歌っ
 てます。」
T「なーるほど。」
1「じゃちょっとグルーヴィーなソフトロック。パスコのテーマをどうぞ。」

M-04.パスコのテーマ

T「パスコー!」
1「パスコー!ちょっとカントリーフレーバーのあるソフトロック。」
T「確かにタケカワユキヒデさん…」
1「そうだよね。」
T「モンキーマジックの匂いが。」
1「(笑)。確か学生時代だよねこれまだね。」
T「そうだね。学生っぽいもんこれ。」
1「(笑)」
T「声がねわかるね学生だっていう姿がさ。」
1「髪の毛多分長いよね。」
T「そうそうそう。長くてほいでテキストブック持ってそう小脇に。」
1「(笑)ちょっと慶応ボーイっぽいよね。」
T「そうかもね(笑)。」
1「アメリカンな朝を演出してるって感じで。」
T「あーそうだね。なんか白いギターとティーカップみたいな。」
1「ちょっとそういった日本的なドメスティックなバタクサさも匂いつつ…
 でもおしゃれにトライしてみました。」
T「まああの当時のカジュアルなおしゃれ。バタクサおしゃれみたいな。」
1「そんな感じで。」

***
M-05.ネスカフェのテーマ

T「これ!ヤバくない?!これ!!」
1「(笑)ヤバイっすねー。」
T「ネスカフェ!」
1「今だに使われてるけどね。ネスカフェゴールドブレンドに。」
T「カーーッコエエ!今俺ね5回ぐらい震えたよ。」
1「(笑)ぞわぞわぞわーってくるねこのコーラスワーク。」
T「ぞわーーっ!ってきた。ヤーバイなー。これだけど歌ってる人、ビッグ
 クランチ
に参加してる人ですよね。」
1「伊集加代子さん。」
T「そう伊集さん。凄いっす。」
1「で、音がさちょっとアブストラクトなジャズ。」
T「そう!アブストラクト&ちょっとサスペリア、ゴブリン入ってる…」
1「チェンバロの響き。」
T「ちょっと怖い感じがいいね。この暗ーい感じが。」
1「なんか荘厳な響きっていうか…なんて言うんですか?」
T「なんかそこはかとないこの…」
1「ロココ調って言うんですか?」
T「なんですか?それ(笑)。」
1「よくわかんないすけどー。」
T「ロココ調か?(笑)なるほど。」
1「いやーでもこのコーラスはやっぱり…」
T「ヤバイ!途中のコーラス!」
1「ぞわっ!っと。」
T「凄いですね。」
1「たまらないですよねーこれ。」
T「もうナイスアレンジ。これ誰がやってるんですか?」
1「えっとこれが『八木正生』さんという方なんです。」
T「八木正生…知らないなぁ…」
1「八木に正しい生まれると書いてマサオさんだと思うんですけど。」
T「誰だ…」
1「で、この後にも八木さんの曲はかかったりするんですけどもこっちも凄
 いセンス良くてホントに70年代に作った曲とは思えないぐらいの…。あの
 ヤマタケさん(山下毅雄)とか凄い一時期ブームになったじゃない?」
T「うんうん。」
1「でも八木さんって結構注目されてないから…」
T「そうだね。でもなんかこっちのほうがクールだよね。」
1「クール。非常にクール。」
T「めちゃめちゃクール。ボブ・ドロウとかああいうジャズの…」
1「うん。で、なんか偽物っぽくないくらいに作り込んじゃう人ですね彼は。
 ビックリします。」
T「八木正生さんチェックですね。」
1「はい。」

***
1「続いてどんどん行きますよ。次は『ヤクルト』。」
T「ヤクルトのCM!これどの時代のヤクルトなの?」
1「これも70年代だと思う。」
T「おばさんが駆けめぐってるヤツ?」
1「多分おばさんのヤツ。作曲が小林亜星さんで。」
T「はあー。おばさんっぽい!」
1「おばさんっぽいでしょ?でも歌ってるのがなんと!サンディー&サンセ
 ッツのサンディーさん。」
T「はあーー!なるほど。」
1「サンディー&サンセッツ組む前にお仕事としてやってた。で、なんとこ
 れが『サンバ編』っていうの。」
T「ヤクルトのサンバ編(笑)。あーチェックですねこれ。」
1「頭ボサで始まりますんでちょっと注目して聴いて下さい。」
T「ヤクルトのボサ。」

M-06.ヤクルトのテーマ(サンバ編)

1「非常に小林亜星メロディーに溢れてるでしょ?(笑)」
T「ヘーベルハウスだっけ?」
1「ねー(笑)。」
T「なんかねそういう感じのメロが(笑)。」
1「でも音とか凄いいいし。」
T「イントロとかヤバイですね。」
1「ねー。サンディーさんっぽいっちゃサンディーさんっぽいし。」
T「お!いいかな?ヤクルトっぽくないかな?って思ったら…その後凄い
 ヤクルトっぽくなった。」
1「サンバになった時にさ、まだサンバの解釈っつのが…♪アイー!とか
 言えばサンバになるんだろうっていう(笑)。」
T「そうそうそう(笑)。」
1「ちょっとそういった誤解があるんだけど。」
T「ちょっとハワイアンセンターみたいなさ(笑)。」
1「♪アイヤッサーみたいな(笑)。でもビートが非常にこうカタイ感じ
 が出てるんで。」
T「まーそうですね。」
1「いわゆる『キラーサンバ』っていうヤツですか?これ。」
T「キラーサンバって…」
1「わかんないけどね(笑)。フロアーがもう燃える!って感じですか?」
T「あーなるほど。あ!キラーサンバっていうの。」
1「勝手に作ったんだけどね今(笑)。」
T「なるほど!サンバで殺す!みたいな。」
1「ええいいじゃないすか。京都ジャズマッシヴって感じじゃないですか?」
T「なるほど。沖野君元気かな?と。」

***
1「で、続いて次もちょっとボサ系なんですけど。ジャズボサ系で最近小西
 さんのレーベルからも再発されてたオカザキヒロシさんっていう…」
T「はいはいはい。」
1「スターゲーザーの彼とオガタミチコさんっていう方が歌ってる、資生堂
 の『インウイメイクアップ』のCMソング。」

M-07.資生堂インウイメイクアップのテーマ

T「終わり。終わりました(笑)。」
1「あっという間だったんだけどね(笑)。」
T「いやーめちゃめちゃアンニュイ。」
1「アンニュイな…雰囲気を一発。」
T「そうそうそう。で、白いベッド…あれあれ!あのほら!エマニュエル
 夫人の座ってる何ていうの?」
1「籐の椅子。」
T「そう!籐の椅子にこう座って…」
1「なんか70年代だよねイメージが。」
T「ものすごっほそーいタバコ吸ってる感じ。」
1「(笑)まだメンソール普及してないんだけどメンソール吸ってるみたい
 なね。ひっじょーにいい感じなんですよね。」

***
1「続いてガンガン行きます。次はタマイチの得意のチャイルディッシュな
 お子様系ファニーチューン。結構ムーグとかもバリバリ使われてる。『バ
 スピカ』っていう…」
T「あーーーーっ!」
1「お風呂の洗浄剤?」
T「あったあった!懐かしいなー!その時代に戻りたいわ。」
1「ホントに?(笑)」
T「うん(笑)。」
1「これが作曲がまた大野雄二さんで、マキミチルさんって方が歌ってんす
 けど。作詞がなんと!『電通』!」
T「えっ?」
1「電通!」
T「電通ー!あー電通…」
1「電通作詞やってるってのがねー。」
T「電通の誰なんだろう?」
1「誰なんだろっていう(笑)非常に不思議なんですけどね。」
T「作詞:キャニオンとかさ(笑)。」
1「ねー。どーなんだろう。はい。」

M-08.バスピカのテーマ

T「カッコイイね。」
1「(笑)。なんか全部詰め込みゃいいのか!っていう話だけどね。」
T「でもなかなか工夫されてる。要所要所でフルートが一発♪ピッとだけ鳴
 るフレーズとかシブイねあれ。」
1「ね。ちゃんとムーグも入ってたしマリンバとかも入ってて。子供がキー
 外してたりなんかして。」
T「うまい具合に外れてますね。」
1「(笑)。で『アパッチケット』プレゼントって言ってたの何だろうね?」
T「何だろうね。テレビでその当時の子供達がこうやってるんでしょ?」
1「子供達に風呂掃除させてるの。」
T「あーなるほど。」
1「『楽しく掃除しましょう!』みたいに。♪プレゼント〜!っつって。
 ニコー!なんて作り笑顔で。」
T「なるほどね。」
1「これも70年代的なんだけど。」
T「黒猫のタンゴみたいなね。」
1「(笑)多分そういう皆川おさむさんみたいな…」
T「あーゆうキャラだよ絶対そうだよね。なんかピンポンパンの帽子みた
 いなの被って。」
1「被ってる(笑)。風呂場で帽子被るなよ!みたいなね。」
T「(笑)いろいろ浮かんでますけど。」
1「これ非常に楽しいナンバーでしたね。」
T「うん。これはでもカッコイイじゃない?聴きようによってはちょっと
 ジャーマンロックみたいな。」
1「あーそれはあるかも。ジャーマンニューウエーブっぽい。」
T「ジャーマンニューウエーブね。アタタックレーベル。」
1「ありますねーうーん。」

***
1「はい。続いて『セイコーのシャリオ』。」
T「はあー!」
T「時計のCMですね。これがまた八木正生さん作曲で『マキシン&マレーナ』
 っていう人が歌ってるんですけども。」
T「あ、マキシンジじゃない?」
1「マキシンジじゃない(笑)。ウクレレは鳴ってない。」
T「なるほど。」
1「かなりこれダンサブルよ(笑)。」
T「あ、ホント。ほおー。マキシン。はあーはあー。」
1「それに続いて『コダックのコダカラー400』。」
T「うん。」
1「これがまた伊集加代子さんで作曲が大野雄二さん。これは異常に短いん
 でセイコーシャリオと続けてかけます。」
T「メドレーでね。はい。」

M-09.セイコーシャリオのテーマ
M-10.コダック・コダカラー400のテーマ

T「これセイコーシャリオはさっきの八木さんでしょ?」
1「そうだね。」
T「わかってる人だね!」
1「ねー。かなりグルーヴィな。」
T「グルーヴィだね。うーん。ああいったジャズみたいなのもできるしこう
 いうファンキーなね。いろいろ…」
1「そうだね。でも今のファンキーさの中にもジャズっぽいクラリネットの
 響きだったり…」
T「そうそうそうそう!あったり!」
1「しっかりあるんだよね。」
T「ねー。俺プロデュース頼みたいね。」
1「ねー。後半にスキャットが絡んでくるのはなんか伊集さんっぽいんだけ
 ど、それもブラジルのフローラプリムみたいな感じで。」
T「そうだね。」
1「で、続きでかかったコダックのコダカラーが…」
T「これヤバいじゃん?」
1「これがねー…」
T「カッコイイね!」
1「伊集さんやっぱ凄いね。」
T「うーん。カッコエエ。」
1「これが70年代に作られてたとは!」
T「クリエイティブだったねCMミュージックは。」

***
1「最近僕が気に入ってんのは『レイクエンジェル』なんだけどね(笑)」
T「あ、レイクでしょ?あれ至る所で話題になってるね。」
1「レイクのどれが好き?」
T「レイクのね…『ク』。」
1「あ、おんなじ!(笑)」
T「(爆笑)」
1「俺も『ク』なんだよ。」
T「あ、そう(笑)。」
1「うん。『ク』が一番楽なんだけどさ、『ク』が一番声で力をアピール
 してんのね。♪レ・イ・ク!っていうね。すーごいんだよね。」
T「よくチェックしてるねー(笑)。」
1「当たり前じゃない。でもあのCMヒドイよね。」
T「ヒドイなー(笑)。」
1「ヒドイって言っちゃイケナイんだけど(笑)。」
T「そう(笑)。うそうそうそ。」
1「あのー面白いよね。」
T「最高ですね。ジーコだってさ…」
1「『完璧だー』って言うだけだもんね。」
T「そうそう。かわいそうじゃないか?あれジーコ。」
1「わかって出てたらジーコ凄いね。」
T「(笑)」
1「俺これだけの為にいるみたいな(笑)。俺日本でこれだけ。カンペキだー。」
T「(笑)。実はわかってやっていた。」
1「ねー。」
T「でもあのレイクの企画した人ってやっぱり狙ってんのかな?」
1「やっぱりチャーリーズエンジェルとかあーゆうの意識して。ちゃんと
 時代性読んでるよね。」
T「あー。プラスジーコ。はあー。」
1「ジーコの部分はねーなんか諦めたって感じがあるんだけど(笑)。」
T「(笑)」
1「でも確かに他社はかすんじゃうからね。」
T「かすむねー。」
1「かすむ中で今だにインパクトあるのは『武富士』♪ホ〜ンニャホニャ
 ヘ〜ン」
T「あーあれね。」
1「あのダンス凄いね。」
T「ほいで、♪オゥ!オゥ!オゥ!オゥ!ね。あれがこの間2時間ぐらい頭
 ん中ループしちゃってさ。」
1「なんかCD出てるらしいよ。」
T「マジ?ウソ。」
1「うん。俺ちょっと買わないといけないなと思ってるんだけど。」
T「DJでかけないと。」
1「かけないとねーあれはね。」
T「(爆笑)あの何か踊りの…(笑)」

***
1「(笑)なんかくだんない話してる間にもう1曲かけれるそうなんで。」
T「はい。」
1「最後はかなりベタなところで行きます。これだったら誰もが知ってる
 だろうっていう。」
T「知ってるかなー?30才より上だったら知ってるかも。」
1「いやー20代で知ってる…知らないのかな…」
T「20代ねぇ…」
1「定番の曲で『明治のカール』。これ歌ってるのは三橋美智也さんで。」
T「あーーー。」
1「『ディスコお富さん』とかも歌ってたんだよね。」
T「♪いい〜もんだ〜な〜 っていうね。」
1「じゃこれ聴いて下さい。」

M-11.明治カールのテーマ

T「最後なんか締まりましたね。」
1「締まったのかなぁ?かなりゆるーくなったんじゃ(笑)。」
T「(笑)俺的になんか締まった。」
1「ホント?(笑)」
T「やっぱ三橋美智也さんの歌ね。♪はぁ〜〜〜〜」
1「魂揺さぶるよね。」
T「凄い。もうねー凄いよこれ。」
1「でもこのメロディーは誰でも覚えてるよね20代後半…」
T「ちょっとヌスラットファテアリハーン入ってない?」
1「あ、入ってるねー。入ってる入ってる入ってる!」
T「(笑)入ってるよね。♪はぁ〜〜〜〜〜」
1「凄いねー。」
T「凄いねやっぱこれ。声の出し方がね。」
1「違いますね。こんな感じで和モノCMをまとめてみたんですけど。」
T「だってカール食いたくなったもん。」
1「なるねー。」
T「なるでしょ?やっぱ。」
1「ちょっとしょっぱ系がね。でも取り敢えずレイクエンジェル。今後も
 注目していきたいなと。」
T「微妙に変わってるじゃない?毎回毎回。次はどうくるかな?と。」
1「まあ取り敢えずは今日は『ク』で。」
T「そうですね。『ク』の人気高し。」
1「高し!っていうね。なんちゅーバカな話してんだっていう(笑)。」
T「そう(笑)。じゃ人気投票しようか。『レイクのどれが好き?』
 俺は『レ』とか…」
1「『レ』ってさ、なんかスポーツ選手らしいよ。」
T「ウソ!」
1「あの人だけギャラが桁違うらしいよ(笑)。」
T「マジ?え?何で?どっから?どこの情報?それ。」
1「街ネタ(笑)。」
T「あーー。なるほどねー。」
1「らしいよ。でもジーコは桁3つぐらい違うんだろうけどね(笑)。」
T「そりゃそうだよね。あの人差し指立てるだけで…」
1「完璧だー。だけでね。」
T「(笑)」
1「ま、今日も完璧だったっていう事で。」
T「そうですね。はい。」

<エンディング>
T「今日は『CM音楽特集』。70年代のジャパニーズの伝説的なメジャーCM
 いろいろ解説をつけてレイクの話も混ぜつつ…」
1「混ぜつつ(笑)。」
T「お送りしてきましたけどね。この番組では『レイクのどれが好きか』
 ハガキを募集してますんで。俺は『ク』。」
1「俺も『ク』。」
T「だから『俺はク』とか書いて送って頂きたいと思います。あとは何が
 …何送ってもらう?」
1「あとはね…えっと…まあ20世紀も終わる訳ですよ。」
T「あ、そうですね。」
1「間もなくね。去年ミレニアムミレニアムとか言って盛り上がったんだ
 けど、今年全然盛り上がってないんだよね。」
T「そうだねー。」
1「20世紀終わっちゃうんだよ。21世紀に向かって『僕の決意表明』を送
 ってもらいましょう!」
T「あ!オッケー!」
1「『俺はこう行く!』「こう生きる!』」
T「いいね!バーストらしからぬストレートな。」
1「生き様をぶつけてみようよ!」
T「あーオケーオケー。」
1「俺は!21世紀も買うよレコード!」
T「あーー。なるほどなー。」
1「なんか毎回さ年末年始そういう話をしてるね。」
T「そうだね。俺は何しようかな…俺はね…」
1「フルチンでロックやるよ!という(笑)。」
T「そうだな。」
1「(笑)」
T「取り敢えず21世紀もそうですね。じゃ皆さんのそういう21世紀の決意
 表明を募集しておりますんで。今日のお客様は魂列車1号さんでした!」
1「はーい。どもー。来年も呼んでねー。」
T「はい。」



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Listening & Reported by Jun Arai
Page Written by Kiku^o^Sakamaki