ORIGINAL LOVE presents《BURST!》

第65回 (2000年6月22日放送)


<オープニング>
T「今日はいつもの木暮晋也がゲストです。どんな話どんな音楽が飛び出す
 か、何を持ってきてるのかアイツは。乞うご期待。」


M-01.R&R/オリジナルラヴ


<近況>
 「1日1回ロックンロール。人生ロックンロール。」という事でロックンロ
ール。僕田島作格言。如何でしょうか。至る所で今言ってるんですけどプロ
モーション期間だから。1日1回聴いて欲しいですねこの曲。7/19日発売です
んであと3週間ぐらいあるかな。更にその後8/2日ですねニューアルバム。制
作期間約1年位かかったのかな。もう毎日毎日考え抜いて最後ちょっとわかん
なくなりつつも(笑)なんとか完成した、もう精も根も尽き果てて僕の全身
全霊をかけて作ったニューアルバム。8/2日発売です!タイトル「ビッグクラ
ンチ
」まさに「大消滅!」と言うか「大爆発!」と言いますか(笑)そのぐ
らい強烈なアルバムになってると思います。

・愉快犯田島。
 この間ね「ラヴウィルス」ってのが流行ったでしょ?コンピューターウィ
ルスで。僕も今度のニューアルバムに向けて「オリジナルラヴウィルス」っ
ていうのを作ろうかなと思って(笑)。作ってくれる方募集しております。
なんつて。「オリジナルラヴウィルス」。OSを破壊しちゃうのはちょっとい
けないので、OSを破壊せずにどんどんどんどん伝播して行くそういう良性コ
ンピューターウィルスみたいなのをね作ってくれる人いないかなあ(笑)。
「ニューアルバムビッグクランチ8/2発売。7/19ロックンロール出まーす。」
みたいな。

 で、この間DJのスワンプ…知ってますか?あのね。DMC…DJ世界チャンピオ
ンだっけ?の…Beckのターンテーブルで来てたんですけど。その彼のDJが東京
でありまして行って来ましたよ。いやー最高でした。うん。やっぱ凄かったで
すね。Beckのバンドでバックやってる時はほんのちょっと2分位だけ遠くのほう
でチャカチャカってソロやってイエーイ!みたいな感じですけど、近くで観る
とやっぱ凄いですね。強力でした。もうターンテーブルがシンセサイザーでし
た完全な(笑)。あれはねレコードじゃない!どんな音も出せるんだなーター
ンテーブルで!って思いましたね。しかもエフェクターとか一切使ってないん
ですね。全部DJミキサーとターンテーブルだけで凄かったですね。とにかくレ
コードをレコードと思ってない。まず針でレコードの溝をガキガキなんだかん
だやるなんて当たり前で、そのうちレコードを割り出したりとかレコードの針
でいろんなとこかきだすんですね下のマットとか(笑)。そういうのでノイズ
を作って。それがむやみに変な雑音になってるんじゃなくて非常に音楽的なノ
イズだったですね。ターンテーブルの下にレコードを5.6枚重ねてて、こうズッ
ズッズッタとブレイクビーツをやってて、で、バッとブレイクになるとそのレ
コードをバーン!と1枚放り投げて下のレコードにパッと針かけて、そういうサ
ーカスみたいな事を平然とずーっとやってました。大変盛り上がって面白かっ
たですね。本人はほにゃ〜っととぼけた感じのヤツだったですけどやってる事
は面白かった。昔DMCに出た時はレコードを割った破片で裸の上半身を「ハラキ
リだー!」とか言ってダーと自分の体を切ったりしてたらしいです。もうアホ
ちゃうかみたいな(笑)かなりクレイジーだけど面白いみたいな…最高でした。

<今週のリコメンド>
 先週はロックっぽいのかけましたけど今日はね。今日は…まあ今日もロックっ
ぽいんですけど(笑)。

・マークリボー
 ニューヨークのラウンジリザーズ周辺と言いますかラテン系の人だったんで
すね。彼のソロアルバムが出てましてまだ1曲目しか聴いてないんですけど非常
に良かったんでかけます。そして何の脈略も無く次は…

・ジョイディヴィジョン
 ここんとこ最近1年位かなリバイバルブームと言いますか妙に聴いてるヤツ多
いですね。僕は高校の頃1週間に3回位かな聴いてました「クローサー」をね2nd
アルバムですけど。僕等の世代の暗い高校生のマストアイテムとしてみんな聴い
てた訳(笑)。それが今の若い暗い人達の間にもやっぱね…暗い繋がりとでも言
うか(笑)聴かれ続けて行く!と。

M-02.北京のオーロラ/マークリボー
M-03.アトロシティエギジビジョン/ジョイディヴィジョン

 はい。すっかり暗〜くなったところでねジョイディヴィジョン。あ、でもこっ
ちは明るかったですねマークリボー。やっぱりマークリボーはラウンジリザーズ
のギタリストでした。今いろいろ彼のプロフィールを見てまして。コステロのバ
ックでもギターやったりとか。このアルバムにはエルヴィスコステロのアトラク
ションズのスティーブニールも参加してるという…なんか変わったメンバーでレ
コーディングしてるなあというのがわかる訳なんですが。

<談話室バースト!>
ゲスト:木暮晋也(ヒックスヴィル)以下K

・レコーディングは環七でフィーバー。
T「今日のお客様は木暮晋也さんです。ども。」
K「どーもー。」
T「最近木暮はあれだよね?」
K「うん。」
T「プロデューサーだったんでしょ?」
K「プロデューサーっていうか(笑)まあヒックスヴィル以外にもね
 いろいろ。バンドやったりして。」
T「その中でマリマリ(MariMari)っていう…」
K「以前ソロでデビューしたんですけど今回はまたバンドという形で。
 そこでサポートギターみたいな感じなんですけどね。」
T「アンド、プロデューサー。」
K「まあ全員が曲作って…」
T「木暮も曲書いたの?」
K「作りましたね。2枚目のシングルにはきっと入るんじゃないかっていう。」
T「ほおー。でもずーっとやってるよねマリマリ。」
K「もう1年位前から進行してて、ついに今月出るという(笑)。」
T「最初のシングルが出るという?」
K「そうなんですよね。」
T「もうホントにアイデア錬りに錬って…」
K「いやーなんでしょうね。みんな忙しいんじゃないのかな?きっと(笑)。」
T「なんだそれ!(笑)」
K「ちなみにマリマリリズムキラーマシンガンはマリマリと欣ちゃん(茂木欣一)
 がメンバーなんですよね、フィッシュマンズの。」
T「え?じゃこれは2人のバンドなんだ。」
K「そいでサポートとして僕とかスカパラのキーボードの沖ちゃん(沖祐市)と
 ベーシストの波多野君(インヘイル)のメンツで全部作ってるという。」
T「あ、そうなんだ。へえー。」
K「で、エンジニアはフィッシュマンズなどでお馴染みバッファロードーター
 のザックさん。」
T「あーあーあー!ザックさんなの?」
K「ええ。今もだからずっと…すぐアルバムのレコーディングに入るんだけど、
 もう毎日のようにザックさんの…ニュースタジオなんですけど凄い環境が
 いいんですよ。住宅街の中にポツンとあってね。」
T「何処にあるんですか?」
K「それはね…」
T「内緒なのか…」
K「ま、都内。環七沿いって言いますか。」
T「環七?!へえー!いい場所に。お金持ち!なーんて。」
K「(笑)」
T「羨ましい。バッファロードーターのミックスもそこで。」
K「ええ。レコーディング行われてましたね。」

M-04.TTAGGG/マリマリリズムキラーマシンガン

T「はい。TTAGGG。これはやっぱり遺伝子ですか?」
K「うん。なんか遺伝子がどうのこうのってマリマリが言ってましたね。」
T「遺伝子みたいな表記にしたのかな?それともそのものなのかな?」
K 「多分遺伝子。本人いないんで定かじゃないけど(笑)。ちなみに詞が
 TOKYO NO.1 SOUL SETのビッケとマリマリの共作。」
T「はあーー。ビッケの詞面白いもんね。」
K「うん。彼凄い面白いですね。」
T「という感じで今日は、木暮晋也。マリマリプロデューサー…
 マリマリバンドギター…」
K「ギターですね(笑)。」
T「をお迎えしてお送りしております。談話室バースト!であります。」

<バースト!選曲>
T「マディーウォーターズ。エレクトリックマッド!」
K「エレクトリックマッドから1曲目を。」

M-05.アイジャストウォントゥメイクラヴトゥーユー/マディーウォーターズ

・洗練された泥水。
T「マディーウォーターズってのはブルースギタリストですけど。
 このアルバムはジミヘンのマネがしたい!みたいな感じで。」
K「非常にその当時のね。68年に出たアルバムみたいですけど。」
T「アートロック。もうこれだってさ。このジャケの写真見てもこん時は
 ちょっと俺も一発そういうのやんなきゃなみたいな。っていう勢いが
 見え見えっていうか。」
K「ね。当時のナウいサウンドを(笑)。」
T「そうだね。ナウいサウンドを俺ブルースやってるけどって。でもやっぱり
 マディーウォーターズってどっちかっていうとどんくさいブルースやって
 てもどっかしら洗練されたモノを求めてた人だけどね。」
K「常にね。そういうのね。」
T「これーでもちょっとなあ。あざとくてちょっと俺なんか白いなーって
 思っちゃうんだけど。サンタナみたいだもんねギターの音。」
K「(笑)ずっとファズかかってるからね。」
T「まあアートロック色はありますけどもね。この中ジャケのギターカッコイイ
 ですねマディーウォーターズの。」
K「CDだと裏ジャケに写ってるこのギター。本体の後ろにギタースタンドが
 付いてるっていう。」
T「最初から?」
K「優れモノなんですよこれ実は!見えないけど。」
T「へえー(笑)。じゃあ弾く時それあたって痛いとかさ。」
K「あのね、ちゃんと木に溝が出来てて溝に収納できるっていう。」
T「ああー!へえー!スタンド付きギター。」
K「スタンド付きエレクトリックギター。これ使ってるのはマディーウォーターズ
 とあとラビンスプーンフルにいたザルヤノスキー。」
T「ジョンセバスチャンじゃないほう?」
K「じゃないほうのギタリストの人。ぐらいしか知らないんですけどね使ってるの。
 僕もちょっとこれ欲しい。」
T「でも見た事あるよこのギター。」
K「たまーに楽器屋さんに。」
T「三鷹とかで売ってない?」
K「うん。三鷹とか(笑)お茶の水とかでね(笑)。」
T「お茶の水(笑)、ああー見たよね俺。なんかさ。」
K「たまに売ってる。赤か黒。」

***
・増子からボブログへ。
T「あれでしょ?先日ボブログとDMBQのライヴ行ってきたんでしょ?」
K「ええ、ブリッツであったんですけど。」
T「僕さ、誘われててさ、完全に忘れてました。」
K「あ、そうなの?もったいない!」
T「ごめん!あのーすみません。てか用事あったんですけど。」
K「凄い面白かったですよ。僕途中から行ったんですけど。最後のほうにDMBQが
 出てきてちょっと短かったんですけど30.40分位やったらそのまま増子さんが
 最後に袖のほうに呼んでるんですよ誰かを。ジャーン!っと鳴ってる中でボブ
 ログがひな台の上に乗ったまんま登場してきて(笑)もう演奏が始まってるっ
 ていう。」
T「へえー(笑)。」
K「繋がっててノリノリだったですよ。」
T「ひな台の上に乗って(笑)。」
K「乗ったまんま演奏したまんま登場(笑)。ドタドタドタンドタン…(笑)」
T「(爆笑)ほいで何あの増子君等は自分等でハケてみたいな。」
K「うん。さり気なくハケてましたね(笑)。」
T「(笑)へえー。じゃDMBQが先で…」
K「トリがボブログ三世だったです。で僕ね、ボブログ三世初めて観たんです
 けども。終わった後楽屋行ったんですよ。そしたら素顔見ちゃいました。」

・税関もメット被って?
T「素顔どうだった?」
K「いや、なんかね。ほら普段はボブログさんはいつも取材の時もヘルメット
 欠かさないじゃない。」
T「そうそうそう。ボブログ三世の事知らない人がいるかも。ボブログ三世
 ってのはねヘルメットを被った謎のブルースマンで1人でドラムとか体中
 にくっつけてて1人演奏するブルースギタリスト、シンガーみたいな…
 なんつったらいいんでしょうかね、変な人ですね。(#第1回のリコメンド)
 で、そのいつも被ってる仮面を被ってなかったの?!」
K「そう!楽屋に行ったらなんと被ってなくて衣装はボブログさんで。」
T「もうなんかさ(笑)覆面レスラーの素顔みたいなさ(笑)。」
K「そう!(笑)俺はね結構覆面レスラーとかほらやっぱ見ちゃいけないって
 こっちのお客の立場としては思うんで。なんか見ちゃいけないモノを見てし
 まったかなと。でも見てしまったらカッコイイ凄い若い感じの人で。金髪の
 ボブログさん。ビックリしました。なんだこれ全然マスク取ってもイケイケ
 イケてるじゃん!みたいな感じだったです。どんなモサイおっさんがマスク
 の下にはあるのかと思ってたら。」
T「でもそういう噂聞いたよ。凄い若いかわいい子がやってるとかいって。
 でもなんかあのヘルメットすっごい臭いんでしょ?死ぬほど臭いとか増子君
 が言ってた。」
第21回参照
K「(笑)この世のモノとは思えない臭さだったらしいです。」
T「増子君が被らしてもらって。で1回被ってもう凄い臭くてうわっ!って
 取ったらその匂いがもう髪の毛とか顔に付いちゃってもう取れないっていう
 らしいけど(笑)。」
K「何日も(笑)。」
T「あのだけどさ、ボブログ三世のインタビューとか凄い面白い。」
K「面白いですね。うん。」
T「チャックベリーがなんで好きかって言うと、全ての曲が同じに聞こえる
 から好きだとかさ。気が利いてるんだよねあれ。」
K「なんかこう、ブルースの見方がまた面白いね。」
T「一番最初はクィーンが好きだったとか(笑)。」
K「あ、そうなの?(笑)」
T「なんだっけなクィーンとか普通のね(笑)」
K「普通のロックが…」
T「好きだったんだって(笑)。」
K「何故かああなっちゃったんだ。」
T「段々段々ブルースに目覚めてああいう風になって。」
K「おお。なんかモンドな感じのブルースすよね。」
T「あれ聴こえた?歌とかちゃんと。」
K「いやバリバリ。もう爆音だったっすよ。うーん。」
T「あ、ホント。だってあれレコードじゃ何言ってっかわかんないじゃない
 ずーっと。」
K「まあ、ギターも歌もヒズんでるんでよくわかんないっつのあるんすけど
 音デカかったんで。」
T「盛り上がりました?」
K「盛り上がってたよ。お客さん大喜び。でもねボブログも曲みんなどれも
 一緒に聴こえる(笑)。」
T「一緒でしょ?(笑)ドタドタドタドタ(笑)」
K「(笑)」
T「新曲です。ってもわかんないみたいな(笑)。」
K「わかんないっすねー。よーく聴かないと。」
T「でもDMBQといいコンビっていうかさ、なんか凄く似合ってるよね。
 ボブログと増子君ってさ(笑)。」
K「なんか音楽の感じは違うかもしんないけどセンスは近さを感じました。」
T「かなり近いよね。話合うだろうなーみたいなさ。」
K「うん。面白かったっす。」
T「なるほどなー。失敗した。だってさもう何回も来てるよね?」
K「そうだね。もう何回目なんだろう。」
T「また日本まわってんのかな?」
K「どうなんだろうね?ちょっとそれチェックしてなかったんだけど。」
T「前もDMBQと一緒にまわったでしょ確か。」
K「うん。やってたやってた。去年、年末か。」
T「親日家って事なのかな(笑)。」
K「どうなんでしょうね(笑)。」
T「でもさ、あのボブログ三世も包帯つけてるディレクターが遊びすぎだね。」
K「(笑)なんだったっけ。」
T「ちょっとノリすぎだぞおまえみたいな(笑)。だけどこの間イナズマケイ
 が持ってきた『おっぱいパチンパチン』って曲があって。」
K「(笑)」
T「それさ、おまえディレクターふざけすぎだぞって思ってタイトル見たら
 その通りなんだよな(笑)。」
K「あってた?(笑)」
T「あってる(笑)英語でもそうなの。ああ、なるほどそうですねみたいな(笑)
 タイトルバカだけどね。」
K「いいね、そういうの(笑)。」

***
・2年に一度と言ってくれ。
T「もう1曲じゃあ行きましょうか。」
K「最近出たミレニウムって昔の…」
T「名盤探検隊シリーズでしょ?」
K「うん。そうかな。」
T「某レコード屋行ったらたくさんダーンって並んでてさ。」
K「60年代のソフトロックとかね、フォークロックの名盤と言われてる
 ミレニウムの…それの未発表音源集みたいな。」
T「ミレニウムってのはさ、あの有名なアルバムあるでしょ?1枚。」
K「うん。『ビギン』っていうね。」
T「あれ以外にも出したの?アルバムって。」
K「いや、あれだけで終わっちゃってる。」
T「だけだよね。そうあれはいいアルバムですけどね。」
K「あれは僕も当時…っちゅーか当時なんて聴いてないや。」
T「今も僕たまに聴きますよ。1年に0.5回ぐらい(笑)。」
K「0.5回(笑)。でもあれなんか画期的なアルバムらしいんだよね?
 ライナーノートとか読むと。」
T「あのね、初めて16トラックでレコーディングされたアルバムなの。
 もの凄い楽器の量が多いんだよ。」
K「音質がいい。」
T「そうそうそう。」
K「ま、それの未発表音源集が最近出たんでちょっと聴いてみますか。」

M-06.イッツユー/ミレニウム

・エレカシのライヴで会おう?
T「この番組は殆ど洋楽ばっかりかけてますけど最近邦楽でいいのあった?」
K「邦楽でいいのって…急に振るね(笑)。」
T「(笑)違う視点で何かちょっとないかなと思って。」
K「邦楽…うーん。まあー結構最近ガレージ系のバンドとかね。」
T「ああ。ガレージ系…何?」
K「この間一緒にライヴやったりしたんですけどジャッキー&ザ・セドリックス
 ね、エノッキーとかそのへんが凄く好きで聴いてますけどね。」
T「ふーん。それ以外は?」
K「あとその系統でMAD3。」
T「ああMAD3。モッズっぽい…」
K「なんというかバイオレンスギターインスト。ちょっと怖い感じ(笑)。」
T「はあー。ホットロッド。サーフィンホットロッド。」
K「サーフィン…うんサーフィンっぽい曲もあるけどもうちょっとロッカー風。」
T 「へえー。他になんかほらもっと有名な人とかいないの?」
K「有名なヤツ?(笑)」
T「もっと有名な人(笑)。俺聞いてよ俺俺!」
K「あ、なんかある?(笑)」
T「俺ね。えーとね、エレカシ!」
K「(笑)エレカシは、何田島ファンなの?」
T「って言うかね。うちのスタッフが持っててちょっと聴かしてみ?
 とか言ってニューアルバム聴いたら良かった。」
K「あ、ホントですか。」
T「ああーいいアルバムだったよ。特にあのシングルカットした曲。」
K「えと、あのずっとトーキングしてる…」
T「そう。あれとねもう1曲シングルカットした曲があってその2曲が良かった
 なー。あと何だっけな。あと何俺……あとね!椎名林檎良かった(笑)。」
K「あ、椎名林檎さんはいいですよね凄い。僕もうファンなんです。」
T「あれの『虚言症』って曲。あれいい曲だったなー。」
K「いいですね。僕ねあのサウンドも好きなんですよ。」
T「サウンドはね。まあサウンドもいいけど…」
K「ちょっとサイケデリックな感じで。」
T「ちょっとナインインチネイルズみたいな感じのアレンジになってる
 かなあって思った。」
K「詞とかも凄いねいつもいいですよね。」
T「詞は面白いよね。でもやっぱねエレカシいいよアイツと思った(笑)。
 凄い気に入っちゃってさ俺。この間のニューアルバムあーれは良かったよ。」
K「僕ねちゃんと聴いた事ないんですよ。」
T「あれはね、やっぱり面白い。宮本君ってのは最高だなと思った。」
K「いいキャラしてますもんね。」
T「歌詞も最高だったよ。『死刑』って曲も面白かったな。あれも笑ったよ。
 かなり共感した。」
K「キャリア的には同じぐらいなんじゃないの?もしかしてオリジナルラヴと。」
T「彼のほうが早いですねデビューは。もっと若い時から実はデビューしてた。
 僕等のほうが後だね。でもね、他はね俺ハッキリ言ってそんなにインパクトの
 あるレコードって最近出会ってないよ。もう何とかしてくれ!と。いろいろ
 最近レコード買ってるけどね、なーんかね…俺やっぱりエレカシが一番良かっ
 たよ。相対的に考えて(笑)。」
K「(笑)やっぱり世界中でも。」
T「世界的に見てもね、もう何かないかなないかな…これもいいよわかるよって
 感じのレコードはあるんだけど、エレカシが自分にとって新鮮だったね。」 
K「俺エレカシがテレビ出てると絶対見るね。」
T「あ、そう(笑)俺あんまテレビ出てるとこ見たトコないんだけど、
 どういう人なのかよくわかんないんだけどさ。」
K「気になる存在。」
T「歌詞とか音楽が良かったよ。」
K「ガストロンジャー。」
T「ガストロンジャーも素晴らしいしね。」
K「あの曲カッコイイですよね。」
T「『死刑』ってのが良かったなあ。『これから神のお告げを』…
 あ?もう巻きですね?はい。」
K「(笑)今度ライヴじゃあ行きましょう。」
T「ライヴね。そうですね。エレカシ…(笑)。」
K「エレカシのライヴ。是非。」
T「(笑)どうかなぁ…ってか今いろいろ音楽的に煮詰まってんのかなあ俺。
 だからなんかこうほら音楽性で見せるバンドとか海外でいろいろいるけど
 ね。なんかね…ああそうですねって感じ多いんだよな…」
K「うーん…」

<エンディング>
T「オリジナルラヴのイベントこれからもいろいろ入ってるんですけど。」
K「夏…そうですね。」
T「夏とかあと7月8月9月といろいろ続いて、で、その後ツアーもおそらく
 あるだろうって感じでね。」
K「アルバムもいよいよね8月に。」
T「やっとだよ!!7/19にまずシングルね。ロックンロール…」
K「出てー。」
T「そのあと…えーと出ます!『女を捜せ』…じゃねえや、ニューアルバム
 『ビッグクランチ』!」
K「タイトル忘れないで下さいね(笑)。」
T「ごめん間違った!(笑)あのね!そいでさ、タイトルホームページで
 いろいろ発表したりしたんだけど、もうさあの…」
K「大反響?」
T「タイトル大反響だよ。『ビッグクランチ』とか『女を捜せ』とか
 『セックスサファリ問題OK』とかあるじゃない。」
K「いや俺はね『セックスサファリ問題OK』良かった(笑)。」
T「結構ここまでウケルかなと思ったぐらいビックリするぐらいいろいろ
 反応が来てさ。」
K「(笑)」
T「そう。嬉しいですね。」
K「タイトル今回面白いね。見ただけでこう聴きたくなるなあって感じ
 ありますよ。」
T「そうそうそう。非常に嬉しいんですけど。アルバムはそれに輪をかけて
 いいんで。あーのーマスタリングもう一回やり直すんですが(笑)。」
K「えっ?!それ言って良かったのかな?(笑)」
T「あ、マズイかもしんない(笑)まあいいや。皆さんにもう最高の…」
K「ちょっと今回ガツン!と聴いて頂きたいですよね。」
T「そうですね。もう今回気合い入り過ぎたでしょアルバム作るのに。」
K「濃いっすよね。」
T「もうだってさ、自分の身の回りの人全て巻き込んだから。もう二見君から
 …もう二見君は嫌がってるでしょ?もう(笑)。」
K「(笑)嫌っちゅーぐらいこうね。」
T「もういいよ!みたいな感じ(笑)。あと他もほら僕の知ってる友達全て
 巻き込んでねやってもらって。これが最後かなってぐらい頑張ったから
 今回のアルバム。」
K「毎回その気持がないとね。」
T「もう玉砕!って感じでやったんで、とにかく皆さんにこれを聴いて欲しいな
 と思って。」
K「ねえ。楽しみだよね。」
T「木暮のギタープレイも入ってるしね。」
K「ちょこっと入ってるんで是非是非。」
T「ちょこっとじゃないじゃん。結構3曲か2曲ぐらいガーン!と入ってます
 んでね。」
K「早くCDで聴きたい。」
T「そうですね。」



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Listening & Reported by Jun Arai
Page Written by Kiku^o^Sakamaki