稲取温泉  
ホテル・旅館等:  ペスカード稲取  いなとり荘  銀水荘  石花海  



稲取温泉   ペスカード稲取  1999.1(宿泊)

洒落た名前「ペスカード稲取」
  伊豆半島には 今まで、何度も旅行に行って、温泉にもたくさん入ってきたが、 稲取温泉には行ったことはなかった。今回の旅行は、一泊だけだと云うことで今まで、行ったことの無稲取 温泉を第一の候補地として、色々検討した結果、値段が1.1万円と安く稲取温泉でも高級な旅館として 知られている稲取荘の,風呂にも入ることが出来るという姉妹館の「ベスカード稲取」に泊まることに決めた。ベスカードというのはスペイン語で「海鮮」を意味するそうである。海の幸を手軽な値段で食べさせるというコンセプトのもとに生まれた旅館だそうであり夕食の料理に期待がかかる。

「ペスカード稲取」へ
  大川温泉 露天風呂を後にして今日泊まる予定の「稲取温泉」を目指す。 熱川温泉を過ぎると稲取温泉は近い。案内標識に従って稲取温泉の,温泉街に入りと泊まる予定の, 「ペスカード稲取」を捜す。稲取温泉では有名な稲取荘の姉妹館だということで海岸に出て、いなとり荘を 確認するとその奥に目指す「ペスカード稲取」の広告が見えた。

流石「いなとり荘」の姉妹館

   ペスカード稲取の全景

    ペスカード稲取のロビー

  比較的小さな 駐車場に車を停めると、宿の人が近寄ってきて、どちら様ですか と尋ねた。名前を名乗ると「お待ちしておりました」と云って、女房殿の荷物を,持ち中に入って行った。 チェックインもフロントも前の机に立っててするというものではなくてロビーの椅子に座って書類に書き 入れるという心遣いをしてくれる。

 フロントも ロビーも豪華という感じはしないが何となく南スペイン辺り の雰囲気を感じさせてくれるカラフルな感じのものであった。それを済ませるとフロントにいた女性が、 五階の部屋まで案内してくれて、非常口や風呂などについて、丁寧に説明をして呉れた。案内してくれた 仲居さんは、説明の仕方ととい物腰といい流石に「稲取荘」の姉妹館という感じを十分にさせて呉れるも のであった。

    ペスカード稲取の客室

    部屋からの景色

部屋は十畳の和室で安い料金しては小綺麗な感じのするもの であったが、この建物方が出来て余り年月がたっていないせいなのかもしれないが、床の間には一輪挿しの 中に生花などが生けてあって客のもてなしの志などを感じさせてくれる。「冷蔵庫は空になっていますどう ぞご自由にお使いください。飲み物はロビーの自動販売機でどうぞ」という張り紙がしてあって、その通り 中は空であった。これなども若い人達を意識したものであろう。

 窓を開けて 外を見ると、前方に何軒かのホテルが見えて、左の方に稲取 の海がほんの少し見え、右手の方には伊豆の山に繋がる山並みが見えた。稲取荘が海の方にあってそんな に絶景というわけではないが、それなりの景色である。安い宿泊料で稲取荘の風呂を使うことが出来るので そんなに贅沢は言えないであろう。

 一休をして 早速風呂に入りに行くことにする。目指すいなとり荘の風呂は エレベーターで三階に下りて廊下伝いに行くことが出来るものであった。

いなとり荘の項参照

 丁度、夕食時となったので、ペス カード稲取の方に帰ることにする。

    内風呂の脱衣場

    結構広い内風呂

  帰りに フロントで鍵を借りて五階の一角にあるという、現在は家族 風呂として利用されている内風呂を見てみることにする。以前、稲取荘と別の旅館であったころには内湯 として使用されていたと思われる風呂だけあってかなりの広さのものであった。ガラス窓もかなり広く景色 もなかなかのものでこれを家族風呂として利用するのは贅沢という感じすら抱かせてくれる。

 食事は 1階の料亭で摂るということなので、エレベーターで降りて いくと出たところに、係りの人が居て、夕食の際食べる刺し身の魚と焼き魚を選んでくださいと言って 5〜6種類の魚が並んでいる氷の入った入れ物の前に案内してくれた。

    ペスカード稲取の夕餉の料理

刺し身にはあまり今まで聞いたことのない名前のついた 鯛があったので、それを注文した。食事をする部屋に案内されてみると、刺し身と焼き魚を除くあらかた の料理が運ばれていた。食事をする部屋は奥行きが一間半、間口が四間位の9畳ぐらいの部屋で、各部屋 ごとに分かれて食事をするようになっていた。料理は旅館の名前からも想像されるように、少しスペイン風 の感じの料理が混ざった和風という感じのものであった。そのうち女房殿も仲居さんに案内されて部屋に 入ってきて。料理をを見たのだがなかなか気に入った様子であった。

 ビールで乾杯して 食事を始めているうちに刺し身と焼き魚が運ばれてきた。 やはり海鮮料理を売り物にするだけあって刺し身にしても料金にの割にはなかなか立派なものであり、かなり の満足度で夕食を終えることができた。

  朝起きて、再び稲取荘の風呂に入りに行く。

いなとり荘の項参照

  ペスカード稲取の朝食の料理

  部屋に帰って 暫くすると朝ごはんの時間になったので、昨夜夕食を 食べた一階に降りた。昨夜と同じ部屋で朝食を採ったわけだが、刺し身やサラダそして茶わん蒸しが 付き、後からは伊勢海老の頭の入ったみそ汁が付くなど、やはり普通の旅館の定番の朝食とは一味 違った感じの料理であった。

  全体的には 1.1万円という比較的安い料金で泊まることができる旅館 としてはかなり満足度の高いものだなという感じを持った。女房殿の話では特に女性の好みに合う旅館では ないかということであった。

  チェックアウトを終わって 、玄関から外に出ようとすると雨が降っていた。すると フロントに居たお兄さんが傘をさして女房殿を車まで送ってくれ、我々の車が旅館の前の道を曲がる まで手を振りながら送ってくれるたのが印象的であった。

  満足度:風呂**** 料理**** 部屋*** 接客****

   施設の概要

  所在地  賀茂郡東伊豆町稲取1532   0557-95-6666    
  交通 ・伊豆急行稲取駅から送迎3

     ・小田原IC→国道135号経由→稲取温泉
  施設 
  大浴場 露天風呂(いなとり荘)家族風呂   駐車場  15台位 
  泉質 
弱食塩泉   32〜82度
  効能 リューマチ・神経痛・肩こりなど
  日帰り利用  不明