<奥山順市の<映画解体計画>

 

<映画解体計画>は、映画の常識に対する反発をバネに、

映画のウイークポイントや、映画に関する素朴な疑問を投げかけながら、

制作プロセスの破壊、映写会場での演劇的なアクセス等をコアにして、

まったく新しい切り口で{映画の解体}を計画したのである。

計画は、可能な限り次々と実行にうつされた。

<映写中に映写フィルムが切れてしまうライヴ作品。映写会場で制作するライヴ作品。

現像途中で暴力的に加工した作品。パーフォレーションの存在しないライヴ作品。

紙にプリントしたフィルムを上映するライヴ作品、等々。>

 

映画の構造やシステムをいったんバラバラに解体し、

そこから見えてくる・何か・をテーマにして、

1968年から72年までの5年間、

7本の実験映画を連続的に制作した。

 

 

'68「FRAMELESS 35」

'69「切断」 ・・・・・・ライヴ映画

'70「わっか」 ・・・・・・ライヴ映画

'71「OUTRAGE 」

'71「NO PERFORETIONS」 ・・・・・・ライヴ映画

'71「FRAMELESS 16」

'72「紙映画」 ・・・・・・ライヴ映画

 

 

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