親友O嬢・結婚式への道
−席次表編−


表紙デザイン

そろそろ席次表を作らなくてはならなくなりました。
私はデザインは請け負うけれど、内容に関しては全てデータで
頂くことになっているので
彼らが内容を決めないことには(プロフィールとか、載せる写真とかね)
中身には取りかかれないので、まずは表紙から。

前回と同じように、使いたい色、イメージを聞いて
デザインしていきます。
幾通りか作ったモノを送って、彼らがデザインを決めたところで
このデザインなら光沢紙を使ったらどうだろうとか、
そういった提案は、後ほどこちらからすることにして。

そこで、彼らから出たリクエストは、
「黄色(山吹色)系かピンクなど、明るい暖色系で。デザインはお任せ」
ということだったので、そういった色合いでいくつかシンプルな
デザインを作って、コピー用紙に印刷したサンプルを
送って、見てもらうことに。

で、いくつか提案した中で決まったのがこんな感じ。どうでしょう。

上から薄手のトレーシングペーパーを
かけたいとのことだったので、
あまりデコラティブじゃないシンプルな感じにしてみました。


エンボスにしてみる

とてもシンプルなデザインなので、ここでエンボスをしてみるかい?
と、また墓穴を掘る提案を。

私はエンボスが好きで、自分の結婚式のときも
招待状の封筒に、私と相方のイニシャルをデザインしたものを
カッターで切り抜いて型紙作って、
一枚一枚、インクの出ないボールペンでなぞってエンボスした、
という、自分でも「よくぞ、まあ・・」なことをしたんです。

その頃は私はプレス機を持っていなかったわけですが
今の私にはプレス機がある!!
プレス機を使えば、
いちいち型紙をなぞらなくてもエンボスが出来る!!


エンボスの詳しい説明は、長くなってしまいましたので、こちらで。


さて。エンボスにするには、版が必要なわけです。
早速、版を作ります。厚めの葉書(グリーンの紙が葉書です。DM利用)
に、文字を印刷したものを貼り付けます。


デザイン用のカッターで黙々と切り抜きます。


全部切り抜いたら、プレスにかけるときに文字がずれないように
同様の文字を印刷した紙に、切り抜いた文字を
貼っていきます。
版は鏡文字で。


全部貼ったところ。版完成
この版の凸が、紙に押し当てられて、紙が凹むわけです。
エンボスする紙に書いてある文字とぴったしあうように
版の方に紙を置くところをマークしておきます。


プレスにかけます。
一番下に版を置き、その上に、紙を置きます。
表面が版に接するようにします。
この写真だと表が上を向いていますが、
プレスするときは裏側が上になっています。
置き終わったら、ちょっと強めに圧力をかけて丁寧にプレスします。


終わったところ。
表から見ると、色のせいでエンボスがよくわからないので
裏から撮影しました。
エンボスが分かり易いよう、調整かけましたが
わかるでしょうか。


これで、表紙は完成。
あとは、T氏宅に送って、T氏が折って折って折りまくるわけです。


完成品

これが完成品です。
折って折って折りまくって
薄手のトレーシングペーパーをかけて
ベージュのリボンをかけたのは、新郎T氏新婦O嬢。


席札も同様のデザインで作りました。
トレペ一枚で随分柔らかい印象だ。


中はビビッドな黄色ですよ。


左ページに挨拶。右に式次第。


席次。


二人のアルバム。


もう、一月近くこればっかりやっていたので
まだ、客観的に見れません。
1年くらいすると、多分、自分で改良点とかいろいろ見えてくるはず。


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