親友O嬢・結婚式への道
−招待状編−


エピローグ

私のHPに度々登場するエピソードメーカーO嬢。
中学からの付き合いであります。

彼女にナイスガイな彼氏T氏が出来たときから、
何度も二人で遊びに来てくれ、
挙げ句の果てには、彼T氏は釣りをしたいが為に
休みのあわないO嬢を置いて
一人で泊まりに来るほど。
しかも、そのときに「僕たち、結婚します」と
結婚の報告まで。

なかなか無いですわ、結婚の報告を、友人不在の場で
友人の彼氏からうち明けられる、そんな経験。

なんか幸せでしたがね。


そんなわけで
「じゃあ、ペーパーアイテムやってあげるよ。」
と言っちゃったわけです。
折角だから、一肌脱ぎますよと。
その一言から始まった
私の怒濤のペーパーアイテム作成劇。
試作から何からいろいろ作って楽しかったし苦労したしで
そんなあれこれを闇に葬るのももったいないので
ここに記録として残しておきます。


招待状を作る

結婚式の日取りと式場が決まったら
まずは招待状です。

一応、私のスタンスとしては
私のイラストや版画を使うのもいいけれど、それでは
雰囲気というかイメージが偏るので
彼女たちがそれを望んだ場合は別として
招待状は、彼らの抱いているイメージや希望を
最優先したものを作る。
という感じ。

結婚雑誌や、ネットでイメージだけは固めてね、
んで、イメージが出来たら
「使いたい色や、色の傾向、可愛い感じとか、スタイリッシュな感じ、とか
そういったイメージ」を伝えてちょうだい。
とO嬢に伝える。

その後、O嬢とT氏相談したらしく
「お母さんの若い頃の着物を地に使いたい」と報告を受ける。

なるほど。
じゃ、地が柄物になるから、あとはすっきりINVITATIONの文字だけだ。
ということで、ある日O嬢が持ってきた着物をスキャン。




おー、かわいい。
この段階で私が個人的に気に入ったのは、どちらかといえば梅柄の方。
菊柄も可愛いのだけど、花が線画になっていて
その黒の線が、地に使うとしたら少々うるさいかなと。
といっても、結婚式は秋。
梅というのはちと時期はずれか。

とりあえずは、菊柄の方を念頭におきつつ、
両方でデザインしてみて、決定権はO嬢T氏に委ねることに。


ここからは、一人、パソコン前でのデザイン作業。
もともとデザイン業を生業にしているわけではないので
普段仕事で図面を描いているソフトにての製作。
彼女達の希望が「全体に着物模様、あとはINVITATION」だったので
細かいデザインはなし。
とはいえ、折角いろいろいじれるので、
私の独断と偏見で
他にも何種類か作る。

上二つが彼女たちの希望だった
全体に着物地バージョン。
下の三つが私の独断と偏見バージョン。
筆文字風の「寿」の文字、ベジェ曲線で描きました。
アホみたいな事に時間を費やす。


招待状のサイズの紙にプリントアウトした着物地に
直接置いて、イメージが見られるように
文字のサンプルも作りましたよ。やっぱり、見てみないとわからないものねえ。

これをちょきちょき切って
着物地の上に置いていただけると、雰囲気わかりますよーという感じ
右上のグレイで梅模様が入った奴は
梅着物地の上に置くと、模様が繋がるようにしてました。
そこの人、「暇ねぇ」っていわない!



で、彼女達が決めたのがコレです。
やはり、梅柄は季節はずれだもんね。
中の内容部分は、厚めのトレーシングペーパーで。
これに、金の紐をかけました(私じゃなくて彼女たちが)。
この菊柄で、返信葉書も作成しました。
実は、プリンタの四辺縁無し印刷が
葉書サイズとA4にしか適応していなかったとか、
それでも強引に印刷すると、ヘッダが汚れて
裏面が大変なことになるとか、
印刷時に泣きを見るのですが、まあ、それは別の話。
素人らしいミスってことで。



あと、おまけ。
招待状に封をするためのシールも作りました。

実際に使ったのは、左5番目と右1番目、5番目の三つ。



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