非線形数理U受講者へ


2月7日(木)に後期末試験

を行います。

「予想を装う問題集」、「解答やヒント」の訂正箇所
  • 22番、23番、24番、25番、27番に登場している「正則関数」とは、 「どの点においても微分可能」という意味です。
  • 26番を次のように変更してください。
    「複素関数 f(z) がどの点においても微分可能ならば、与式で定義される 複素関数 g(z) もどの点においても微分可能である。」
    g(x, y)=U(x, y)+iV(x, y) に対するコーシー・リーマン方程式を、 f(x, y)=u(x, y)+iv(x, y) に対するコーシー・リーマン方程式で 表そうと試みると「おおっ!」という感じになるはず!
  • 「解答やヒント」にも書いてあるように、10番の(b)は範囲外でした。 削除してください。試験には出すようなことはしません。
  • 25番(テキスト75ページの演習問題3.5に相当)では 「2変数の場合の合成関数の微分の法則」というものを必要とし(「解答やヒント」には 説明してあります)、 これも授業中には扱いませんでしたので範囲外ですね。25番も削除してください。 試験に出すようなことはしません。
  • 27番では「2変数関数の2階偏微分」についての理解が必要です(「解答やヒント」に 説明してあります)。 これも授業中には扱いませんでしたので27番も削除してください。 試験に出すようなことはしません。
  • 「解答やヒント」の1ページ目。授業中に配った印刷物においては下から2行目の部分で あり、下のファイルを開いて見る場合は下から4行目の部分。
    z→0のときu→∞
    z→0のときu→
    に訂正してください。


pdfファイルが文字化けして読めない人へ
「予想を装う問題集」、「解答やヒント」、「昨年度の後期末試験問題」 などはpdfファイルと呼ばれるファイルで、acrobat reader を使って読むことが出来ます。 「これらのファイルが文字化けして読めない」という人が何人かいました。 私が使っている複数のコンピュータ上では正常に読めるので「おかしいなあ」と思っていましたが、原因がある程度わかってきました。みなさんが自分で所有しているコンピュータにはフォント(特に数学記号用のフォント)が足らないんだと思います。私は自分のコンピュータには多数のフォントを入れているし、大学の共用コンピュータにも多数のフォントが入っているはずなので、これらで見ると正常に見えるんだと思います。

しかたがないので、「フォントの埋め込み」という操作を新たに付け加えてpdfファイルを作り 直し、pdfファイル自体に必要なフォントを持たせるように変更してみることを試みました。 しかしこの方法には欠点があります。 ファイルサイズがとんでもなく大きくなってしまう場合があるのです。 やりかたが悪いからかもしれませんが、現に「昨年度の後期末試験問題」は10メガバイトを 超える巨大ファイルになってしまいました。 「困ったな」と思いしばらく考えて別の方法を使ってみることにしました。 「pdfファイルにする前に一度psファイルにしてみて、psファイルを pdfファイルに変換する」という方法です。こうすると読んでいるコンピュータに依存しない 形となり、フォントが揃っていなくても大丈夫なはずです。美しさの観点からはほんの少し見劣りしますが読めないほどひどくはなく、文字化けもきっと解消されているはず。


昨年度と同じテキストを使っており、進度はほんのちょっとだけ遅いぐらいです。 授業中に扱わなかった内容については出題しません。

「予想を装う問題集」昨年度の後期末試験 などを勉強していると もうバッチリですね。

予想を装う問題集の解答やヒント





12月17日(月)から12月21日(金)まで、広島大学で 集中講義を行うため、

12月20日(木)は休講

にします。
ひょんなことからぎっくり腰になってしまいました。 病院に行ってレントゲンをとったりして診てもらったところ、 「ただのぎっくり腰。1週間ぐらい安静にしていれば 大丈夫」とのこと。薬局でもらった湿布薬が良く効き 今は痛さが収まってはいるものの、明日の具合はまだまだ心配。 それ以上に「医者と大学の先生の言うことは聞くように」 という古来からの教えには従わなければなりません。 というわけで、1週間ほど安静にせざるをえません。だから

11月8日(木)は休講

にします(掲示も出るはず、きっと)。

非線形数理 I 受講者へ



答案の採点を終えました。答案返却希望者は以下のいずれかに 西村研究室(第2研究棟605号室)まで取りに来てください。





総合情報処理センターでこのページを覗く人へ
以下のファイルは pdf ファイルと呼ばれるファイルで、これをみるには acrobat reader というものを使います。通常は、 acrobat reader はそれ自身 単独で立ち上げなくても、Netscape Navigator上で以下のファイルをクリックすれば 自動的に立ち上がるようになっています。 ところが総合情報処理センターでは、 acrobat reader はインストールされてはいるものの、 よくある質問Q6-9にあるように、まず acrobat reader の言語の設定と いうものをしなければいけないようでした。たまたま運悪く言語の設定済みでない パソコンを使っていると、Netscape Navigator 上でファイルをいくらクリック しても、うんともすんとも言わないことになります。このような状況であったことを、 総合情報処理センターに問い合わせてみて始めて知りました。

ごめんなさい。
総合情報処理センターに対する私の認識不足でした。


「一般ユーザが、 acrobat reader を使っているということを意識することなく、 利用できるのが acrobat の利点の一つ。一般ユーザに設定を要求し、しかも、 要求しているかどうかがわかりにくいという現状は理解に苦しむ」 というような苦情を総合情報処理センターに出しておきました。

総合情報処理センターが対処してくれるのだとしても、今回の期末試験には 間に合いそうもなく、しかたがないので、次回の授業時に紙に印刷していって 配布します。




7月19日(木)に前期末試験

を行います。

昨年度と同じテキストを使っており、進度もほぼ同じです。 授業中に扱わなかった内容については出題しません。

授業中にも配った 「予想を装う問題集」昨年度の前期末試験 などを勉強していると もうバッチリですね。


予想を装う問題集の解答例






非線形数理 I, II では

今吉洋一著: 「複素関数概説」 サイエンス社

をテキストとして複素数と複素関数を勉強します。
前期の非線形数理 I では第一、二章を扱う予定で、「複素数に慣れること」、 「複素関数を視覚化すること」を目標にします。


アンケートの集計結果及び要望への回答

受講者の予備知識やこの講義に対する要望などを知りこれからの 講義の参考にするため、第一回目の授業時にアンケートを実施しました。 アンケート実施時点で出席していた32人の受講生にアンケートに答えて もらいました。以下はその集計です。


  1. 大学入学後、線形代数や微分積分を学んでいますか?
    学んでいる学んでいない どちらとも言えない
    線形代数 17 14 1
    微分積分 16 15 1
  2. 次の14個の概念や記号のうち、初めて目にするものの 番号すべてを書き出してください。
  3. 次の14個の概念や記号のうち、意味がわからないものの 番号すべてを書き出してください。
    初めて目にする意味がわからない
    線形独立(又は一次独立) 8 10
    ベクトル空間(又は線形空間) 2 4
    基底(又は基) 14 17
    線形写像(又は一次写像) 14 18
    テイラー展開1618
    偏微分 2529
    重積分 25 28
    ε-δ論法 28 30
    導関数 3 5
    C級関数2931
    双曲線関数 11 16
    多価関数 32 32
    ∀と∃ 1422
    絶対収束級数 28 31
  4. この授業に対して、要望等があれば自由に 書いてください(みなさんの要望に対する私の回答を黄緑色 で書きました)。








西村 尚史



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