身延山久遠寺第92世法主内野日総猊下には、東日本大震災以来、被災地各所を訪問され、また別院100周年記念法要の為、ハワイまでもお運びになりと東奔西走の毎日。誠繁忙の最中、この山傍の破坊に本日はご西下賜り、尊い読経とお言葉を頂戴致しました事、忝なく合掌御礼申し上げます。ありがとうございました。また、昨日午後6時に山梨の身延山を出発され徹夜でお越し下さいました山本主任率いる19名の学生、実習生9名の諸君そして布教部員6名各師には、身延山久遠寺の法要を彷彿とさせる式衆をお勤め頂き、また三万二千坪の境内を隈無く撃鼓唱題行進、四方求法漂わせ登詣頂き、鎮西身延としてこの上ない慶びでございます。ありがとうございました。更には、祖山本願人会・百万人講本部の横山事務局長、吉村布教部長、高橋教頭先生、小林副主任、田辺局員には、本日のため繰り返しの会議、度々の来福等本当にお疲れさまでございました。ご尽力のお陰を持ちまして、こうして盛大かつ厳粛に法主猊下御親教大法要が恙なく円成致しました。衷心より厚く深く感謝申し上げます。さて、お集まりの檀信徒の皆様に御礼申し上げます。今年は4月14日には励光閣の落慶、先月は御会式と幾度も私の方から参詣を促し、そしてまたこの度は御親教の御案内をさせて頂きましたところ、かくも大勢ご参集頂き、重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。ご承知のように、当山は、明治14年11月21日、御真骨が分預されまして以来、ひたすらにお守りし、法華経流布題目布教に努めて参りました。身延山第73世文明院新居日薩上人、74世自厚院吉川日鑑上人からの強い要望ともいえましょう。以降当山は、すべて身延山からの指名を帯びたとの自覚をもっての日常でありますが、皆様のご先祖が懸命に、時の住職と共に護って来られたのです。衰退させてはいけない、前に向かわなくては申し訳ない、この思いに尽きます。開基から136年を刻んで参りましたが、本日、身延山が来られました。先ほど法主猊下が、佐野前延よ頑張れと応援にも似た御回向をなさいました。西身延、西身延と詠われ続けて今に至るまで、私共は皆様と苦労を財とし頑張って参りましたが、順風ではありませんでしたが、今、改めて更に突き進もうと存じます。(略)意を尽くしませんが、これからも本佛寺は進みます。何卒ご理解を頂き、身延山を中心とする信仰に邁進することをお誓いし、ご指名による挨拶に代えさせて頂きます。内野法主猊下、各聖各位、そして学生の皆さん。本日はまことにありがとうございました。 |