法主猊下御親教大法要 

平成24年11月15日

西身延へ身延山が御来山!

明治8年開基された本佛寺。身延山久遠寺直轄の寺院として建立された当時
から136年を経て、初めて身延山が公式に訪問した記念すべき式典。 

 

  

早朝6時半、身延を前日18時に出発したバスが陸路を走り、本佛寺に到着。徹夜での運行を歓迎する私達と、泊まり込みで待っていた婦人会。

  

ご本尊に、山本主任、高橋教頭先生以下、身延山高校生19名、実習生9名、部員7名が到着報告をされると、皆さん涙していました。

  

早速、大風呂に入り身体を浄め、婦人会が準備した朝食をとり、着替えをして、白壁広場に移動しました。

  

午前9時。唱題行脚出発!うきはの市内を山梨の身延山が声高くお題目を響かせました。往時を偲ぶ瞬間です。

  

若い声と太鼓は、うきは市中に響き渡り、この音は本佛寺まで聞こえてきました。大迫力でした。

  

旧山門を越え、いよいよ、法主猊下をお乗せした車両を挟み、本佛寺中央参道を登ってまいりました。

    

法主猊下をお迎えする檀信徒は、旗を振りながら、この慶びを表現。合掌し涙する人々。 

素晴らしい好天!

ゆっくりと行脚隊、法主猊下車両が仁王門に近づき、正面でお出迎えをされる御前様以下、総代・役員は大声でお題目をお唱えされていました。

  

行脚隊がいよいよ仁王門を潜り、法主猊下が本佛寺に到着。

  

法主猊下が、御衣で本佛寺に足を下ろされた瞬間、檀信徒は旗を一層振り、お題目の声も大きくなりました。

  

そして…。

行脚隊は3万2千坪の境内に点在する御堂に参拝。団扇太鼓の音が境内に広がりました。

  

すべてを周り終え、大本堂前で一読する身延山行脚隊!

  

午前10時15分 午前説教開始

身延山の吉村布教部長によるお説教

  

大本堂にて行われました。信仰について詳しくご説明を頂きました。

午前11時

法主猊下御親教大法要

  

身延山の学生と布教部そして僧道実習生が式衆となり、渡り廊下に整列。

  

大本堂を荘厳して行われた法要。大導師内野日総法主猊下・脇導師は御前様と誠孝院御山主。

  

  

まるで、身延山の朝勤にお参りしたような雰囲気で、法主猊下のお声と学生の力強い声が新鮮にも懐かしく…。

  

御回向ののち、いよいよ法主猊下の御経頂戴!

   

  

そして、御親教がございました。

山首ご挨拶

  

身延山久遠寺第92世法主内野日総猊下には、東日本大震災以来、被災地各所を訪問され、また別院100周年記念法要の為、ハワイまでもお運びになりと東奔西走の毎日。誠繁忙の最中、この山傍の破坊に本日はご西下賜り、尊い読経とお言葉を頂戴致しました事、忝なく合掌御礼申し上げます。ありがとうございました。また、昨日午後6時に山梨の身延山を出発され徹夜でお越し下さいました山本主任率いる19名の学生、実習生9名の諸君そして布教部員6名各師には、身延山久遠寺の法要を彷彿とさせる式衆をお勤め頂き、また三万二千坪の境内を隈無く撃鼓唱題行進、四方求法漂わせ登詣頂き、鎮西身延としてこの上ない慶びでございます。ありがとうございました。更には、祖山本願人会・百万人講本部の横山事務局長、吉村布教部長、高橋教頭先生、小林副主任、田辺局員には、本日のため繰り返しの会議、度々の来福等本当にお疲れさまでございました。ご尽力のお陰を持ちまして、こうして盛大かつ厳粛に法主猊下御親教大法要が恙なく円成致しました。衷心より厚く深く感謝申し上げます。さて、お集まりの檀信徒の皆様に御礼申し上げます。今年は4月14日には励光閣の落慶、先月は御会式と幾度も私の方から参詣を促し、そしてまたこの度は御親教の御案内をさせて頂きましたところ、かくも大勢ご参集頂き、重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。ご承知のように、当山は、明治14年11月21日、御真骨が分預されまして以来、ひたすらにお守りし、法華経流布題目布教に努めて参りました。身延山第73世文明院新居日薩上人、74世自厚院吉川日鑑上人からの強い要望ともいえましょう。以降当山は、すべて身延山からの指名を帯びたとの自覚をもっての日常でありますが、皆様のご先祖が懸命に、時の住職と共に護って来られたのです。衰退させてはいけない、前に向かわなくては申し訳ない、この思いに尽きます。開基から136年を刻んで参りましたが、本日、身延山が来られました。先ほど法主猊下が、佐野前延よ頑張れと応援にも似た御回向をなさいました。西身延、西身延と詠われ続けて今に至るまで、私共は皆様と苦労を財とし頑張って参りましたが、順風ではありませんでしたが、今、改めて更に突き進もうと存じます。(略)意を尽くしませんが、これからも本佛寺は進みます。何卒ご理解を頂き、身延山を中心とする信仰に邁進することをお誓いし、ご指名による挨拶に代えさせて頂きます。内野法主猊下、各聖各位、そして学生の皆さん。本日はまことにありがとうございました。

  

御前様の力強いご挨拶に聞き入る檀信徒の各位。

 

仁王門前の大階段で記念撮影

  

檀信徒は半分しか入れませんでしたが、これは寺宝となります。          撮影後、子供達の頭をなで手を握られる法主猊下。

 お別れの時

  

すべての日程を終え、猊下がお帰りになられます。檀信徒は団扇太鼓で唱題。

   

長時間本当のお疲れさまでした。

    

本佛寺の歴史に大きく刻まれた一日でした。

 

月例施餓鬼法要

(午後1時半開始)

  

御前様ご挨拶

皆さん、今日は記念すべき1日に最後までおつき合い頂きありがとうございました。特に、婦人会役員の方々、ご苦労様でした。12日に大掃除、13日は山梨県
宗務所様の団参がありましたので、14日昨日は再準備、泊まり込みで早朝のバスをお迎えして手作りの朝食を出し、昼食も準備しと忙しい3日間でございました
が、お陰で滞りなく終了しました。この場をお借りし参詣者に披瀝させて頂きながら御礼申し上げます。さて、毎年身延山には団参を致しますが、昨年は、輪番
奉仕をさせて頂きました。ですが御山に着いたのが夕方で梵鐘が鳴っておりました。それでも法主様は、お待ちになられ、遅い時間に輪番法要をしてしまった次
第です。そのように身延山は暖かく迎えてくださる祖山なのです。今日は九州まで来られ身延の法要をして下さいました。これらに心から感謝し、また御礼を兼
ね身延山に参りましょうね。それをお約束し、私からの御礼の言葉と致します。信仰を愉しみそして撒いた種を芽吹かせましょう!           合掌
 

長い1日でしたが、私達も非常に勉強になりました。今後は日蓮聖人の御生涯を再度考えながら、

一天四海皆帰妙法のお手伝いに努めて参ります。今回もご覧頂きありがとうございました。

弟子一同 編集部

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