平成23年03月15日 

月例御施餓鬼大法要

 東日本大地震被災諸精靈供養並び国土安穏祈願法要

     

早速、日蓮宗でも義援金を始めました。募金箱がないため、手作りで私達弟子が急ぎ作らせて頂きました。 

  

簡易的なもので、申し訳有りません。大本堂と各御堂、受付に設置致しましたので、宜敷お願い致します。

  

月例大法要の日でしたので、まず被災死亡者の精霊の御回向をし、災害鎮静と日本国土の安穏ならんことを祈りました。

  

参詣の皆さんからの義援金も集まり、お焼香を致しました。ありがとうございました。  御前様謝辞

ご参詣ありがとうございました。ご存知のように、今国難に見舞われております。実は私、11日当日、東京にいました。そこで、

体験したことのない横揺れ、縦揺れなど数回に及ぶ大きな地震に遭い、「震源地はこれは大変だ」と感じた次第です。テレビのない

場所でしたので、現状を知るのが少し遅れたのですが、報道を見たとき、東北方面の地震津波には、この世とは思えない壮絶な事実

を知らされました。一番に私が思ったのは、善神捨國という日蓮聖人のお考えでした。恐らく、瓦礫の下でお題目を唱え救助をまつ

方もあることでしょう。原発付近で懸命に被爆覚悟で働く東電職員の方の信仰もあるでしょう。神様!仏様!と祈る状況を考えると

宗教者としての悔し涙が溢れて参ります。いったい何がいけなかったのか。私達は今それを考えています。このたび日蓮宗では、災

害義援金を呼びかけていますが、本当に出来ることは、このお題目の力で、地震を止めることではないでしょうか。私利私欲がいけ

なかったのか。國家がいけなかったのか。それは私にも解りません。ただ言えることは、今を明日を生きれなくなってしまった方々

のために、明日を生きることでしょう。絶対に八百万の神はいらっしゃいます。手を合わせ、この時だからこそ弱い人間は柱にしが

みつき、頑張って参りましょう。そこに戻らなければ、信仰とは何かを見失ってしまうでしょう。まずは国土恩でしょう。(中略)

        

私は、12日羽田空港を飛び立った時、「逃げているのでは」と想った自分がいました。懺悔の気持ちでした。

でも、こうして皆様方のお顔を拝することが出来ました。近々、行動する予定です。法華経お題目を唱えるため、

被災地に入ろうと考えています。万般 宜敷お願いし、本日の御礼の言葉に変えさせて頂きます。    合掌

 

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