御施餓鬼大法要

 

(月例法要)

 

平成18年6月15日記録

 

年間行事案内にある通り、毎月の施餓鬼会は大切な本佛寺法要です。

今月から衣替えとなったので、記録として今月のみ掲載致します。

 

スナップ

 

事務所職員も衣替えし、世話人(役員)の新調作務衣を配っていました。

 

新しい作務衣に着替えて、受付をする役員の方々。

 

この事務所も新しくなりました。

老朽化した床などを、古賀様と梶原様がご寄進されました。

ありがとうございました。

 

 

さて、当然婦人会幹部も夏服にお着替えです。

 

大釜でお米を焚く婦人会は本当に暑くて大変なのです。

 

ご苦労様です。

 

売店を担当する執行部も衣替え!本佛寺のお弟子さん達も…。

 

修行僧は御施餓鬼塔婆に集中していました。

大切な参拝者のご先祖戒名を丁寧に書いていきます。

 

そしていよいよ大法要開始

午後1時!

御前様が式衆の前に登場されます。

 

大本堂にて道場偈から、施餓鬼会が始まります。

沢山の僧侶が経文を唱えながらグルグルと御堂を廻ります。

 

こうして、ガキに対して、心から供養を施すのです。

(ご飯とお水とお香など)

 

参拝者も本佛寺お経本で、共に経文を唱えます。

 

行堂(周り読経)が終わり、ドラとハチにより、道場を荘厳します。

 

 

そして、全員でお焼香!順番に列を作って…。御前様はお一人で読み上げを致します。

 

 

私達弟子は、大太鼓を順番に叩きます。(結構お焼香が長いので大変です)

 

 

 

次々と壇上に上がり額ずく参拝者の列が続きます。

 

 

漸く、御回向。

すべての精霊に異体同心で回向致します。

 

山首謝辞

毎月のご参詣、誠にありがとうございます。昨日まで東京にいましたが、

福岡の天気予報では、本日大雨が降るとされていて、私がお寺を空ける事

が多くなり、お経の貯金(布施なき読経)が無くなってきていて、仏様が

お叱りになられているなあと、帰りの飛行機の中で反省しておりました。

夜半から今朝に掛けて読経堂で一心に懺悔のお経を唱えたお陰でしょうか?

こんなに素晴らしい好天に変わりました。有り難いことです。勿論これは、

皆様の心が一つになって佛天に通じたお陰であります。私程度の力では、ど

うなる訳もありませんね。本当にありがとうございます。さて、御存知のよ

うに、オウム真理教なる新興宗教の教祖麻原氏の判決が出つつあります。そ

んな中、新聞の社説などで、「教祖がなくてもオウムは残る」という感じの

意見が出ているようです。私はこれは違うと思います。信仰とはそのような

ものではありません。得てして日蓮宗は強引と言われますが、皆様がお解り

のように、全くそうではありませんね。現在の社会は前にも申し上げたよう

にマニュアル社会で金銭主義・成果主義です。いつも反論を呈しております

が、その真、即ち私が申し上げる心意は、洗脳やマインドコントロールでな

い、自分での判断を専らとしていることです。それは文証・理証・現証の三

証がそろうことであります。脈々と伝えられた法華経があり、先師の理論が

あり、御利益があるといった三拍子です。オウムは勝手に作った教儀からな

り、一神教のように教祖を崇拝し、あげく殺人まで犯してしまった教団であ

ることを忘れてはいませんか。約800年続く私達の信仰は歴史が証明してい

ますし、ガイドライン的なものはあるでしょうが、成果主義ではなく、それ

ぞれが、それぞれの立場や思いでお参りされて、体感するというご自身の仏

性開眼と確認に終始しています。どうぞ間違わないようにお願いしまして、御

礼の言葉と、法話に代えさせて頂きます。ありがとうございました。(中略)

 

 

大本堂前には、出来上がったばかりの大旗が靡いていました。

勿論、宗門運動のテーマ

「立正安国・お題目結縁」

です!(^_^;)

 

 

ご覧頂きありがとうございました。

編集 前岳