歩いていこう熊野古道 その7
第七日目(2024年5月18日) 海南からの山歩き
参考にしているのは、和歌山県観光連盟の和歌山県街道マップの熊野古道紀伊路コース Page.4です。
前に行ったのは、一年と二か月前だったのか。
行こうとは思っていたが、三月は寒く雨が多かった。四月に入っても今年は雨が多くてゴールデンウイーク。
人の多さが嫌だから、ゴロゴロしていた。
連休があけると30度になろうという温度。
しかし暑さはあっても、からっとしているから、今行かないと何時いくんや・・・となる。
16日の天気予報を見て、18日に決めた。
4時半に起きて、古高菜を刻んでおにぎりにしたものを高菜の葉で巻いてお弁当。
6時前に家を出て、京橋駅で紀州路快速の湯浅行きというレアな列車に乗る。
8両の内の4両が紀州路快速、そのうちのトイレのある車両に乗り込む。
なにしろ二時間以上のってますから。
幸い一人掛けの座席に乗って、目的の紀伊宮原駅に着く2分前にスマホのタイマーをあわせバイブレーション機能で胸のポケットに。
これで寝てしまっても大丈夫と安心して本当に寝てしまった。
乗り降りの音がして和歌山駅、ガラガラになるかと思いきやかえって混雑。
どうも高校生みたい。うるさくなるかと思ったら、大人しいのにはいささかびっくりした。
彼らは黒江駅で下りて、一気にローカル線の雰囲気となった。
前回の最後の駅の紀伊宮原駅についたのは8時22分。
駅前を抜けて有田川に向かう。
橋の手前に、かつての「宮原の渡し場」を示す看板がある。
今日のお天気は快晴で気温も高いが風もあって気持ちがいい天気だ。
川をわたって左の堤防の道をあるく。
やがて堤防から右に下りる道があってすぐにあるのが得生寺、ここは中将姫の寺。
中将姫の伝説は聞いたことがあるが・・・あやふやなので見ている人は調べてください。
その寺から少し行ったところが糸我稲荷神社。
神社の手水に花が浮かべてあった。
神社の横に、くまの古道歴史民俗資料館があるのだが、開館は9時半でまだ早かった。
行きたかったが、これは仕方がない。
途中の道でがけ崩れがあって少し迂回。
少し歩いたら糸我王子跡に着いた。
古道から、左に入ったところにある。
汗が出てきたからひと休み。
駅からは、見るからに早そうなランニングの恰好した男性ひとり。
熊野古道を歩いていく女性ひとり。
そして私である。
その女性は、天満橋の八軒浜から区切りで歩いているという。
少し休んで歩きだす。ここから糸我峠の道。
最初は、舗装路の狭い道だった、そして地道の峠となった。
峠の道がつづら折りとなって、林道と出会ったところがピーク。
上り自体はたいしたことはなかった。
峠に着いての下り道は急だ。
もう少しゆっくりと下りないともったいないと思うのだが・・・。
集落に入って逆川神社、そして逆川王子。
神社の境内が逆川王子。
もうここからは湯浅の街は近い。
ほとんど上り坂を感じさせない、方津戸(ほうづと)峠を越えたら、湯浅の街。
警察署、税務署、法務局・・・街の中心やんか。
10時半くらいやけど、今日は湯浅で終わり。
どうしてかというと、ここから先の熊野古道に足を踏み入れると、逃げ道がない山のコースになる。
ひさびさの足ならしとしては、これぐらいにしておこう。
湯浅は醤油発症の地。
街の一角も観光コースとして開放している。
休憩所を借りて昼飯。
醤油の販売所で、地元の醤油や土産物をかった。
職人が入ったお風呂屋さんとかを見学して面白かったです。
帰りの電車でビールでも飲もうかと・・・駅まで歩いていったらコンビニはおめか酒屋さんもなかった。
湯浅駅についたらすぐに電車がきて・・・・爆睡して和歌山そして紀州路快速にて大阪に帰りました。
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