歩いていこう熊野古道 その2

第二日目(2022年4月23日) 石津から岸和田まで

参考にしているのは、大阪府の歴史街道ウォーキングマップです。
https://www.pref.osaka.lg.jp/doroseibi/kakusyusesaku/rekishikaidou.html#kumano

上の地図のうち今回利用したのは

住吉東駅~鳳駅

鳳駅~久米田駅

久米田駅~泉佐野駅

まだまださんと阪堺電車の天王寺駅を8時に合流。二人とも年寄りのせいか朝が早いのだ。
前回(1/15)は浜寺公園まで歩いたが、浜寺公園は熊野古道に入っていないので石津神社近くの阪堺線の石津駅からのスタートとなる。
阪堺電車は安い、浜寺公園まで230円。時間をかけて走るから時間あたりにしたらもっと安い。

電車に乗って、つまる話つまらん話をしながら・・・いやいや、ほとんど詰まらん話ばかりで石津の駅についた。

この駅は熊野古道のルートからはずれているので、石津神社の方向方向に。
石津神社を背中に見て石津川をわたろう。

橋を渡ると工場があり、そこの工場ではメダカの販売をしているという不思議な会社の前を通る。

このへんの熊野古道はわかりにくいが、とりあえずに向かうのは鳳大社。

このへんに入ってくると歩道と車道の区分もなく歩きにくい。














歩いていると大きな鳥居、鳳大社だ。
和泉の国の一宮、祭神は日本武尊。一宮ということは、かつてはここが和泉の国の中心だったんだろう。
中にはいってお参り、中は広い。






JR阪和線を横切ると商店街のアーケード。
このへんが「大鳥居新王子」があるらしいのだが、道路わきの建物の横に赤い標識が置いてあるので、あれが王子のマークとしておこう。

車の多い道を進んでいくと等乃伎(とのき)神社があるのでたちよる。
中で掃除をしておられた人に挨拶をいただきました。


不動明王さんが、おられました。なんか人のよさそうなおじさんという雰囲気です。
熊野古道の道は、細い通りに入ると雰囲気がでてきます。
ゆるやかにカーブして道の両脇には古い町並みが残っています。

等乃伎神社を後にして熊野古道にもどる。
このあたりは車も多く、結構歩きにくい。
それでも古い家並みが残っているので、ここが古い道であることがわかる。
つぎの目標は、篠田王子。
地図では聖(ひじり)神社の大鳥居のすぐそばにあるのだが、どこにあるのだろう。
うろうろとしているうちに、民家の塀の下のほうに看板があり篠田王子跡の碑がみつかった。もう少しわかるようにしてほしいものだ










このへんは防犯対策なのか、体を動かすとセンサーが反応するらしく音楽がなるようになっている。あやしいものにまちがえられるそうなので、そうそうに次ぎに向かう。

八坂神社の中を散策、そろそろと腹がへってきた。

ここを出て、歩いていると食堂があった・・・やってるんかなと中をうかがっていると中からおばちゃんが出てきた。
昼飯をしていることで、入れと言われれば入るしかない。

定食はバイキングとなっていて、お皿に盛りつけた料理を勝手に取っていけばいい。
美味しかったが、タケノコの天ぷら、煮物はとりわけ美味しかった。

半分以上食べてから写真をとりました。
おばちゃんによると、二階が共同浴場、となりが飲み屋となっている。
こんどは自転車でここに来てみるのも面白そうだ。


昼飯を食べて再び歩き始める。
小さな公園の角に石碑があり、そこには「平松の・・・」という後鳥羽院の歌がしるされている。
それほど気にせずに、少し行って、このへんが平松王子だなと碑を探してみるがなかなか見つからない。
おかしいなと思いながら、「平松」ってどこかで聞いたことがある・・・と頭をひねってみたら・・・。
さっきの碑、たしか平松って書いてなかったかい。

もどって確認したら、後鳥羽院って熊野詣でを何回もした張本人ではないか。この碑は、その後鳥羽院を偲んでたてられたものだ。なんでさっき気がつかなかったのだろうかと、まだまだくんと笑いあった。
平松王子跡の碑があるはずだが、見つからなかった。
このへんにあるはずなのに・・・。

このへんからは道がわかりにくい上に車が多く歩きにくい。
伯方高校のそばを通り、泉井上(いずみいのうえ)神社にたちよる。


上の写真は、境内にある石。大きな穴の周りにも小さな丸いくぼみの穴がある。
まだまださんによると、盃状穴(はいじょうけつ)というらしく、手でこすってあけたということだ。どんな目的であけたんだろうか、気の長い話ではある。

そこから歩いて井ノ口王子はすぐ。
このへんは、小栗街道とも呼ばれている。小栗街道は浄瑠璃の小栗判官と照手姫の物語がもとになっている。




このへんは車も多い道となり、JR阪和線沿いにあるくことになる。
久米田駅を過ぎて、和泉五社のうちの津川(つがわ)神社を遥拝できる大鳥居がある。
ここから津川神社にお参りすることができた。それを表す白河法皇、後鳥羽院の碑がたっている。

そろそろと足も疲れてきた。

道の右手にJR東岸和田駅があった。
今日は、ここまでにしよう。

コンビニでコーヒーを注文して、ベンチで飲むながらつまる話もつまらん話をしている。
飲み終わって、さあ帰ろかと腰をあげて電車の人となった。

次の出発は、東岸和田駅からとなる。










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