turning point (その5) - 単身赴任


転勤である。
今回の転勤で14回目の異動となる。
これだけの回数を重ねると、転勤自体にはもう慣れっこな感じなのであるが、その内容だよね、今回特別なのは。
引越しが必要な人事異動なのである。
家族を連れて引越しをするのか、俺だけで引っ越して単身赴任をするのかは、とても迷ったし、悩んだし、考えたよ。
何がベストか判らないままに、ベストでは無いかもしれないけれど、よりベターな感じかなぁという選択で単身赴任を選択した。

転勤は サラリーマンにとって、断る事の出来ない「赤紙」(※1) のような物だと俺は解釈している。断る理由なんてもちろん無いし、転勤も含めての就業上の契約条件だと理解している。
悩んだ理由は、子供たちの将来のこと。
引っ越すことによる転校やその先の決まっていない不透明感ともやもやするのか、うちのお父さんはいつもいないよ という単身赴任を選択するのか、迷いに迷ったよ。

仕事の為に生きている訳じゃないし、家族がバラバラになるなんてナンセンスという思いを抱いていた時期も実はあった。転校なんて当たり前!俺に付いて来い!という選択肢もそれはそれでありかもしれないが、俺達が実際に選んだ選択肢の答えは 今回は単身赴任 という物である。

俺も かみさんも そして子どもたちも それぞれの立場で きっと成長を求められているんだろうし、心配しなくても みんなちゃんとやっていくと思う。一番心配なのは 俺自身だったりして。



(※1) ここでは戦時中の召集令状の意味。


2014.5.8.
2014.9.3.(経過日数をJava scriptにて表示)
2015.2.21.(表示内容を修正)


turning point(その4) (2010.9.16.)
turning point(その3) (2010.9.16.)
turning point(その2') (2010.8.02.)
turning point(その2) (2010.5.28.)
turning point (2008.7.28.)





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