ワンダーフォーゲル部夏合宿


 私の勤務する高校のワンゲルを今年度から顧問する事になって、初めての夏合宿でした。猿倉から大雪渓を登り白馬三山縦走するという定番コース。晴れていれば素晴らしい山行になるはずでしたが・・・。


日程

クルマユリ大群落8月3日(月)

7:00兵庫出発 〜 15:00猿倉到着、幕営

8月4日(火)

4:00起床、6:00出発 〜 14:00村営山荘着、休憩、キャンプ場で幕営

8月5日(水)

4:00起床、6:00出発 〜 6:30白馬岳山頂到着 〜 8:00キャンプ場帰着、テント撤収、8:30出発 〜 9:30杓子岳到着 〜 11:30白馬鑓が岳 〜 15:30鑓温泉着、幕営

8月6日(木)

4:00起床、6:30出発 〜 9:30猿倉、帰途につく


白馬岳にて ずっと悪天に悩まされ続けた山行でした。初日は車で猿倉まで入って幕営でしたが、途中の中央道でいつも見られるアルプスの山々は雲の中で全く見えず、猿倉ではテント設営と同時に雨がパラパラする始末。

 2日目は大雪渓を村営白馬山荘のテン場まででしたが、何度もにわか雨に遭いながらの行軍で、幕営後から夜中にかけては大雨に見舞われ、テントの下を川が流れて、銀マットを押さえるとフカフカとウオーターベッドのような状態でした。

大出原のお花畑 3日目は雨こそたいしたことはなかったのですが、霧が立ちこめて全く展望のきかない縦走となりました。晴れていれば白馬三山の稜線の美しさは天下一品なのですが残念です。幕営地の鑓温泉まで降りると薄日も射すようになりましたが、稜線は相変わらずガスっているようでした。しかし、途中で出会った大出原付近のお花畑はクルマユリの大群生で、まるで天国のような美しさでした。

 4日目は下山の日。4時に起きて空模様を見ると、曇り気味でしたが何とか期待が持てそうな天気。頚城の山々が遠くにその個性的な輪郭を見せています。ここでは露天風呂に浸かってご来光を楽しむことが出来るそうなので、あわてて食事をとりました。空が赤くなり始めた4時半頃から湯船の中で待つこと半時間。しかしとっくに陽が昇っているはずなのに、ついに太陽は姿を見せませんでした。杓子岳付近の雷鳥10時には猿倉に戻り、夕方7時に兵庫に帰ってきましたが、途中の高速道路でもやはり山々の姿は拝めず仕舞いだったのです。ほとんどの部員達がアルプスは今回初めての経験だったので、美しい山々を見せてやりたかったのですが・・・。

 ただ気象条件の悪かった中で、特に事故や怪我もなく全員が無事に帰ってこられてよかったと思います。それにみんな健脚で、ほぼ計画通りに行動できたのは驚きでした。メンバー誰にとっても充実した山行だったというのは間違いのない結論でしょう。


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