日本の仲間たち 〜日本産カマアシムシ類概説〜


これまでに日本で記録されたカマアシムシ類についてまとめました。
カマアシムシ類の分類に関しては、中国科学院の尹文英教授が新しい体系を提唱していますが、ここでは従来の方式によって配列しています。


Order Protura カマアシムシ目

Family Eosentomidae Berlese, 1909 カマアシムシ科

中・後胸背板に1対の気門がある。腹脚は3対とも2節で、小胞持つ。

Family Sinentomidae Yin, 1965 ヨロイカマアシムシ科

中・後胸背板に1対ずつ気門がある点ではカマアシムシ科に似るが、腹脚の構造はクシカマアシムシ科と同じく、第1脚は2節で小胞を持ち、第2・3脚は単節である。前肢感覚毛はすべて単純な刺毛型である。

Family Protentomidae Ewing, 1936 ヒメカマアシムシ科

気門を欠く。第8腹節の腺開口部の覆いの後縁には、通常歯状突起をそなえる。前肢付節の感覚毛は一般に短く、太い。

Family Acerentomidae Silvestri, 1907 クシカマアシムシ科

気門を欠く。第8腹節の腺開口部の覆いは歯をそなえ、櫛のように見える。同じ節の前縁近くには帯状構造がある。腹脚の構造は、第1脚は2節で小胞を持ち、第2・3脚は単節である。

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