照明設計(景観建築照明・店舗照明・住宅照明)
中島龍興照明デザイン研究所
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高齢者・福祉施設の照明設計

高齢者施設照明提案例高齢者施設照明提案例ものの見え方は視機能と深く関係しています。加齢に伴う視機能や体の衰えに対して、視覚心理・生理の観点から照明計画を行うことによって、より快適で、健康な生活を送ることが出来ます。省エネルギーにも配慮しながら、光の効果を最大限に活かす照明計画をご提案いたします。

我が国の超高齢社会では、高齢者への配慮は特別なことではなく、通常の照明計画において加齢への配慮が必要です。また照明制御を適切に取り入れることで、メンテナンスや将来的なリフォーム費の削減にも配慮した照明計画をご提案いたします。

高齢者を被験者とした印象評価実験

2002年に65歳以上の高齢者と若年者に、インテリアカラーと照明手法、明るさ、光色をそれぞれ組み合わせた合計28パターンの実空間で印象評価実験を行いました。高齢者は開放感、若年者は落ち着きとにぎやかな雰囲気があると好ましいと評価する傾向が見られました。各世代に共通に好まれる空間には、開放感がありながら、落ち着きとにぎやかさが得られる照明計画が必要です。

印象評価実験例好ましいと評価された空間例1印象評価実験例好ましいと評価された空間例2印象評価実験例好ましくないと評価された空間例

参考論文「福多他 室内における色彩と照明の組み合わせによる心理的影響について-実際空間を用いた高齢者と若年者による評価実験より-その5」 

高齢者住宅の照明設計

加齢による視機能の衰えには、十分な明るさが必要で照度差は禁物です。だからといってどこもかしこも明るくしては省エネにも快適性にもマイナスです。ただ明るくするのではなく、明るく見せる照明計画をアドバイス致します。

住宅照明設計事例:日立の家

住宅照明設計事例吊戸棚上下の間接照明で器具を見せずに明るさを確保住宅照明設計事例天井面を間接的に照明し、開放感を高める住宅照明設計事例角型DLと間接照明の組み合わせで、和モダンな演出


開放感が得られるように中心のコアエリア(収納)の周囲に間接照明を設置し、ベースの明るさを確保しています。吹き抜けのあるリビングでは、天井高を強調する間接照明を加えることで、夜間でも開放的な空間になっています。

※読売新聞2003/12/3でも紹介されました。設計:TKO-M architects

高齢者用施設の照明設計

より住宅に近いグループホームでは、入居者の個性に配慮しながらも動線の分かりやすさや維持管理に配慮した照明が求められています。弊社では照明計画だけでなく、照明とカラーコーディネートを一体化させたご提案を行うことで、より分かりやすく、また快適に過ごせる施設の照明計画をご提案することが出来ます。


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