ＭｙＳＱＬのＷｅｂ出力

　ＭｙＳＱＬの動作及びＡＣＣＥＳＳとの連携はひとまず完了しているので、プログラムでの基本となる、Ｗｅｂ上でのデータベース操作をしたいと思います。
　まずは、現在登録されているデータをＷｅｂで表示させてみたいと思います。

　Ｗｅｂ上でデータベースの内容を扱うには、ＪＤＢＣドライバーが必要になります。ＪＤＢＣドライバーはＭｙＳＱＬのページにあるので、そこからダウンロードします。
　私は本に付属のＣＤから、コピーをします。
　エクスプローラーなどで、コピーすればよいのですが、コピーしただけでは、Ｅｃｌｉｐｓｅには表示が出ませんので、メニューの「ファイル」－「最新表示」をクリックすると、下のようにＪＤＢＣドライバーが表示されます。

　JDBCドライバーが登録できたら、実際にソースを書いて、実際に動作を確認してみます。

package te;

import javax.servlet.*;
import javax.servlet.http.*;
import java.io.*;
import java.sql.*;

public class DbListServlet extends HttpServlet {
　　public void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response) throws 　ServletException, IOException {
　　　　try {

　　　　　　response.setContentType("text/html; charset=Shift_JIS");
　　　　　　PrintWriter out = response.getWriter();
　　　　　　out.println("<html><head><title>テーブル内容の一覧表示</title></head>");

　　　　　　// データベースドライバをロードする
　　　　　　Class.forName("com.mysql.jdbc.Driver");
　　　　　　// データベースと接続する
　　　　　　Connection con = DriverManager.getConnection("jdbc:mysql://localhost/ltss?useUnicode=
　　　　　　　　　　　　　　　　　　true&characterEncoding=SJIS", "mysql", "mysql");
　　　　　　// Statementオブジェクトを生成し、検索を実行する
　　　　　　Statement stmt = con.createStatement();
　　　　　　ResultSet rs = stmt.executeQuery("select * from test_tbl");
　　　　　　// 検索結果のメタデータを取得する
　　　　　　ResultSetMetaData rsmd = rs.getMetaData();

　　　　　　// 検索結果を表示する
　　　　　　// まず、表の各列の見出しから
　　　　　　out.println("<body><table border=1><tr>");
　　　　　　for (int i = 1; i <= rsmd.getColumnCount(); i++)
　　　　　　　　out.println("<th>" + rsmd.getColumnLabel(i));

　　　　　　// 検索結果の全レコードを対象とする
　　　　　　while (rs.next()) {
　　　　　　　　// 各レコードについて、全フィールドを表示する
　　　　　　　　out.println("<tr>");
　　　　　　　　for (int i = 1; i <= rsmd.getColumnCount(); i++) {
　　　　　　　　　　out.println("<td>");
　　　　　　　　　　try {
　　　　　　　　　　　　out.println(rs.getObject(i).toString());
　　　　　　　　　　} catch (Exception e) {}
　　　　　　　　}
　　　　　　}

　　　　　　out.println("</table>");
　　　　　　out.println("</body></html>");

　　　　　　rs.close();
　　　　　　stmt.close();
　　　　　　con.close();
　　　　　　} catch (Exception e) {
　　　　　　　　e.printStackTrace();
　　　　　　}
　　　　}
}

　ソースが出来たら、次はweb.xmlに今回のサーブレットの設定を追加します。

<?xml version="1.0" encoding="shift_jis"?>
<!DOCTYPE web-app
　　　　PUBLIC "-//Sun Microsystems, Inc.//DTD Web Application2.3//EN" "http://java.sun.com/dtd/web-app_2_3.dtd">
<web-app>

　　　　<servlet>
　　　　　　　　<servlet-name>hello</servlet-name>
　　　　　　　　<servlet-class>te.HelloSrv</servlet-class>
　　　　</servlet>
　　　　<servlet>
　　　　　　　　<servlet-name>list</servlet-name>
　　　　　　　　<servlet-class>te.DbListServlet</servlet-class>
　　　　</servlet>

　　　　<servlet-mapping>
　　　　　　　　<servlet-name>hello</servlet-name>
　　　　　　　　<url-pattern>/hello</url-pattern>
　　　　</servlet-mapping>
　　　　<servlet-mapping>
　　　　　　　　<servlet-name>list</servlet-name>
　　　　　　　　<url-pattern>/list</url-pattern>
　　　　</servlet-mapping>
</web-app>

　設定が出来たら、Ｔｏｍｃａｔを実行させて、実際にテーブルの内容が表示されるかどうか確認します。

今回は１件しかデータを登録していないので、このような内容になりました。

　これで、サーブレットからのデータベースの操作も確認が取れました。ただ、今回のサーブレットはデータベース接続をサーブレットの中で確立していますが、これは時間がかかるため、実際の開発ではあらかじめデータベースの接続を確立しておいて、それを利用すると言う方法がとられています。
　今回は、とりあえずデータベースへの接続が出来るかどうかをチェックするために、サーブレットの中にデータベースの接続処理をいれました。

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