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last update 05/06/06

 

 

2004.12.23
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3. 主回路図
3.1 UL時

3.2 各部設計
出力段
6V6

最大定格

プレート電圧 315V
プレート損失12W(設計中心最大定格=RCA、GE)、14W(絶対最大定格)
スクリーン電圧285V:損失 2W

ビーム管結線 プッシュプル使用時の、Ep−Ip動作曲線にロ−ドラインを引き最適なプレ−ト負荷を決めます。
Ep=285VにおいてEc≒▲19V、アイドリング30mA前後を与えるとプレート損失がPd=9Wとなり定格Pd=12Wにおさまります。この近辺の動作曲線がありませんので、250Vでロードラインを引き、補正をかけます。
UL動作 UL動作例のデーターは発表されていません。また300Vあるいは285V付近のEp−Ip動作曲線が見当たりません。
3.3
ヘッド
ドライバー段

 

初段6NP1、ドライバー段5687の、3極管構成のアルテック型です。
位相反転段は、高ゲイン型となっています。

3.4
電源部
  

  

  

 

 パワ−部の電源は山水P−44B 280V 180mAを両波整流し、直後に100Ωの抵抗を直列にいれ、チョークインプットの代わりに抵抗で代用しました。 この後、リップル用電解コンデンサ380ufとなっています。2次側285V/275V程度を得ています。(xxx V / yyy V 、は前が無信号時、後ろが最大出力時です)

こうするとおおむね、トランスの表示電圧付近の+B電圧が得られます。トランスにも負担が少なく、整流管の内部抵抗と同じくらいの係数にしておきます。
 C電源ですが6.3Vヒーター巻き線を2本直列にし、真空管バイアス用として-19Vを作っています。 
 なおP44Bは30年位前からあったものを、エンパイアチューブや引き出し線など交換しリストアしました。もう一回り小さくても問題ありませんが、余裕があると熱くなりません。