日記(2018 年 9 月)

昼は外でうどんを食って帰ってから昼寝を２時間ほどした。夕飯を食って風呂に入って午後１０時ごろ寝る予定だ。眠れるだろうか。

近くに洋食屋がある。シェフはベトナムやブラジルなどの海外の在外公館で腕を振るっていたことがあるという。きょうはその洋食屋に行ってきた。デザートを勧められたので、ベトナム風ぜんざいというのを頼んでみた。ぜんざいといっても、餡が入った甘くて熱い汁に餅が入っているようなものではなく、緑豆とココナツミルク？が入っている冷たいぜんざいだった。このぜんざいは風味豊かで、ふだんよりゆっくりと、慈しむように食べた。

俺は酒飲みだが甘いものも好きで、油断しているとどんどん甘いものを食べてしまう。おなかもどんどん膨らんでいる。どうしよう。

食堂で飯を食っていたらハエが室内を飛んでいた。さあ、どうするか。
客としては、追い払いながら食べるだろう。わざわざ店員を呼ぶことまではしない。
店員の立場だったらどうすらだろう。私にはわからない。
もし私が店員で、客から「ハエが飛んでいます。なんとかしてください」と言われた場合、どうすればいいのだろうか。

ハエタタキはご法度だろう。叩くと落ちてしまい、却って被害を拡大させてしまう。
殺虫剤を撒くのもおかしい。殺虫剤のにおいは料理に悪影響を与える。
トリモチのついた柄でからめとるか、あるいはハエトリガミを出す。前二者に比べればよい案とは思うが、そのようなものは普段用意されているのだろうか。最近は粘着剤シートがあるローラーが床掃除用にあるから、それを使うのがよいかもしれない。

気になってインターネット上で調べたら、店員としてだったら「新聞紙をもってきて丸めて戦う」のがよいそうだ。この場合の戦う、というのはその場でたたくということのほか、室外に逃がす、ということも意味しているだろう。

客としてとんでいるハエを見つけた場合は気にしないことにしている。それが精神衛生上、もっともよいような気がしている。

勤務先で９月までにやります、と約束したことがまだできていない。もう間に合わないので約束を破ることにした。
ところで、なぜ約束は破るものなのだろう。いや、破ることがいいということではなく、なぜ約束ということを果たさないことに対して「破る」とか「破棄する」とか「反故にする」とか、そういうことばを使うのだろうか、ということだ。そしてその反対は約束を「守る」とか「果たす」とか「実行する」とか「履行する」とかである。そのようなことばとことばのつながりに関する学問はきっとあるのだろう。

某所にての飲み会の後、別の某所に行きピアノを弾いた。といってもほとんど私は聞き役で、弾いたのはただ１曲、バッハの２声のインベンションの第6曲（ホ長調）である。この曲がきちんと弾ければそんなに酔っ払っていないことがわかるという、まあリトマス試験紙のような曲である。バッハには申し訳ないが、そんな使われ方がする曲があってもいいのではないか、と思う。

この日は雨が強く、職場から近場の店ですませなければならなかった。ちょうど気になっていた店があったので同僚を誘って食べに行ったのが軽食店だった。私はパニーニを頼んだ。丸型のパンに肉系の具材を挟んだモノが一個来た。パニーニは複数形だから一個しかなければパニーノが正しいのではないかと思ったが、どうもそうではないらしい。そういえば、オーケストラに欠かせない打楽器、ティンパニは複数形で、単数形はティンパノである。だが、オーケストラで一つしかないティンパノをみたことがない。そういうわけだから（何がそういうわけなのか）1個でもパニーニでいいことにしよう。

私が持っている本には、たいていカバーをかけている。書店がかけてくれるカバーもあるが、たいていは自分がカレンダーから切り抜いた写真をカバーにしている。そのなかで異色なのは、昔の人工知能学会誌を送ってきてくれる時の封筒を使っていたときのものがある。判型がB5判だったときは青色で、判型がA4版になったときに黄色にかわった。そのうち封筒も紙からビニールになり、そうなったらカバーとしては使えなくなりすぐに捨ててしまった。そしてそのうち人工知能学会も退会してしまった。昔、人工知能学会に入っていて一番お世話になったのは、論文の解説でも、最先端の知識でもなく、この封筒を利用したカバーだったといえる。

それで修理というのは、何年も使っていると折り目が弱くなってくるので、そこを補強する作業である。内側に折りたたまれた部分で使わないようなところを切り抜いて補強の紙を作り、折り目が弱くなったところに糊をつけて、補強の紙を貼る。こんなことなんか修理の範疇にも入らないし、何の得にもならないけれど、ついやってしまうのだな。

少し離れた場所にある大工道具の店に行って、レンチを買った。頭の径が１３ミリのボルトを締めるためである。高いところについているボルトの着脱に使うのでボックスドライバー（ナットドライバー）型のがほしかったがあいにくとそのような品ぞろえはなかった。そのかわり、ねじの進む向きと柄がなす角度を可変にできるレンチがあったので、それを買ってみた。うまく使えるだろうか。

風呂掃除をした。昨日、フォーレのCDを3枚も買ったのは、この難行苦行に耐えるための事前の自分へのごほうびだった、というわけだ。

フォーレの曲が入っているCDを3枚も買ってしまった。
・ヴァイオリンソナタ第2番ホ短調（千々岩英一、上田晴子）
・レクイエム、バビロンの川のほとりでほか（パーヴォ・ヤルヴィほか）
・三重奏曲（クラリネット版）、ピアノと弦のための四重奏曲第2番ほか（クングスバッカ・ピアノ三重奏団）
感想は追って記す。フォーレって、いいなあ。

「金曜日」という週刊誌を購読している。読んでみた感想をつづる。
長崎の路面電車参照。

少し寝不足なのか、会議中に眠ってしまった。最近は居眠りを極力しないようにしていたのだが（そしてどんな会議も眠れないぐらい問題が山積している会議だったのだが）、今回は誠にうかつであった。これからは昼に必ず眠りをとるようにしよう。

きのう八重洲でご一緒した M さんから、「BABYMETAL は聞きましたか。いいですよ」と勧められた。そう、前回にお会いした時も言われたのだ。すっかり忘れてしまったので、YouTube から探して聞いた。いやあ、確かにいいですよ。ボーカルは力強くて迫ってくるし、わきの踊りもはまっている。バックも安定している。メタルというだけで敬遠していた私が恥ずかしい。

八重洲室内アンサンブルの記念演奏会に行った。創立４０周年である。めでたい。私は舞台には乗らず、もっぱら裏方としてうろちょろしていた。音楽に真摯に取り組んでいる皆さんの姿を見て、私もがんばらなければと思った。

買い物に行って、シャツ一着、靴一足、ズボン二足を買った。ズボンは一度に二足を買ったが、二足の草鞋を履くわけではない。ちなみに買った店で、初めてスマホの会員登録というのをやってみた。こうやって私は文明に毒されていく。

浦和で音楽教室の発表会があったので聴きに行った。私が聴いたのは、クラリネットやトロンボーン、アルトサックスの生徒や先生の演奏だった。うまい人もいれば、伸びしろがある人もいる。いずれにせよ、みな一所懸命練習していることはよくわかった。かくいう私は練習をしているのか、努力をしているのか。そういった意識に苛まれ、ついぞ落ち着くことはできなかった（ときどき眠っていたけれど）。

昼飯を食べたら、こうした苛まれた気分は消えてしまった。それでも肉体的には疲れていたので、家に帰ったらすぐに眠ってしまった。

勤務先で用事をかいくぐって資料を作ろうとしたが、なかなかできない。要領が悪いこと、おびただしい。なんとかならないものだろうか。自分の話だから、なんとかならないものだろうか、と責任を転嫁するのもよくないことだとは思うが、心の安寧を保つためには最近そう思うしかないのだ。

北千住の駅で天ぷらそばを食べた。狭い店の中はほとんど男で、男たちは必ず七味唐辛子をかけているようだった。

久しぶりに食べる天ぷらそばはうまかった。何がいいかというと、駅そばについてくるさめた天ぷらである。
汁に浸さないと暖かくならないし、浸し過ぎると衣がぼろぼろになるしで、あの天ぷらをどう評価したらいいかわからないのだけれど、
あのチープさは私のような小市民にはよく合っている。

銀行関連で思い出した話をする。

音楽関係の友人である某さんに何かの勢いで手紙を出したら、手紙が返ってきた。どんな内容な手紙を出したか覚えておらず、返事も手元にないのだが、その返事のなかでこんなことが書かれていた「企業に入ると日本人は滅私奉公でまわりを考えなくなる、やりきれない。」当時の某さんは学生だった。

その後、某さんが銀行に入ると聞いて驚いた。しかもその銀行は、で取り上げた、私服で担当者に会いにいった、あの銀行であった（なお、この某さんと、前の記事の先輩とは違う人である）。これには驚いた。銀行といえば、従業員に滅私奉公を強いる企業ではないのか。さらに、当該銀行は銀行業界の中でもその滅私奉公の一番ひどいところではないのか。

その後、この某さんと何度か会った。そのたびに話をするのだが、私から滅私奉公の話をすることはない。最後にあったのはもう15年前になる。

ニュースを見ていたら、中野サンプラザを解体して新しい建物を作るそうだ。
中野サンプラザに行ったのは今まで２回だけだ。1回はホールで某バンドのライブに行ったときだ。もう１回は会社の仲間の何人かと行った。そのときの仲間は私を含めて会社を辞めたがっていて、どんな転職先があるかを調べようとしたときに、中野サンプラザにそんな資料室があるよ、と誰かが教えてくれたので行ったのだった。どんな調べ物をしたのかすっかり忘れてしまった。

先週の水曜日、8月22日にPHSを解約するとともに同日スマートフォン購入を某所に申し込んだ。その２日後、8月24日金曜日に、スマートフォンが送られてきた。それ以降、スマートフォンをいろいろといじっているのだが、なかなかうまくいかない。一部始終を知りたい奇特な方は、をどうぞ。

相変わらず暑い日が続く。本屋で本を買い、家に帰ったあと、眠気を覚え体を横にした。するとあっという間に眠ってしまい、起きたのは１時間３０分後だった。暑いなかでも眠れることだけは我ながら凄いことだと思う。

映画「泣き虫しょったんの奇跡」を見た。
感想をどうぞ。

「失われたブラステルカードを求めて」というページを作った。

関西空港が台風の影響で使えなくなっている。本土と人工島をつなぐ橋は１本しかないので、渋滞しているという。これはネットワーク的に言えば冗長度がないために起きた影響である。

では複数の橋を設置すればよかったのだろうか。それはそれで金がかかる。どうしたものだろうか。

本州と四国を結ぶ橋は３ルートある。なかには橋の作りすぎなのではないかという意見もあったが、ネットワーク的には多ければ多いほどいい。もちろんメンテナンスも大変である。

以前、北海道の室蘭本線が有珠山の噴火で長らく不通になったことがある。このときは、室蘭経由ではなく、小樽経由で、すなわち函館本線のまま（いわゆる山線）函館から札幌まで貨物を輸送していたという。また寝台特急も山線で行っていたという。

そういえば、室蘭本線と函館本線を結ぶ胆振線という路線もあったが、こちらも有珠山の噴火に見舞われ、昭和の時代に廃線となった。一度は乗ってみたかった。

うどんを食べに行った。このうどん屋では、 LINE で友達になると一回だけ割引できる、ということをやっている。私の前の人はレジの前でそれをやっていた。私の場合、LTE の電波が入らず、その先が進まなかったので、割引の提供は見送った。次回は復讐してやる。

大学生でも後半となると就職のことが頭をかすめる。モラトリアムからの脱出は嫌だったが、何もしないでいるわけにもいかない。企業からいろいろな案内が自宅に来るようになった。そんななか、銀行に勤めているある先輩から、話をするだけでもいいからその銀行の採用担当者とあってみないか、と声をかけられた。まあ、会ってみるだけならと応諾して、指定されたその銀行のあるビルに向かった。
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前日、電子顕微鏡のことを書いた。その続きである。
電子顕微鏡で思い出すのは、外村彰博士（故人）のことである。氏は企業の研究所で不遇なポジションにいたが、利用を認められた電子顕微鏡を駆使して世界的な発見を成し遂げた（私はその発見を顕彰して「アハラノフ・ボーム効果」というピアノ連弾曲を作ったほどだ。私に顕彰されても氏にとっては迷惑なだけだろうが）。

日本の電子顕微鏡技術は世界的に見ても優れている、と昔教わったが、今はどうなのだろうか。

学生時代、就職ということを甘く考えていた。いや、いまから真面目に考えろと言われても戻れないから考えても仕方のないことではあるが、昔のことを振り返ってみた。

私は応用物理の出身であるが、専攻分野である応用物理にはまるで興味が持てないでいた。かといって就職するときに金融系に行く気はしなかった。お金に対する本能的な恐怖感を持っていたからだ。また、建設業にも興味がわかなかった。父は建設業の現場で作業をしていたから、その過酷さにはついていけないだろうと思った。さらに、サービス業とも無縁だと思っていた。自分のどこにサービスという概念があるのだろうか。だから消去法で、製造業のどこかに入ることができればいいと考えていた。

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勤務先の楽団で、バーベキュー大会があったので参加した。久しぶりの焼肉と１日だけ禁酒したあとのビールはうまかった。