きょうも休みをとる。近所のスーパーマーケットへズボンとシャツを買いに行く。 久しぶりに普段着を買うので緊張する。 ズボンの腰回りが一回り大きくなっていたので残念だ。
「タンタンの冒険展」を見に渋谷の Bunkamura まで行く。 タンタンの冒険展はどうであったかというと、フランス語はわからないなりに楽しめた。 「タンタンの冒険」の作者はベルギー人。 詳しいことはタンタンのホームページを参照のこと。 昨今は目玉の大きなキャラクターが流行るばかりで私としては面白くない。 その点タンタンは目玉の小さい主人公であるので応援している。 晩飯は近所の料理店で食べる。
つれあいから雑誌を整理するように指摘されたので、 意を決して UNIX USER の1992 年から 4 年間ほどを必要な紙面を残して捨てる。 まだ残りはたくさんある。
昼は初めての料理屋に行く。 味は濃いが、煙草の害はなかったのでまあ落ち着けた、 実は、コーヒーを飲み終わってほっとしたところで、 少し離れたところにいた客のたばこが臭い出したので 席を立ったのである。 きのうに続いて、たまっていた雑誌の処分を継続して行う。
きょうはこどもの日であるが、我が家にはこどもがいないのでほとんど関係ない。 スーパーマーケットでうるさいこどもをジロリとにらんだぐらいだ。 きょうはきついズボンをはいて外に出かける。 スーパーマーケットでランニング2枚組と植物の栄養剤を買う。 雑誌の整理は相変わらず終わらない。必要そうなページをビリビリと引き裂く快感はあっても、 すぐに疲れに変わる。永年の処理をサボってきたつけが回って来た。 基準となる体重からの変位のみを記す。基準体重は明かさない。 今朝は +5.5 kg。
相変わらず雑誌の整理はうまくいかない。 体重 +5.5kg。
きょう見た夢。携帯電話を操作しているうち、その気はないのにうっかり警察に電話してしまう。 慌てて切るが逆に電話がかかってきて「警察ですが、何かあったのですか」と言われる。 なんでもないと言って切ろうとするが、切れない。
きょうは勤務先で、コンサルテーションを受けた。長引いた。 でも、実のあるものだった。こういうコンサルテーションをしたいものだ。 今日は合唱はお休み。
行きの電車で素行の悪いあんちゃんが乗って来た。歌は歌い出すわ、 シャドーボクシングはするわで周りの客は本当に迷惑そうだった。
きょうはコンサートと回転鮨で多大な金を使う。 コンサートの価値も、回転寿司の価値もないなあ。
斎藤雅広のピアノリサイタルを聴きに行った。 演奏中、前に二人のガキが座っていた。 そのうちの小さい方は落ち着きがなく、聴いているつれあいと私ははらはらした。 休憩時間になると、この兄弟は二人ともロビーのテーブルの間を あたかもスキーの大回転のごとく駆け回っていた。駆け回ること自体は危なかったが、 人様の子供を注意するのもはばかられるのでそのまま見るだけだった。しかし、 でかいガキがテーブルの片側に両手をついて飛び上がり出した。 ここで私も怒り、ガキに「やめなさい。倒れるよ」と注意した。するとガキも日本語がわかるようで、 すぐさまテーブルから離れ、母親に向かって逃げた。しかし、テーブル間の走り回りは、 二人とも続けているのだった。 これが会館のロビーでなければ、たとえば森の中の木々を走り回るのだったら、 ガキにとってどんなによかっただろうにと妙に悲しくなってしまうのだった。
今日はフォーレの誕生日である。 というわけでもないが、ヴァルス・カプリス第2番を通して弾いてみた。 当然のごとく弾けないが、練習すれば弾けそうな気もしている。 しかし、その気になる機会は当分来ないだろう。 スカルラッティも少し練習する。
昼は初めての店に入り、ラーメン 600 円を食してみる。ふつうの味である。 店員さんの応対が気持ちがよかったが、二度と行くことはないだろう。 またあしたから 390 円弁当か 500 円のさかな弁当になる。 きょう電車で、昔買って眠っていた成美堂出版の文庫「サイクリング」を読む。 昔私が少しだけ自転車にのってあちこちを旅したこと を思い出し、またどこか遠くに行きたくなった。
今日はきのうに引き続いていつ買ったかすらわからない文庫本を読んだ。 ルソーの「孤独な散歩者の夢想」。岩波文庫でどういうわけか星2つがついている。 私が大学生のころはもう星の数で定価を決めるようにはなっていなかった。 古本屋で買ったのかもしれないし、当時の勤務先の近くの本屋で買ったのかもしれない。 この勤務先近くの本屋は面白かった。 1階はほとんど雑誌で、たまに実用書や新刊本を置いてある。 階段も本で埋っている。 そこを通り抜けて2階にいくと、岩波の文庫本と新書がほとんどの空間があるのだった。 岩波は買い取り制度だから、そういうことになったのだろう。もう処分してしまったが、 オストロフスキーの「鋼鉄はいかに鍛えられたか」を確かにここで買ったのだった。 さて、この「夢想」はどうも全部は読み通してはいなかったようだ。 最後の数章を残した位置に栞があったからである。 久しぶりに読むことにした。電車の中で残りを読んだ。心にしみる個所がいくつもあった。 この本をいつどこで買ったかは覚えていないけれど、どうして買ったのかは未だに覚えている。 ある塾でアルバイトをしていたとき、年上で政治学を研究している講師の方が、 ルソーの著作のなかで推薦したのがこれだった。ちなみに、私はルソーの他の著作は全く読んでいない。
清水義範の「大名古屋語辞典」を読む。
井筒俊彦の「マホメット」を読む。
きょうは久しぶりに聴衆の前で発表する。さすがに緊張する。 もっと準備をしておけばよかったなあと反省することしきりである。 今日は「経理の仕事が面白いほどわかる本」を電車で読む。 明日は網戸の交換に伴う新方式網戸の説明会があるので、これに出かける。
C マガジン、中小企業白書、ドイツ語講座、ドイツ語会話のそれぞれの本・雑誌を買う。 ある方のお宅に伺い、パーソナルコンピュータについての相談に応じる。 どんな質問が来るかわからず、自分が鍛えられる。
今日は何をしたのか思い出せない。
秋葉原駅で通勤途中階段を登っていたら後ろの男の人に注意された。 「傘は前に向けて歩きなさい」。
後藤明生の「首塚の上のアドバルーン」を読む。 古文が出てくるところ以外はおもしろい。古文が出てくるところは飛ばして読んでいる。
この日は本当にたいぎかった。なかなか仕事ができない。 そういえば一週間ぐらい前に出身学科から同窓会の請求書と同窓会便りが来ていた。 私は一度請求書をいくらか払っていた(ような気がする)が、請求書にはその分が考慮されていない (ような気がする)ので、ずっと払っていない。それなのに、何年かに1回、名簿を送ってくる。 よくわからない。同窓会には金を払いたくない。 しかし、私に連絡をとらないといけない奇特な同窓生がいるかもしれない。 そのため、自分の居場所が変われば送るようにしている。 もちろん、総会は欠席する。さて、同窓会便りを見ていたら、 「この学科の出身者ならブリュアンゾーンの意味もわからなくてどうする」 という現役先生のお叱りがあった。 もちろん、私にはわからない。固体物理で、ある種の領域を表したものだったろうか。
献血に行く。夜は初めてダイエット発泡酒を飲む。
体重 +4.5 kg。ダイエット発泡酒と献血の効果があってか、少し体重が減った。 電車で読んだ本は、清水義範の「日本ジジババ列伝」。
今日行った八重洲の練習で、楽団員の方から「何か演奏会でピアノを弾いて下さい」と言われる。 正直なところ、悪い気はしない。しかし、どんな曲が弾けるのかを考えると、頭がいたい。 以前にも八重洲室内アンサンブルでは、いろいろな曲を弾いている。今度はどうしようかと考えた。 たとえば、バードやギボンズはどうだろうか。以前ギボンズは弾いているので、もういいかもしれない。 バッハもいいが、既に2台のヴァイオリンのための協奏曲というメインディッシュがある。 わざわざぶつけることもないだろう。スカルラッティも前々回で弾いた。 ハイドンはいいかもしれない。ただソナタ全曲は長過ぎる。 ソナタの一部分だけを取り出して弾くことを私は好かない。 モーツァルトは自分の如何わしさがばれるばかりだから、いつも遠慮している。 ベートーベンも、いつかは弾いてみたい曲がある(Op. 26など)が、 長さの理由と腕の理由でやはりこれも弾けない。 ウェーバーやメンデルスゾーンのピアノ曲は、積極的に弾きたいとは思わない。ただし、 メンデルスゾーンの無言歌は、ひょっとすると後の機会に弾くかもしれない。 シューベルトがいいかなと思っている。D.958 を本格的に練習したいのだが、まだ先だろう。 即興曲の中から 1 曲がいいだろうが、楽譜は実家に置いたままだ。 シューマンは、安い全集が現在の住まいにあるが、 未だにシューマン嫌いであるから弾く気がしない。前々回にトロイメライを弾いたのは気の迷いである。 ショパンもそろそろ練習してもよいかもしれない。舟歌や、夜想曲の一部、スケルツォ3番、 幻想ポロネーズ、前奏曲嬰ハ短調など。しかし、これらもまだ、弾いてはいけないような気がする。 なんといっても八重洲の本番にはプロのピアニストが来るのだ。 リストにいたってはほとんど曲を知らない。止めておくべきだろう。 北欧(グリーグ、シベリウスなど)、スペイン(アルベニス、グラナドス、ファリャなど)、 ロシア(スクリャービン、ラフマニノフ、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチなど)は、 曲を知らない。なお、チャイコフスキーの「四季」はいくつか練習したことがあり、 ひょっとしたら受けるかもしれない。 フランスの曲であれば多少は詳しい。とはいえ、サン・サーンス、シャブリエ、サティといった あたりはとんと無知である。フォーレは今でも弾きたい曲は多いが、既にヤエスでさんざんやったから、 もういいだろう。ドビュッシーは練習曲が好き(特に「アルペジオのための」がよい)だが、 腕がない。ラヴェルは「クープランの墓」を弾くことも考えたが、今ではアマチュアピアニストでも 多くこの曲を弾くので、わざわざ弾く気にはもうならない。「ソナチネ」もいいが、 こちらは全く練習していない。 ということで全く決まらない。
きのうの続き。八重洲の演奏会で弾けそうないい曲はないかと本棚を探した。 どういうわけか、パーシー・グレンジャーの作品集が出て来た。 みんな面白そうだが、最初に載っている「ストランド街のヘンデル」はどうだろうか。 これも昔買ったアムランの演奏を久しぶりに聞いてみた。かっこいい。 私には弾けないかもしれないが、やってみる価値はあるかもしれない。 あと、いきなり出て来た楽譜に、ヴィラ・ロボス作品集があった。 こちらはブラジル風バッハほかいくつかあるが、絶対的にリズムがとれない私には 難しいものである。
今日は魚屋で鮭の弁当を買う。公園で食べていると、猫が寄って来た。 しかし私は心を鬼にして弁当の一切れもやらなかった。猫は寂しそうにしていたが、 やがて意を決して、私が地面に落とした鮭のひとかけらをなめて、立ち去った。 なお、今日の夕食も鮭だった。つれあいに、自分の昼飯を聞かれたときにさすがに口籠っていたが、 つれあいは鋭い直感で私の昼飯が鮭であることを見抜いたのだった。なんということだ。
ふと気になって中小企業診断協会のページを見てみると、 「中小企業診断士のキャッチフレーズ」募集とあったので、ない頭を絞って少しだけ考えた。 実際に送ったのはここには書かずにおく。 休みの日だったか、電車に乗ってきちんと隣をあけて詰めてすわったら、 その明けた隣に座ってきたのはどうしようもなくたばこくさいおじさんだった。 正直者は損をする。 今日の電車では、清水義範の「虚構市立不条理中学校」を読む。おもしろい。
合唱団 N さんの送別会。私は、モーツァルトのオルガンミサの伴奏、 「千と千尋...」で有名になった「いつも何度でも」の伴奏、「花の街」の伴奏をした。 「花の街」を聞くと、この曲を初めて習った中学時代のういういしい気分を思い出す。
電車で、都留重人の「現代経済学の群像」を読む。 やはり、コンピュータの本を読むべきなんだろうな。
体重 +5.5kg。きょうは魚屋弁当で、鯖の味噌煮を食べる。 世の中ではワールドカップなるものが流行っているようだが、私にはよくわからない。 だいたい、スロバキアとスロベニアの区別もつかなかった。 欧州の地図を見て初めて違う国であることがわかったくらいだ。 今からウン十年昔に共通一次テストで地理を受けたとはとても思えない。 もちろん、そのころはチェコとスロバキアは一緒の国だったし、 スロベニアもユーゴスラビアの中の国だったから当時と違う、というのは簡単だけれど。
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