統計用語集

作成日 : 2024-12-27
最終更新日:

以下の記述で特記なきものは「実験計画法―方法編―」に基づく。

因子
factor
実験計画法では、応答が決まると、次にそれに及ぼすと予想される変数を決める。これを因子と呼ぶ。因子には、長さ、重さなどの定量的な量的因子(quantitative factor)と、 機械の種類、原料のタイプなどを識別するために用いる質的因子(qualitative factor)がある。 「応用実験計画法」 p.17 では、収量などの目的特性に影響する無数の原因のうち、すべてを含めて要因と称し、 その中で実験で取り上げ、影響の有無や程度を知ろうとする要因を因子、あるいは実験因子と呼ぶ、としている。
応答
response
実験計画法では何らかの形で結果を表現する指標を設定する。その結果を表す指標を応答または特性と呼ぶ。
効果
effect
因子の水準を変えたときに応答が変化する量。
交互作用効果
interaction effect
複数の因子が組み合わせられることで現れる効果。
主効果
main effect

ある因子単独での効果。

水準
level

因子についての具体的な設定値(条件)。

処理
treatment
因子の水準によって決まる実験の条件、あるいは複数因子の水準の組合せによって決まる実験条件。

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MARUYAMA Satosi