制約のある正規分布モデル

制約のある正規分布モデル

作成日:2009-05-01
最終更新日:

あるデータが、所与の正規分布にあてはまるか否かを判定する。

例題:ある板状の製品は、機械が正常な場合、厚さの測定結果が平均 1cm 、標準偏差 0.01cm の正規分布に従い生産されることがわかっている。 あるとき、20 個の製品を無作為に取り出して厚さを測定したところ、 次のデータが得られた。機械は正常といえるか。

0.999 1.013 0.974 0.993 0.989
1.001 1.008 1.003 0.989 1.009
1.001 0.977 1.023 0.994 0.988
1.005 1.006 0.995 1.003 1.027

答:「コピー」ボタンをクリックすると、上記例が左下の欄に入力される。 「計算」ボタンをクリックすると、右の欄にAICが表示される。 最もAICの低いモデル、すなわち最もよいモデルは、 (μ0, σ2)であることがわかる。 これは、平均は正常データに等しいが、標準偏差が正常データとは異なる、という結果が もっともらしいということだ。すなわち、機械は異常である、といえる。

モデル制約自由パラメータ数AIC μの推定値 σ2の推定値
0, σ02) μ =μ0
σ2 = σ02
0
0, σ2) μ =μ0 1
(μ, σ02) σ202 1
(μ,σ2) 2
平均 標準偏差

データ

式は次のようになります。

AIC( μ0 , σ0 2 ) = n [ log 2π + log σ0 2 + 1 σ0 2 { ( μ0 - μˆ ) 2 + σˆ2 } ] AIC( μ0 , σ 2 ) = n [ log 2π + log { ( μ0 - μˆ ) 2 + σˆ2 } + 1 ] + 2 AIC( μ , σ0 2 ) = n [ log 2π + log σ0 2 + σˆ 2 σ0 2 ] + 2 AIC(μ,σ2) = n [ log 2π + log σˆ2 + 1 ] + 4

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MARUYAMA Satosi