携帯電話について

作成日: 2002-02-22
最終更新日:

なぜ携帯電話が嫌いか

ここの項もこっそり書く。

携帯電話そのものが嫌いなのではない。それを使う人の心がけがあまりよくないからである。 私が買ってしまうとその心がけのよくない人になりそうだから、使いたくない。

今気になっているのは、心臓ペースメーカーに与える影響である。 ペースメーカーから携帯電話を 22 mm 離せばほとんど影響はないという。 だから携帯電話は心臓ペースメーカーに悪影響を与えるというのは都市伝説である(信憑性が低い)、 という人もいる。物理的、実証的にはそうかもしれない。 しかし、心理的にはそうでもないだろう。まさしく、心臓に悪いのだ。 私はかつて不整脈が頻発していたことがあった。 カテーテル・アブレーションや薬のおかげで今は治まっているが、 そんなこともあってペースメーカーは他人事とは思えないのだ。

あと嫌なのは、呼び出し音だ。単調なプルプルいう音は最近耳にしない。 最近はみんな「着メロ」になっている。聞きたくもない質の悪い音楽を聞かされるのは迷惑だ。 ああ、やだやだ。

携帯はなくても困らない

私は携帯を持っていなかったので、変な目で見られたことは2回ある。 どちらも外で待ち合せをするときだった。ただ、私は別に困らなかった。 1回は先方が携帯を持っていたのでこちらから掛ければいいだけだった。 もう1回は、古典的に「○○駅で午後8時」というように決めてそこで落ち合ったのだ。 かように、私が持っていなくても、人が持っていればなんとかなる。 車の場合もそのように切り抜けてきた。

携帯はかける側も高い

携帯は自分で受けたりかけたりする時には高い料金を取られるだろう、というのは 予想していた。一方、固定電話から携帯電話にかけるのはふつうだろうと思っていた。 ところが、つれあいがある人の携帯電話にかけたところ、高い電話料金を請求された。 この後、つれあいはますます携帯電話嫌いになってしまった。

誓いを破る

そのようにして、私たちは平和な世界を作ってきた。 しかし、携帯を持たないという信条を破ってしまう日が来た。

中小企業診断士の実務補習の初日、先生が「携帯電話を持っていないやつがいる」とつぶやいた。 私のことです、と返事をすると、「今どき携帯を持たないと仕事ができないよ」と凄むのだった。 この一言で観念した。仕方がないが携帯電話を買わなければ。 これをつれあいに話すと、「必要だったらいいんじゃない」といったが、少し後で 「中身がないからすぐそうやって形から入っていくんだ」とか、 「みんなと同じじゃ無いと気が済まないんでしょ」とかいった挙げ句、 「家庭が顧みられことなく個人ばっかりが妙に尊重されてしまうのが携帯電話のせいだ」 とまで息巻くのだった。

携帯電話は買いにくい

実務補習の根城にしていた場所から近くの電気屋に携帯電話を見に行った。

私「携帯電話を探しているんですが」
店「ドコモのは即納できますよ」
私「ドコモは迷惑メールが多いし、つながりにくいし、音質がよくないと聞いてますから」
店「じゃあ J-phone ですか」
私「J-phone は若向きだからわたしのようなおじさんには合わない。au でいいです。」
店「ではこのあたりですね」
私「一番安いのはどれですか」
店「これです」
私「じゃあこれにする。身分証明が必要なんでしょう」
店「免許証です」
私「私は免許証を持っていないんです」
店「じゃあ保険証と公共料金(電気・ガス・水道・固定電話など)の請求書を持ってきて下さい」
私「わかりました、明日来ます」

携帯電話はコンピュータより買いにくいものだというのがよくわかった。 そして、この国は免許証で動いているのだとつくづく思った。

翌日来て最初選んだのはタダの機種だった。しかし、これは加入料に 3000 円取られる。 すると店の人がいうには 「マイナス 3000 円の機種もありますよ。これは加入料がタダということです」 私は少し迷ってこのマイナス 3000 円の機種にした。2種類あったが、 そのうちの一つは Bluetooth 対応のものがあった。 これを使いこなせれば一応情報処理屋としてかっこうがつくので、こちらを選んだ。 今はこのように安い機種でも、一応カラーである。びっくりしたなあ、もう。

やっぱり使いこなせない

実務補習の班員に携帯電話を買ったことを話した。すると、みんなは「じゃあ電話をかけて」 なんのことかと訝ったが、こういうことだった。 電話を鳴らせばどこからかかったかが記録されるから、 その電話番号を名前と合わせて記録しておけば番号を間違えることなく登録できる、 そういう意味だった。私は未だに登録の仕方がわからない。

電話がないかと思って待ち受けにしているとそのまま電池が切れてしまったこともあった。 大きな鞄に携帯を入れていたために、 鞄の中で鳴り出してその鞄の中のどこかを探しているうちに電話が切れてしまったこともあった。 折り畳みのタイプではないため、 小さなかばんに待ち受け状態で入れておいたら、 ボタンが勝手に押されてしまったこともあった。まさに、 「心がけのよくない人」に私自身がなってしまった。

やっぱり使いこなせない。スカンジナビア諸国で携帯が普及しているのは非常用というから、 私も非常用として使うつもりだ。

やっぱり使いこなせない

結局、私は非常用として使うことはなかった。毎日勤務先から帰るときに、 自宅に連絡する利用法がほとんどだった。 これだけだと、基本料金で使える通話分が余ってしまう。 ということは、 携帯はあれば便利なのだが、なくてもよさそうだ。 それでも解約手続きをする面倒さに結局ずるずると使い続けていた。

そんなあるとき、ふとした縁があり、 須田帆布という、 カバン屋のホームページを目にした。 ここの掲示板を見て、面白いやりとりがあった。 カバンに「携帯電話用のポケットがあるといい」 というお客さんにたいして、 店主が、もっていたけれど使わなかったのでおさらばしたこと、 だから携帯電話用ポケットのアイディアが浮かばない、 それで携帯電話用ポケットを作ったカバンは作らないと答えている。

私はこれを見て、ああそうだ、おさらばしてもいいのだ、と決心がついた。 そこで、2004年12月4日解約した。解約した分で浮いた金は、 新たなインターネットサービスのために使う予定だ。

なお、新規購入は代理店がたくさんあるのでホイホイできるのだが、 解約は代理店ではできない。解約をしようと代理店を2軒回ったがどちらも断られた。 ただ、2軒めでは、解約ができる au の店を教えてくれたので、無駄に捜すことはなかった。 解約手続きは簡単だった。受付も事務的だった。理由は「しばらく使わないから」に印をつけた。 (2004-12-04)

その後の携帯電話

携帯電話を使わなくなって 4 年経つ。余り困らない。 中小企業診断士としての仕事をしていない、ということの証明でもある。 なお、前項で書いた、新しいインターネットサービスとは、 marinkyo.que.jp ドメインを取って、CGI をできるようにしたことを指している。 (2008-12-27)

再度持つ

勤務先での事情により、再度携帯電話(正確には PHS )を買った。写真も撮れるが、基本的には通話と電子メールだけである。 携帯電話にしなかったのは、携帯は電波が強いためである。中継局で電波障害を起こしている人がいると聞き、 因果関係は明らかではないが、その電波障害に加担したくなかったためである。 さて、毎月のしかかる携帯料金の分、どこかで節約しないといけない。困った。 ( 2015-06-27 )

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MARUYAMA Satosi