ジョセフ・ロットマン:ガロア理論

作成日 : 2024-07-18
最終更新日:

概要

「序」から引用する

この小冊子はガロア理論の基本的な結果―基本定理,5 次方程式の不可解性,代数方程式がベキ根によって解けるための特徴づけ,応用,低次多項式のガロア群 ― を効率よく明快に教えるように計画されている.(後略)

練習問題が本文中にある。解答はない。

感想

p.27 から始まる「第5章 素イデアルと極大イデアル」には、次の定義がある。

【定義】環 `R` のイデアル `I` は,`I != R` でありしかも `ab in I` ならば`a in I` または `b in I` が成り立つとき,素イデアルと呼ばれる.

p.28 では、次の定義がある。

【定義】環 `R` のイデアル `I` は,`I != R` でありしかも `I` $ \subsetneq $ `J` $ \subsetneq $ `R` となるイデアル `J` が存在しないとき, 極大イデアルであるという.

こうやって定義を書き写しているのは、木村俊一の「ガロア理論」の記述を理解したいと思ったからだ。

情報数学の基礎でもそうだったが、昔の本はそっけない書き方なのだなあ、とつくづく思った。

数式の記述

数式表現は ASCIIMathML を、 数式表現はMathJax を用いている。

書誌情報

書名 ガロア理論
著者 ジョセフ・ロットマン
発行日 1997 年 11 月 25 日
発行元 シュプリンガー・フェアラーク東京
定価 2500 円(税別)
サイズ
ISBN 4-431-70755-7/td>
NDC

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MARUYAMA Satosi