「序」から引用する
この小冊子はガロア理論の基本的な結果―基本定理,5 次方程式の不可解性,代数方程式がベキ根によって解けるための特徴づけ,応用,低次多項式のガロア群 ― を効率よく明快に教えるように計画されている.(後略)
練習問題が本文中にある。解答はない。
p.27 から始まる「第5章 素イデアルと極大イデアル」には、次の定義がある。
【定義】環 `R` のイデアル `I` は,`I != R` でありしかも `ab in I` ならば`a in I` または `b in I` が成り立つとき,素イデアルと呼ばれる.
p.28 では、次の定義がある。
【定義】環 `R` のイデアル `I` は,`I != R` でありしかも `I` $ \subsetneq $ `J` $ \subsetneq $ `R` となるイデアル `J` が存在しないとき, 極大イデアルであるという.
こうやって定義を書き写しているのは、木村俊一の「ガロア理論」の記述を理解したいと思ったからだ。
情報数学の基礎でもそうだったが、昔の本はそっけない書き方なのだなあ、とつくづく思った。
数式表現は ASCIIMathML を、 数式表現はMathJax を用いている。
書名 | ガロア理論 |
著者 | ジョセフ・ロットマン |
発行日 | 1997 年 11 月 25 日 |
発行元 | シュプリンガー・フェアラーク東京 |
定価 | 2500 円(税別) |
サイズ | |
ISBN | 4-431-70755-7/td> |
NDC |
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