金森順次郎・米沢富美子・川村清・寺倉清之 : 固体 - 構造と物性

作成日 : 2024-07-07
最終更新日 :

概要

「まえがき」から引用する :

この巻は,固体で代表される原子の凝集体について,現実の物質に即して,基本的な概念と研究の現状を紹介する意図で執筆された.

感想

凝集体

さきほど引用したとおり、本書では固体で代表される原子の凝集体について紹介されている。ということは、固体でない原子の凝集体があるということなのだろうか。 そういえば昔、ガラスは固体ではなく、非常に粘性の高い液体だということを聞いた。きっと、ガラスのような物質も凝集体としていいのだろう。

表面

7章は「表面・超微粒子」である。ここの 7-2 節「表面再構成」や 7-3 節「 Si 表面の (7 × 7) 構造」を見て、そういえば昔回折像を見たことを思い出した。p.210 には、 高柳が提唱した DAS 構造 とある。高柳とは、髙柳邦夫のことである。この DAS 構造の提唱が 1985 年であり、また少し前の章によれば C60 (いわゆるフラーレン)の発見も 1985 年のことであった。

現代物理学叢書

数式記述

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書誌情報

書名 固体 - 構造と物性
著者 金森順次郎・米沢富美子・川村清・寺倉清之
発行日 2001 年 3 月 15 日 第 1 刷
発行元 岩波書店
定価 4000 円(本体)
サイズ A5 版 ページ
ISBN 4-00-006755-9
その他 現代物理学叢書、草加市立図書館にて借りて読む

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MARUYAMA Satosi