関根 正雄(訳):旧約聖書 詩篇

作成日: 2018-01-04
最終更新日:

概要

帯より

詩篇は旧約文学書の代表であり,ヘブライ文学の精華である. 集める伝承のうた 150 篇,北西セム語研究の成果をふまえた決定訳.

なぜ買ったのか

私が買ったのは 1986 年、勤務先の合唱団に入ったころではないかと思う。 そのときの合唱団は少人数で、日本の歌などを歌うどころではなかった。そこで、バロック以前の歌をよく歌っていた。 たとえば、パレストリーナの「バビロンの流れのほとりで」を歌った。 歌詞はラテン語だったので、意味を知りたいと思って詩篇を買ったのだった。 ちなみに、この歌は詞全体の第2節までである。

読んではみたが、結局わたしの読解力では良さがわからなかった。 ラテン語の詞も載せている。

イスラエルとは

詩篇第129番は有名であるが、定訳とされる「朝より夜にいたるまでイスラエルは主に希望すべし」、 という個所はどのようになっているのだろうか。

わが魂は夜番が朝を待つにまさり、
しかり、夜番が朝を待つにまさって
主を待っている。
イスラエルよ、ヤウェにすがれ。

こうなんですね。結局イスラエルってわからなかったのだけれど、イスラエルの民のことなのでしょう。

参考

書誌情報

書 名旧約聖書 詩篇
訳 者関根 正雄(訳)
発行日1973 年 11月16 日 第1刷、1986 年 11 月6日第8刷
発行元岩波書店
定 価600 円(本体)
サイズp.425; 15cm
ISBN
NDC193.33

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MARUYAMA Satosi