帯より
詩篇は旧約文学書の代表であり,ヘブライ文学の精華である. 集める伝承のうた 150 篇,北西セム語研究の成果をふまえた決定訳.
私が買ったのは 1986 年、勤務先の合唱団に入ったころではないかと思う。 そのときの合唱団は少人数で、日本の歌などを歌うどころではなかった。そこで、バロック以前の歌をよく歌っていた。 たとえば、パレストリーナの「バビロンの流れのほとりで」を歌った。 歌詞はラテン語だったので、意味を知りたいと思って詩篇を買ったのだった。 ちなみに、この歌は詞全体の第2節までである。
読んではみたが、結局わたしの読解力では良さがわからなかった。 ラテン語の詞も載せている。
詩篇第129番は有名であるが、定訳とされる「朝より夜にいたるまでイスラエルは主に希望すべし」、 という個所はどのようになっているのだろうか。
わが魂は夜番が朝を待つにまさり、
しかり、夜番が朝を待つにまさって
主を待っている。
イスラエルよ、ヤハウェにすがれ。
こうなんですね。結局イスラエルってわからなかったのだけれど、イスラエルの民のことなのでしょう。
書 名 | 旧約聖書 詩篇 |
訳 者 | 関根 正雄(訳) |
発行日 | 1973 年 11月16 日 第1刷、1986 年 11 月6日第8刷 |
発行元 | 岩波書店 |
定 価 | 600 円(本体) |
サイズ | p.425; 15cm |
ISBN | |
NDC | 193.33 |
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