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卑弥呼の鏡はどこへ行ったか

 卑弥呼は贈られた100面の鏡を独り占めしたわけではないだろう。相当数が有力氏族の諸家に配分され、それぞれの家で墳墓に埋納されたり子孫に受け継がれたと思われる。卑弥呼の手元に置かれた鏡は、卑弥呼が死去した際にその墳墓に埋納されたと考えられる。鏡の一部が権威の象徴として代々の後継者に受け継がれたことは大いにあり得る。